失敗は戦略に隠れている

「何をするか」よりも「そもそもこれをするべきなのか」「なぜこれをやるべきなのか」を考えること、すなわち戦略から考えることが重要です。

「失敗の本質」を読み直しての感想になります。

戦略とは最優先事項を決めること

戦略とは、個人的にはゴールに対する最優先事項を決めることだと解釈しています。
戦略という言葉が「戦いを略すこと」と書くように、最優先すべきでないことを省くことともいえます。
例えば「この相手に勝ちたい」のであれば、相手は攻撃が強いから守備を強化した方がいいのではないか。
「今月〇〇の売上を達成したい」のであれば、額が大きい商品を売るべきか売るのが得意な商品を数多く売るべきか。
このようにどのようにゴールを達成するかを考えていくのが戦略です。

戦術とは手段を決めること

戦術は、ゴールを達成するために、実行される具体的な行動、手段を指します。
「この相手に勝ちたい」のであれば、守備の強い選手を並べて守備練習をする
「今月〇〇の売上を達成したい」のであれば、売るのが得意な商品だけに特化して売る
など戦略にそって何を実行するかが戦術です。

戦略を前提にした戦術でないと無意味

戦略に基づいた戦術を実行できなければ、最終的なゴール達成につながりません。

私の場合テレアポをしており「顧客に課題(ニーズ)を気づいてもらい提案する」という戦略のもと営業したいと思っています。
そのためには戦略にそったトークスクリプト(マニュアル)を作る必要があります。
顧客の抱えている問題はいくつか決まったものがあるので、的確に返せるパターンを作っておくためです。
例えばどの顧客もコスト削減という課題は持っているはずです。
コスト削減のために自社の製品が有利であれば、数字を比較し「◯%下がる」と説明してあげれば明瞭になると思います。

戦略から考え、戦略に基づいた戦術を実行しましょう。

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