見出し画像

全日本ハードエンデューロ第4戦 日高ロックス

こんばんは。
今年は去年より暑くないか?という毎年恒例のフレーズを使いまくっている吉良祐哉です。
#2週間前の北海道は涼しかったというより寒かった
#夜の気温は11°cくらい

さて、4stチャレンジ2戦目は、G-NET 第4戦 日高ロックス。
今年は全戦エントリーはしないので、第2戦の日野、第3戦の大町は欠場していました。
そのため、3ヶ月ぶりとなるG-NETですが、今回の会場は開幕戦ケゴンベルグと同じ採石場を使ったレースということで、リベンジのために北海道までやってきました。
#開幕戦が全く走れなかった

結論から言うと、今年の目標の一つであった4stでG-NET優勝を達成することができました。
素直に嬉しいです!
応援ありがとうございました!

━━━━━━━━━━
▼マシンの準備が勝因の9割
━━━━━━━━━━
今回はなんとしても勝ちたかったので、事前にしっかり準備をしてきました。
準備といっても主にマシンのセッティングです。

まず、Fスプロケをテストしました。
EC250F純正はF13T / R52T が装備されています。
それを12T,11Tとテストして、11Tを採用。
エンデューロマシンあるあるなのか?1速と2速が離れている。
とにかく純正では足が速すぎるのと、低速トルクが無いので足を遅くしてトルクがある風にしたかった。

12Tでもまだ速くて、11Tでようやく2速が使いやすくなったので採用。

続いてタイヤ
開幕戦ではダンロップから新発売されたFIM対応のEN91EXをいきなり使用しました。
4stは2stに比べて地面を掘りながら進みます。
そのため、ブロックの低いEN91EXよりブロックの高いAT81EXの方が4stには合っていて、実際AT81EXの方が断然走りやすい。

これは、どっちのタイヤが良い悪いではなくて、エンジン特性の違いによって
向き不向きがあると感じます。
実際EN91EXの方が柔らかくて、トライアルライダーには特に扱いやすいように感じました。


続いてムース
開幕戦のときは硬かったので、DUNLOPのCムースに穴を開けて使用するつもりでしたが、RG3の福森さん に使い古して捨てる間際だったDUNLOPムースを譲っていただきました。
#ありがとうございます!

装着して、こんなにも違うのかと感動しました。
ちなみに、ビートストッパーは2個にしました。


続いてサスペンションセッティング
基本的に中身をいじることはしませんでした。
というのも、トレーニングの一環としてスピードトレーニングもやりたくて、
サスを取り替えることなく乗れるのが理想だったため。
G-NETでは、スピード出して走る場面が無いので、なるべく柔らかく、
よく動くサスペンションをトライアルライダーの僕としては求めます。
なので、
・前後のスプリングは全緩
・前後のダンパー(入り戻り共に)は全抜き
状態にしました。

本音はもっと動くようにして、あぁしてこうしてと要望はあるけど、
誰でも触れる範囲で柔らかくなったので、この仕様にしました。

ハードエンデューロだけする人なら、間違いなく前後ともリバルビングすることをオススメします。
いかに扱いやすいバイクにするかが重要。

開幕戦後に希望していた低速トルクを出したり、中高速域のトルクを落とすことは今回はしませんでした。
しなかったと言うよりは出来なかったのですが、近々出来るようになるかもということで、楽しみすぎる。

ひとまず、日高ロックスを走るにあたって変更したのはこのくらい。

━━━━━━━━━━
▼崖落ち注意の予選
━━━━━━━━━━
さて、ようやく本題の日高ロックス本戦の話。

今回の日高ロックスは土曜日の予選と日曜日の決勝があり、予選で決勝のスタート順を決めます。
採石場の移動路を使用したフラットダートを2 Heat 走るとのこと。
しかも片側は剥き出しの岩盤で、もう片方は落ちたら死亡の崖。
もはやチキンレース。笑笑

結局スピード練習は2月に3回したのみで、ほぼぶっつけ本番状態。
決勝は1列15台で、5分間隔でのスタート。
5分差はデカいので1列目に入ることを目標としつつ、崖落ちせずに走り切るのを目標に設定。

1Heat目は11位につけ目標の1列目に入っていたものの、2Heat目にアクシデントで記録無し。
結果17位で2列目スタートとなりました。

━━━━━━━━━━
▼2列目スタートからの全員抜き
━━━━━━━━━━
レース当日。
2列目には、現在シリーズランキング1位の原田さんや佐々木さんなどの黒ゼッケンライダー(前年度のランキング9位以内)も居て、少し安心しました。笑

スタートの合図が分からず気づけば2列目最後尾(30位)で最初のセクションへ。

その後20位まで順位を上げてCP1を通過。

水が流れる沢セクションで予想通り渋滞発生。

他のライダーとは全く別のラインを使い、ここだけで10台以上をパスして、5位。

一本ラインが続いてパッシングできないセクションが続く。

ラインが選び放題のロックセクションでついにトップに追いつき、逆転。

ひたすらゴールに向けて斜面を登り続ける。

1時間9分でゴールし優勝。

といったレース展開だったわけですが、優勝は気持ちいいですね。笑
ありがとうございます。


━━━━━━━━━━
▼4stでも全然イケるG-NET
━━━━━━━━━━
圧倒的に4stは不利と言われているハードエンデューロですが、今回マシン作りして走ってみて、4stでも全く問題ないことがわかりました。

特に大きな仕様変更をしなくてもイケます。
走り方は2stと違うので、そこだけ理解していれば問題ないかと。

ストックでは結構厳しかったので、要セッティングかな。

4stでイケることがわかったので、残りのG-NETラウンドのどこかで、今年メインで乗っているKLX230Rで参戦したいと思います。
#急な参戦宣言

こちらはさらに山遊びに特化した仕様に作りこむ予定です。

全国の山遊びファンのみなさん、トレールバイクでG-NET参戦するので楽しみにしていてください!
それまでにもっとマシンを進化させる!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに!

それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?