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中間ポジション

皆さんは、先日のJ1のセレッソvsヴィッセルの試合を観られましたか?

この試合は是非とも観て頂きたいです。

スコアは0-0で、ゴールが1つも生まれない試合でした。

それでも、観ている方は楽しめた試合だったのではないでしょうか。

ヴィッセルはバルサと連携してチームビルディングをし、イニエスタやサンペール、フェルマーレンなどスペインのバルサでプレーしてきた選手を次々に獲得。

対するセレッソも監督がスペイン人監督で、昨季も良いチームを作り今季もそれは継続されています。

やはり、スペインのサッカーは凄いんだなと、言葉の語彙力がないですがそう思いました。

スペインは攻撃にフォーカスされがちですが、守備も凄いです。

というか、僕はどちらかというと守備の方が凄いと思います。

元日本代表でロシアW杯で大活躍した乾貴士もスペインで鍛えられた守備面で日本代表にとても貢献していました。

現日本代表の久保建英も攻撃面ばかりフォーカスされがちですが、幼い頃からスペインでサッカーをしていることもあって守備がとても上手です。

それは、以前に書いた「個人戦術」を幼い頃にスペインで習得しているので、どのチームでも貢献できるようになっています。

例えば、相手にプレスをかけるとき。

久保建英の首に注目してください。

何度も首を振って周りを確認しながら、相手選手へのパスコースを切りながら相手にプレスをかけます。

この守備のテクニックをカバーシャドウと言います。

自分1人で相手2人をマークしていることになります。

それまでのポジショニングも相手選手にべったりマークには付かずに、相手と相手の間(中間ポジション)に立ち、自分1人で相手2人、もしくは3人を見ています(マークしています)。

そして中間ポジションに立つメリットは、ボールを味方が奪った時にフリーになれているのでボールを受けれることにあります。

べったりマークに付いていれば、仮にボールを奪っても相手選手がべったり近くにいるのでボールを受けることは難しいです。

中間ポジション。

とても大切なワードです。



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例えば、上のような場面で青⑧のポジショニングで見てみます。

基本的に右サイドハーフの青⑧は相手の左サイドバックである赤⑤と対峙することが多くなります。

ただ、このようにべったりマークについてしまうと、赤⑨に縦パスを入れられて、簡単に前進させてしまいます。

守備は相手にマークを付くことが大切なのではなく、ゴールを守ることはもちろんのこと相手に前進させないことも大切です。

マークに付くのはゴールを守る為の、前進させない為の手段であって目的ではありません。

この手段の目的化はこの間も書きましたね。

目的を見失っては本末転倒です。



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青⑧が上のような中間ポジションにポジショニングをすると、1人で3人をマークしています。

そして、いつでもプレスをかけれるように狙っている素振りを見せると(ボールを伺う)、赤④も狙われてると感じパスを出しにくくなり横パスやバックパスを選択することになります。

そうすれば、青⑧の勝ちです。


中間ポジション。

とても大切です。



これは、攻撃時も大切です。

また書きます。


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