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コミューンは、どんな会社なのか?

コミューン株式会社CEOの高田です。

commmuneという顧客ポータル/カスタマーサクセスSaaSを提供しています。

当社は現在社員20名強ですが、事業が非常に伸びており、更に高みを目指すために今年1年で60-70人規模の組織にしていきたいと考えています。

ということで面談や面接等で多くの方にお会いしているのですが、その中で、「社外から見える姿と、実際のコミューンの姿にギャップがあるな」と感じています。(↓↓中を知ってる方々のありがたいコメントたち🙏)

そこでコミューンはどんな会社なのかがもっと伝わるように、私が、あるいは経営陣が大事にしていることを具体のエピソードを交えてお伝えしたいと思います。

率直 / 誠実なフィードバックカルチャー

コミューンでは、誰相手でも率直/誠実にフィードバックしあうことを奨励しています。
忖度ゼロ。
相手がわたし(CEO)であっても新卒1年目であっても一切関係ありません。

例えばわたしの場合、メンバーからのフィードバックで

「すぐに"BCGではこうやってた"って言いますよね。BCGがどうかはどうでもよくて大事なのはあくまでコミューンがどうありたいかですよね?他責にするんじゃなくて自身で意思決定して、"コミューンはこうやります"って自信持って言ってほしいです」

と言われて、そこではじめて自分がBCG、BCG、と言っていることに気づきました。そして、すぐに反省し改めています。

誰も言ってくれなければ自分で気づくことはなかったかもしれませんし、知らずしらずのうちに「ずれ」が大きくなったかもしれませんよね。また、フィードバックをくれたメンバーの視点でも、わたしに対して意見できないと、ずっともやもやが心に残ります。

前提として、経営者やマネージャーはえらいわけでも完璧なわけでもなく、役割としてそのポジションにいるだけです。そして、そのポジションにいる彼らの成長が、会社の成長可能性を大きく左右するのですから、フィードバックしやすい関係性を努力して築くことは当たり前です。

コミューンではかなり意識的にフィードバックし合う関係性を構築していて、だからこそフィードバックしやすく、常にお互いに高め合う関係性ができているのだと感じています。

全員が「さん」付け

また、「神は細部に宿る」ので、関連して当社で徹底していることをご紹介します。

それは、「全員さん付けで呼び合うこと」です。

特に若手主体の経営チームだと、やれ呼び捨てだとかちゃん付け、やれニックネームだとか、そういった関係の作り方の会社もあるかと思いますが、コミューンでは意思を持って全員さん付けにしています。

なぜならば、呼び捨てやちゃん付け、特定の人が使うニックネームは、不要な距離感のずれを生むからです。

例えば先輩が後輩を「高田」と呼び、後輩は先輩を「〜さん、〜課長」と呼ぶ、そういった関係性だと、上下が固定化してしまいフィードバックがしづらくなります。

ちゃん付けは、ジェンダーバイアスによる仕事の偏りや、呼び捨て同様の上下の固定化をもたらします。

また、特定の人が使うニックネームは、ビジネスの場に持ち込むべきではない関係性を組織の一部のみで構築することを助長します

強い意志を持って「全員さん付け」とすることで、プロフェッショナル集団としての組織発展を可能としています。

弱さを含め自己開示を求められる、「向き合い」カルチャー

コミューンは、発達指向型組織でありたいと考えています。つまり、ひとのスキル面(アプリケーション)ではなくOS(オペレーティングシステム)の部分が成長することにコミットする組織です。

スキル:英語が話せる、React.jsが書ける、プレゼン経験が豊富
OS:人柄や考え方、自分をどう見せようとするか、ストレスへの向き合い方、コミュニケーションの仕方、など。
*コンピュータを利用する際には、OSの上にアプリケーションが載っていて、それを操作しますよね。そのOSです。

そのためには、自信の弱みを含めて徹底的に自己開示をすることが必要です。

敢えていうと、自分のことを身の丈以上によく見せたい、あるいは隠し事をしたい、という方には向かない組織だと思います。

ここで重要だと思っているのは、一方通行だったり情報の非対称性を生まないように、あくまで自己開示”しあう”ことです。

よくあるのは「メンバーの課題はマネージャーが把握しているが、マネージャーの課題をメンバーが把握しているわけではない」状況。これではメンバーがストレスを感じるし、マネージャーの成長にメンバーが貢献できません。コミューンでは、全社員が全社員の課題を見れるようになっています。

また、コミューンでは、心理的安全性プログラムという取り組みを行っています。

こちらのようなフォーマットに基づいて全社員が自分の人間性やそれを形作ったエピソード、MBTIの結果などについて記述し、それをもとに同チームのメンバー、上長、経営陣と1on1を行うというものです。

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↑↑こんな感じで全員の心理的安全性プログラムの記入内容は全社員が見れるようになっています。

もちろんこれだけで全てが解決するわけではありませんが、自己開示しあい、フラットに互いの成長に向き合える関係づくりに取り組んでいます。

リスペクトから生まれる高次の均衡、アウフヘーベン

コミューンでは、フィールドセールス、カスタマーサクセス、開発など、多くの企業同様に部門制を採用しています。

部門制は個別チームの動きを効率化できることとオペレーションを磨けることがメリットですが、懸念されるのが、各部門が個別最適に動くことで他部門にしわ寄せがいったり、対立構造を生むことです。

コミューンでは、チームスポーツを行っているという意識を強く持っており、他部門へのリスペクトを持ち合う関係性を経営レベルから強烈に意識しています。

例えばわたしはゴリゴリのビジネスパーソンで、コミューンではマーケティング、営業、カスタマーサクセス、コーポレート等を管掌していますが、「プロダクトが強いからコミューンのビジネスは成り立っている」と確信しています。

他方でこちらのポエムにあるように、CTOの山本さんは、技術はあくまでよりよいプロダクト・事業づくりのための手段だと考えています。

トップレベルが強烈に意識しているからこそ、マネージャーレベルでも、メンバーの皆さんにおいても同様の意識を持っていただいており、部門間の相互リスペクトは組織の根底に流れるカルチャーたり得ています。

部門間に信頼とリスペクトがあるがゆえに、各部門は動きやすく、逆に言うと言い訳ができない環境でもあるため、高いレベルのアウトプットが求められる適度なプレッシャーを掛け合っています。(高次の均衡)

また、ときに利益が相反する部門間でも建設的な議論ができ、両者の立場を尊重しながら事業成長のためによりよい意思決定や動き方を見出すことが可能となります。(アウフヘーベン)

事業成長と個人のキャリアについても、高次の均衡がある

インタレストが異なることを前提とした高次の均衡は、会社の成長と個人のキャリアについても同様です。

わたしはよく、メンバーとの面談で「コミューンは、あなたにとってキャリアを実現するビークルです。会社の目指す方向性とアラインするのであれば、会社で実現できるように努力しますよ。難しければ別の道に行くことになるけど、それはそれで応援しますよ。」と伝えています。

なぜこれが言えるかというと、コミューンの採用では「コミューンで働くことがその人のキャリア実現に繋がるか」を見ているので、メンバーは入社後、安心して事業の成長・会社の成長に向き合えるからです。

企業としてはメンバーのキャリアのことを一番に考え、他方でメンバーは事業成長に如何に貢献するか?を考える。これもインタレストが異なる中で、相互にリスペクトを持つことで生まれる高次の均衡だと考えています。

成果主義

コミューンは、成果主義のスタンスを取っています。

それはつまり、仕事の仕方、労働時間、休みの取り方、すべて成果を出せば自由ということです。

 ただし、全社ミーティングや他部門との打合せなどのため、11:00~16:00をコアタイムとしています。

成果を出せば、だれでも明快なランク制度+インセンティブ制度に従って高い評価を得ることが可能です。

他方で、成果主義であるということは、成果を出すプロセスや個人的な関係性、社歴、年齢などは一切評価に関係ないということです。

ドライに聞こえるかもしれませんが、自由と責任は表裏一体だと考えています。

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(もちろん、成果に対してはしっかりとRecognitionがあります。)

本質主義

コミューンは、強い意思を持って、無駄を削ぎ落とし、本質にフォーカスする会社でありたいと思っています。

例えば、なんとなく毎週開催しているミーティング、ありませんか?そもそもやる必要あるのか?1時間必要なのか?全員参加する意味あるのか?コミューンでは、このあたりを常に問うています。

株主報告会資料や事業数値についても、常にメンバーに公開されています。
なぜならば、個人の評価に関する項目等を除き、隠す理由がないからです。
むしろ、各メンバーが会社の状況を自分ごととして捉え、スピーディに取るべきアクションを考え実行に移すためには、積極的に情報を開示すべきだと考えています。

株主報告会資料

このように、世の中には、慣習や「みんながそうしてるから」に基づいて無駄な工数をかけていたり、謎な忖度をしていることがたくさんあると思っています。そして、波風たてたくないとか、前もやってたとか、いろんな理由で「無駄」はどんどん増えていきます

我々はそういった無駄に時間を使っている暇があったらお客様に対する価値提供に時間をかけるべきだと思うので、常に無駄がないか?を問い、とにかく本質にフォーカスして仕事することを意識しています。

これは、先述のフィードバックカルチャーと相互作用することで、わたしがやいのやいの言わなくても、組織として健全な自浄作用を生んでいます。

*ちなみに会社の飲み会や部活などもありますが、完全自由参加で、参加してもしなくても何の関係もありません。

私はお酒が好きなのでちょくちょく飲み会には参加しますが、他の経営メンバーはほぼ参加していませんw

意外とあたたかい。笑

ここまで書いてきて、めちゃめちゃ冷たい会社だと思われたらどうしよう...と不安になりましたw

私が強く思っているのは、本当の優しさ、本当の温かさというのは、「馴れ合い」や「厳しくしないこと」ではないということです。

コミューンは成果を重視しますし、本質主義に基づいて相互に厳しいフィードバックをしあいます。

しかし、厳しさとあたたかさは両立可能です。

1月にメンバーの発案で全社員に配送された「慰労セット」。お酒を飲まない人や、ご家族の方にもうれしいと思ってもらえるものが送られていました。

フルリモートで働く現在、ねぎらいを行うチャンスが少ない中で、こういった取り組みが自発的に行われたことを、すごく誇らしく思っています。

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最後に

まとめブログみたいなことを言っちゃいますが、ここまでご覧になっていかがでしょうか?笑

コミューンでは、全職種募集しています。
もし、自分と合いそうだな、とか面白そうだなと思ったら、ぜひこちらのページからご連絡ください!

また、こちらのリンクから企業概要やサービス説明もご覧になれます。

わたしに直接DMでも構いません!
ぜひ、よろしくお願いいたします。

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