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この心療内科なら?

前回、「ここなら認知行動療法をしてくれるかも」と期待して訪れた心療内科で嫌な思いをしてからも、地道に病院探しを続けていました。
すると、車で30分程の場所に
  『ショートカウンセリング/漢方薬』
と載っているクリニックを発見!

ホームページを見てみると院内の写真は温かくてホッコリしている感じ。
なぜ今まで探し出せていなかったのかと不思議に思いながらも、すぐに予約をしようと電話を掛けました。

電話で受け付けて下さった女性はゆっくり丁寧に、優しく症状を聞いて下さりました。
不思議とそれだけで今までの不安や焦りや心配が少し楽になったみたい。
こちらのクリニックは混み合っているようで予約を取れたのは2週間程先の日にちになりましたが、初診の日が楽しみに思えたのは、この時の受付の方が私の不安に寄り添って話を聞いて下さったおかげです。

そして、いよいよ待ちに待った初診の日

私は緊張感MAXでしたがソラナックス(いつもは0.5錠ですが、この日は1錠)を飲んで
1人で行きました。
今思うと、よく1人で行けたなと思うのですが、この時は不安や恐怖よりも"どんなところなのか楽しみ"とか"私の病気を治してくれるかも"という期待の方が大きかったので、勢いで行けたという感じでした。

もちろん、道中で何度も軽い発作が起こり、手の震え、動悸、冷や汗などもありましたが、いつもより多めに飲んだ薬のおかげで無事に辿り着くことができました。

ドアを開けると院内は床やテーブルなどの家具、扉などに木が使われていて、大きな本棚にはたくさんの本が置かれてありました。
そこは"病院"というよりもアットホームなカフェのような雰囲気。
小さい水槽には金魚もいます。
ところどころに観葉植物もあり、お庭にいる感じもして落ち着きます。
なんだかこの空間だけで癒されそう。

受付では、電話対応をしてくださった方が笑顔で奥の待合室へ案内してくれました。
当時はコロナ禍だったので検温をした後に血圧測定と詳しい問診がありました。
後にわかりましたが、受付の方だと思っていた女性は看護師さんでもありました。

私は問診で、パニックが酷くなって来ていて広場恐怖症も出て来ているけど、SSRIのお薬は副作用が強くて飲めなかった事、その事がきっかけでどんな薬を飲むのも怖くなってしまった事などを話しましたが、ずっと真剣に聞いて下さりました。

問診が終わり、しばらく待っていると診察室へ呼ばれ、

「いよいよ来たー」

と、 ドキドキしながら診察室の扉をノックしたのでした。


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