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マンガ「来迎國/らいごうのくに」1巻発売!

こんにちは、新人マンガ家の玉野です。

小学館漫画アプリ・マンガワンで連載中の「来迎國/らいごうのくに」コミックス第1巻が、6月10日に発売となりました!

「来迎國/らいごうのくに」あらすじ
その日、アメリカ合衆国大統領は全世界に向けて緊急声明を発した。
それは「日本と日本人に関する歴史上類例を見ない未曾有の事態」についてであった。
時を同じくして、東京のとある日本家屋でも異変が起こっていた。
この家の隠された地下室に暮らす青年・才(さい)は、「ある病」が原因で12年間も部屋から出たことがなく、使用人にさえその顔を見せたことがない。彼は幼い頃から『極めて特殊な幻覚』に苛まされ続けていた。
一人の青年の人生を歪ませた幻覚は、ある晩突如として日本全土を歪ませていく。
それは日本滅亡の始まりであった。
それは日本民族の終焉の狼煙(のろし)であった。
日本民族存亡を賭けた『令和の日本奪還戦記』が今始まる。

裏サンデーでは2章に突入


【発売にあたって】

「来迎國/らいごうのくに」は、私にとって挑戦の連続です。
(時おり苦行のように感じることもありますが……!!)

初めての連載ということもあり、正直しどろもどろしています。一人では作品を完成できないことを実感する日々です。

どれだけ作業をしていても〆切に追われる日々。
(〆切がなければどれだけ楽だろうという気持ちと、〆切がなければ作品は完成しないだろうという気持ちが交錯します……)

毎度ながら原稿が終わった後は、脱魂状態です。
(もう何もしたくない……!と布団に飛び込みます。)

精神的に肉体的にもタフさが要求されていると感じています。


作品作りは毎回必死ですが、この挑戦ができること、マンガを発表できること、読んでくれる読者がいることをとても嬉しく思う日々でもあります。

ぜひ、来迎國/らいごうのくにを手に取っていただけると嬉しいです。


試行錯誤

作画は常に試行錯誤しています。

元々0.5と0.3のシャープペンを使って描いていて、もっと細い線が使えるようにしたいと思い、0.2のシャープペンを使いはじめました。(2Bえんぴつも愛用しています。)

描きながら、メーカーや芯の種類によって柔らかさや硬さが違うので、筆圧以外でコントロールする部分があるんだなと知りました。

デジタル処理に関しても毎回、試行錯誤しています。

スクリーントーンと呼ばれる濃淡をつけるためのマンガ道具があるのですが、それは使わず、すべてデジタルにて着彩しています。結構時間がかかるのですが、リアリティを追及するためにこの方法を選びました。

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雑誌ではカラーになるページが決まっていますが、電子書籍版(Web掲載)では、所々カラーを使うことができます。
より迫力のある作品になるように、ページの途中でカラーを使う演出も試行錯誤中です。

カラー原稿を意識して作ってみて面白い発見は、擬音に色を塗ると、こちらの意図がより読者に伝わる気がします。

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来迎國のタイトルの意味

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来迎國のタイトルの意味は内容と関連してきますので、今の段階では言えません(笑)。
もうわかっている方もいるかもしれませんが、今の段階では伏せておきます!
※単行本のカバーを外すと、来迎國題字解説がついています!(電子書籍では巻末に掲載されています。)

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■「来迎國/らいごうのくに」1巻の試し読みはコチラ


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