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2019→2020|Sportip 髙久

この写真、珍しくいい笑顔ですw 中さんの笑顔には負けました...
リモートワーカーや業務委託・筑波にいるメンバーなど他のメンバーもたくさんいるのですが、今年は仲間がたくさん増えた年でした。高松さん、潤くん、上田くん、小林さん、速水さん、森脇さん、功刀くん、濱さん、浅野くん、稲山さん、よしき、中さん、三﨑くん、白井さん、そして渉、本当にお疲れ様でした。引き続きよろしくお願いします。そして、投資家の方々や大学関連の支援をしてくださっている方々、NTTドコモベンチャーズの方々その他、全てのSportipに関わってくださった方々、本当にありがとうございます。

ご迷惑をおかけしながらもしっかり進んでいきます。
出世払いにてお願いしますw

特急の電車を待っていてちょうど時間があまったので、2019年の振り返りをします。特に何か有益な記事ではないかもしれませんが、Sportipが気になる..!という方、何やってたんだあいつらと少しでも興味のある方はご覧ください。

2018年の年の瀬、『次の年こそ飛躍の年に!』とか、弊社メンバーに伝えて年を越し、2019年が始まった記憶があります。​

Slackを見返してみると、
下記のように

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って言ってます。
本当に忙しくなった気がしているのですが、ほとんど何も残せませんでした。後述しますが、理想を実現できない1年でした。

ちなみに年末少し前には

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ものすごく先のところまで話をしていました。実際にチャットボットは開発しませんが。w
上記をみて改めて理想から実行へ落としていくこと、その実行のスピードを高めることの難しさを痛感しています。


Sportipとは?

弊社株式会社Sportipは、科学的知見(スポーツやフィットネスなどの知見)とAIをはじめとするテクノロジーを活用して、新たな指導体験やトレーニング体験を提供し、個人の可能性を最大化することを目指す、筑波大学発ベンチャー企業です。

弊社のSportip AIは姿勢を自動で推定することそしてその座標から幅広いデータを取得し、コーチングを行います。
現在弊社は筑波大学と共同でAIの学習データを作るところから、その姿勢すなわち関節を自動で認識するアルゴリズム、そしてそれらから得られる膨大なデータ、そのデータの解釈とフィードバック内容まで全てを作っています。


2019年やったことと振り返り

今年なにをやったか、Googleカレンダーと日報を書いているEvernoteを見返しました。本当に何もできていなくて、焦りの気持ちが大きいです。
下記、月ごとのやったことです。

1月
・楽天アイデアソン→敗北
・ある投資家との面談→断られる
・SSS(埼玉スポーツスタートアップ)の最終選考会 通過

この投資家の方には今年一番お世話になりましたmm
実は2018年年末を含めると、2週間で3回もmtgしています。年末に毎週mtgしていただくことになるとは思っていませんでした..

2月
・スターバーストピッチ
・ランチピッチ

ピッチのレベルがまだまだだった頃ですが、この辺から協業先などと議論を徐々に開始しました

3月
・台湾へ
・NTTドコモベンチャーズへの入居が決定
・MBAピッチ

台湾へ市場調査などを含めて向かっていた際に、渉がドコモベンチャーズの入居ができるかどうかのピッチをしてくれたことを覚えています。結果的に、入居できたので、よかったなとw 確か、通らないとかないよね。とプレッシャーをかけたのを覚えていますw

4月
・NTTドコモベンチャーズ入居
・某企業アクセラ採択

24時間空いていて、飲み物飲み放題、篠原さんのメンタリング受け放題なんてこんなに素晴らしいコワーキングスペースないです。皆さんこちらから応募できます。未来に切り込みましょう一緒に。

5月
・InsTechオープンイノベーションビジネスコンテスト 最優秀賞
・KDDI ∞ LABO ピッチ
・tech for life ピッチ
・NextRoundPitch #4
・EOIP 採択

後述しますが、今年の12月にご一緒させていただくKDDI様のピッチは2019年の前半に最初のピッチをしています。本当に、時間がかかってます...本当にスタートアップなのか..と。来年は光速でやり抜きます。
アクセラとか、ピッチが多かった月です。
第一生命様・かんぽ生命様・NTTデータ様から初めてコンテストにて、最優秀賞をいただきました。賞の受賞が初めてだったことももちろんですが、認められることがなかなかないままステルスで開発を進めていたので、とても嬉しかったです。

6月
・AIアクセラレーター 採択 
・EOIP 1min ピッチ
・祖父他界

この月は自分自身にとって、今年最も重要な月だったなと思います。
祖父が他界しました。祖父は、建設会社を経営し、私に新しい物を作る面白さ・重要性をいつも語ってくれました。今私が会社を経営しているのは、祖父がきっかけを作ってくれたからに違いないです。様々投資を精力的に行う人で、企業の話もいろいろ教えてもらいました。ソフトバンクグループの話やミスミグループの話とか、今でも覚えています。

今ここにない物を作って金を稼げ

毎日のように言われました。今でも、そしてこれからも心に刻んで頑張っていきます。
新しい物を作ることの面白さを追求し、それを永続・定着させるためには社会に認められなければならない。認められることの一つが、対価をもらうことだと。


そんな祖父は、脳梗塞でなくなりました。最後は身動き取れなくなり、本当に辛そうな状態でした。今までスポーツのこと、フィットネスのことばかり考えていましたが、人間として生きる上で、スポーツ・フィットネス と同様に医療・リハビリの課題も痛感しました。
動作指導を行う指導者のレベルによって、患者の残りの人生が決まり、個人のあらゆる可能性が遮断されしまうのです。地域や経済によってもそれは異なる。本当に人生はいろいろあるなと。
改めて、スポーツやフィットネスでの価値提供だけではなく、リハビリやその他の領域も含め、懸命に生きる個人の可能性を最大化するためのサービスを70億人に届けることを誓いました。祖父に認められるような経営者をまずは目指します。

7月
・再度投資家面談→なんとかちゃんと検討まですすむ
・愛知県スタートアップピッチ
・フィットネスクラブ実証実験

仲間を増やし、プロダクトもようやくプロトと呼べる程度まで成長し、実証実験まで進めました。

8月
・AIアクセラレーターピッチ
・脊髄炎のため入院
・Taiwan Tech Arena採択

原因不明だったのですが、脊髄炎になってしまい、1週間くらい入院していました。下半身の痺れや謎の熱で動けなくなってしまいました。本当にびっくりしましたが、2度となりたくない病気の一つですw

9月
・浦和ビアスタジアム出展(SSSの関連)
・朝日メディアラボベンチャーズ アクセラ 採択
・資金調達

初めてイベントに出展しました。エンドユーザーであるトレーニー(トレーニングする人)に触れて課題をたくさんいただきました。
朝日メディアラボのアクセラにも参加させていただきました。開発進捗が芳しくなく、人材採用の課題にしっかり向き合うことに決めました。

10月
・epist ベンチャーズ カンファレンス ピッチ

プロダクト開発を愚直に進めつつ、筑波大学からの紹介でピッチしました。

11月
・筑波大学学校祭 出展
・みなとラグビーまつり @芝公園 出展
・スポーツビジネスジャパン 出展
・GESA 総合優勝 ロンドンへ

NECさんとご一緒させていただき、ラグビーまつりにて、ランニングの解析を担当しました。2歳の子供が50mを完走したことには驚きを隠せませんでした。。

12月
・X-tech innovation 東北予選優秀賞
・KDDI∞ラボ採択、『Running Form Analyzer』による新たなフィットネス体験の実証実験を開始
・筑波大学発ベンチャーシンポジウム ピッチ

そして、今月、KDDI様とようやく一緒にプロダクトをリリースし、コンテストでも優秀賞をいただきました。また筑波大学発ベンチャーとして、初めてシンポジウムに参加しましたが、筑波の優秀な先輩の方々から刺激をいただき、より一層結果に拘っていきます。


2019→2020

自分でも驚いたのが、この一年間ある投資家の方との面談から始まり、その方との面談を通し成長してきたという一年だったことです。

2018年12月28日・2019年1月4日に2019年その投資家の方と面談し、確か、投資できないと言われたのですが、粘り強くアプローチし、今はその方が投資してくださるということで、一番の協力者です。本当にありがとうございます。年始もよろしくお願いします。

書けないこと、書かないこと色々ありますが、
ちょっとずつ進んできたのは何よりも仲間であるメンバーの協力と我々の会社の支援者の方々のおかげです。しかし、やっぱりまだまだ理想を実現するための実行力がチームメンバー総じて低いと感じます。やりきっていくこと、これがもっとも重要だなと思います。


最後に、2020年は勝負の年です。
2018年に脳内で立てた目標・理想は2019年一切達成されませんでした。

理想から資源をかき集め、優秀な人材を仲間にし、その仲間とCutting Edgeなプロダクトを作っていき、ビジョンを実現すること、文章に落とすと簡単なのですが、
何もない僕たちにとって、資源をかき集めるための大きな力はなく、でも優秀な人材を集めなければならなくて、限られた人材で尖ったプロダクトを作らなければならない。。

本当にスタートアップは矛盾しているなと思いますが、ビジョン・理想だけはぶれずに今後も進んでいきます。

2019年、理想・ビジョンに共感してくれてジョインしてくれたメンバーには本当に感謝しています。ようやくスタートラインに立てた気がしています。

私は、先天的な疾患を無視した指導によって病気が悪化し、競技スポーツの継続ができなくなってしまいしました。その経験によって、自分のやりたいことを失われてしまう辛さ、やりたいのにやれないもどかしさを感じ、起業しています。2019年は祖父の他界もあり、グイッと視座が高まりました。

我々Sportipは「1人に”ひとつ”のコーチを」提供することを手段に、すべての人、すなわち70億人が可能性を最大化できる世界を作っていきます。

改めて、本年2019年はお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。


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