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パニック発作と不安感を切り離して考える

1週間のうちに何度もパニック発作になっているとだんだんと自分の発作中に何が起きているのか分析するようになってきました。

すると自分の中で
「バクバクして息苦しくなる」
という身体症状と
「倒れたらどうしよう」
「1人で行くのが不安だ」
「怖い」
と不安になる気持ちとの二つに分けられていることに気づきました。

もちろん、予期不安の「1人で出掛けて苦しくなったらどうしよう」がキッカケで
「心臓がバクバクして息苦しくなる」流れはありますが、
ある時、なにも不安に思っていないのに急に息苦しくなってくる時もあるなと気付いたのです。

また、それとは別になにも考えていない時に漠然とやってくる不安感もありました。
なんだか黒いモヤモヤが体の中心にドヨ〜ンとくる感じ。
変な冷や汗もにじんだり。
何これ?
私、鬱にもなってるの?
と不安が不安を呼び起こします。

そして、その事を主治医に質問しました。

「私の中で発作と不安感は別々のもので、二つあるように感じるのですが…。どちらか一つずつだったら今より楽になると思うのですが、両方ドーンと来られると辛くて…」

すると先生は
「それは凄い発見ですね!」
とおっしゃいました。

人の脳は言葉を考えたりする脳と、大昔から人間に備わっている動物的な脳のふたつに分かれていて、自律神経は動物的な脳で反応しているから言葉で言っても操作できないんだよね。

だから頭の中に犬やネコのような動物を飼っていると思えば良いんですよ。
動物は言葉はわからなくても相手の気持ちを読み取って感じているからね。
だから動物的な脳が反応して発作が起きた時は、自分の飼っている動物に優しく
「よしよし、なにか怖かったんだね、大丈夫だよ」という気持ちで接したら良いよ。
と教えてくれました。

え?動物ですか?!


なんだか、、可愛い…
と感じ、それからは発作が起こる度に自分をトントンしながら
「大丈夫だよ、そりゃ不安だし怖くもなるよね、よく頑張ってるね、大丈夫だよ」
と心の中でつぶやくようにしました。

すると、今まで発作に対して
「またかー」
「またあいつがやって来た」
「もう嫌だー」

と敵対心を持っていた心が楽になり、愛情を持って接するようになったのです。

それからは発作が起こっても少しずつですが以前より落ち着いて対応できるようになっていきました。

予期不安は相変わらずですが、そこは認知行動療法で練習して行くようにしました。

頭の中の動物…皆さんは何を想像されますか?

私がぼんやりイメージしたのは、犬?のような…ふわふわしたピンク色のか弱い小動物でした。

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