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学振を書く

学振という博士課程学生のための奨学金のような制度。お金をもらえたらありがたいが狭き門です。せっかくなので足掻いて見せます。

私は文章を書くことについて、学振申請書を書くまでは強く意識してきませんでした。もちろん学会の概要などは気をつけて書いていましたが文章に対する注意が甘かったと思っています。ですが、人に十分に読んでもらうものを作るとなると今までのようにはいかないと認識してます。文章の参考として「数学ガール」でおなじみの結城浩先生の著書「数学文章作法基礎編」を購入しました。合間合間に読み進めたいと思います。

素晴らしい研究計画というのはどのようなものか?願望ですが、この問いに対して明確な答えを提示したい。

現在ホットになっている物理学のテーマ
これを掘り下げてみると最終的に根源的な問いにたどり着くはずです。根源的な問いには先人たちが舗装してきた科学の積み重ねがある。だから答えを出せなければならない。しかし、ホットなテーマは研究されている以上困難があるはず。この科学の積み重ねが届かない困難を明確に言葉にすることが何より大切だと思います。言葉にできるとそのための道筋も自ずと提示されるはず。

シュレディンガー方程式に従わない電子がいるならシュレディンガー方程式まで立ち戻り一歩ずつ舗装された道を歩けばいい。その次に進む道がディラック方程式だったらシュレディンガー方程式とどこで道を違えたのか。地図を作るのも研究だと思います。

根源を掘り当てて、いまのテーマまで掘り起こす。難しいね。

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