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58歳のオジが、1人海外旅行へ行く件。アンコールワットへ行ってきたよ。12

さて遺跡群のレポートを更に書こうかと思いながらなかなか筆(?)が進まない!何故なら、先のレポートでも書いた様にとにかくここは、筆舌に尽くしがたいんだ。まず、一つ一つの寺院遺跡は広い。そのかたちは正方形で、2重~3重の回廊を持つ寺院で外側回廊の大きさは2000mX2000mも有る寺院遺跡が多い

遺跡の入口

だから一人で下調べもなく何となく入っていくと、その回廊の複雑さと、目前に広がるその景色に圧倒される、だから時間を忘れてどんどん歩き回る。

そして迷う、正に迷宮なんだ。目の前には今にも崩れて来そうな石。石。石。

足元は整備された石畳も有るが、崩れたままのガタガタ。油断していると穴ボコで足をグネリそうになる。額から汗をボタボタ落としながら、無心で歩きまわっている自分がそこには居た。

入るぞっ

そして日本の遺跡等と違う事。それは自己責任だ!穴へ落ちてしまおうが、高い所から転落しようが、柵が無いから侵入した所で何か有ろうが、何か有れば自己責任。アンコールワットを含む、全ての遺跡がそんな具合だった。

柵や、制限するロープ、チエーン、は必要最小限しかない、だからこそ目の前に広がる遺跡達にはリアリティーが更に増している。

本当にこれは映画の撮影セットではないのか?なんて思う光景がイッパイ有ったんだ。

テーマパークの入口かと思った

どっかの場所では、前方グループを案内しているガイドさんが、急に倒れた壁の上を歩きだした。 へ?こんな所歩いて良いの?

僕も後ろからそのグループガイドさんと同じルートを歩いた。苔むした倒れた石壁の上を歩く。何とも言い難い景色で有りルートで有った。

こういう場所では、一度はガイドさんの案内を依頼しても良いかもしれない。。。
事実、ケガしない様に歩く事に集中していた事。暑い事。目前の景色だけで圧倒された事、等で帰国後ガイドブックで復習してみると、見落としていた壁画、彫刻、とかね、あれやこれの多い事、多い事。なんだけど、とにかくスゴイので有る!

迷宮では本当に何度か道に迷った。前後左右。東西南北が解らなくなった。

下調べも少なく、適当に歩き回った自分も悪いのであるけど、こんなにも広く、スゲー事になってたなんて思ってなかったのよーーーーー

google map有難う、位置情報有難う、おかげで遭難しなくて済んだぜ。

同じ所、同じ様な場所をクルクル廻って、バターになるところだったぜよ。

でもね、確かに迷ってる時は、ここから脱出できるのかね?という思いも有ったんですが、なんせ、遺跡中を歩き回る事が楽しかったから半分どうでも良かった。

クメール人もこの上を歩いていたんだね

しっかりと予習すれば、入口と出口を決めて効率よく歩けそうな感じですが、ここは、気の向くまま興味がある方へ、人が少ない方向へふらふら歩き回る方が良い気がした。

大きな寺院の周りにも、小さめの遺跡が存在している。それらの雰囲気も良い。

直ぐにでも崩れて来そうな石組の何かには、つっかえ棒が付いてたり、半分崩れていたり、でもそんな場所もさ、出入りは自由だ。スリルと雰囲気満点!!なんだよ!

小さな遺跡

遺跡周辺にはもう地雷が埋まっている事は無いと思うけど、歩く道もそこにはちゃんと有るけど、誰も居ない道を歩いていると何気に足元が気になる

本当に地雷無い?なんて想像しながら時折、汗と共に背中がゾクットする。そんな静寂の中、一人で歩く時間も多く有ったんだ。それは少し怖い時間だったのかもしれない。冒険心がいっぱい。の。

コロナ禍以前、2019年以前からの観光客数はまだまだ回復していないそうだ。

だからどこの場所もストレス無く歩き回って冒険が出来た。今がチャンスかな。3日じゃ足りないよ。

全然足りない。興味しか残らない。又絶対に来たい。長期間滞在したい。そんな感覚が残った。

アンコール王朝、クメール王朝、9世紀頃から長らく続いたこの文明は何だ?

遺跡は、好きだ、そう、僕が住む大阪から日帰りで行ける奈良県に 明日香村が有ります。6~7世紀に発展した飛鳥宮、藤原京~平城京前夜の都宮!

ここでは近年、どんどん新しい何かが発見されています。僕達が小学生や中学生の頃習った内容もどんどん変化している。歴史は変化する。

特に、2000年に発見の亀形石造物や、その近所に有った酒船石、飛鳥宮跡、周辺では新しい発見が続々と有り新事実が!発見されたり想像されたりして興味深いのです。

この場所で発見されたこの亀形石造物と同じものが実は大阪市内に有ります。四天王寺境内の亀井堂というお堂の中に有ります。

調査の結果、この四天王寺に有る、亀形石の方が古い可能性があるという事も解りました。そしてこの亀形石は、現在でも実際に使用されていますからいつでも見る事が出来ますよ。

四天王寺は聖徳太子時代の国家迎賓館的なお寺ですから、当時の都、飛鳥宮に有る物と同じ何かが有っても不思議ではないですよね。。。

四天王寺は、天王寺駅から徒歩15分。通天閣からは急坂を上がる道(上町台地)になりますが、同じく徒歩15分。道中付近は歴史的な場所、建築物も多いですので、大阪観光ついでに是非、お立ちよりくださいませ!!

えーと、アンコール王朝は、日本でいう所の平安時代前頃~から発展したのですね。

世界中の遺跡や歴史痕跡は、新しく発見されて歴史情報がどんどんアップデートされていますから、本当に歴史は面白いですね。アンコール遺跡群もまだまだ発見されたばかりなので、これからどんな新しい情報が出て来るのかが楽しみでも有ります。

アンコール国立博物館にも行きましたよ。

是非、訪れる場所です。入場に際しカメラ撮影は禁止ですが、スマホカメラでの撮影はOKというルールがあります。有料のガイド日本語対応機もあるのでじっくり解説を聞いてみるとよく、歴史、内容が解りますよ!(このガイド機は中国スマホ)

アンコールワットの建立手法等も模型で詳しく見る事も出来ますのでお勧め。です!

レリーフ

ここは手荷物も貴重品以外は持ち込め無くて、ちゃんとクロークで預かって頂けます。身軽に手ぶらで見学出来るよん。良き!

タイのスワンナプーム空港、制限エリア内中央にある、おなじみの乳海攪拌モニュメント像!
乳海攪拌の物語はヒンドゥー教における天地創造神話なそうですが、この壁画がアンコールワット第一回廊にも有り(俺は何と、見逃した!!)博物館では、この物語の解説が見れるのだ!

ヘエ~そうだったのか(ケンミンショー風)そうだったのか。もう忘れそうだけど。。。
恐るべし、乳海攪拌!

館内は冷房が聞いていて超快適なので、暑い遺跡を見廻った後でクールダウン休憩がてら寄ってみてはいかがでしょうか。カフェとお土産屋さんアリマス

最終日に訪れたベンメリアという遺跡だった。

え、随分古そうたけどさ、今さっき崩れたの?って感じの石建造物。バラッっと!崩れたてに見える風景。が沢山そこには有った。バラッとね崩れたて
ホヤホヤ的な。

係の兄ちゃんが、これはライブラリみたいな事を教えてくれたね、書庫、経蔵庫、的な建物。

え?さっき崩れた?

圧倒された。現実感が無い。現実だけど。

そして、平和なこの風景がいつまでもここに残りますように、そして何時でもこの場所を訪れる事が出来る平和な世界が続きます様に。祈る。

お願いします

いつか、ここへ戻ってこよう。
戻ってきたい。



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