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静岡暮らし3年生~2年目を振り返る~

2022年3月25日をもって静岡県民3年目に突入しました。今回は、2年目から
3年目に至るまでの日々を一つのnoteにまとめてみたいと思います。

昨年まとめた「静岡暮らし2年生~1年目を振り返る~」は下のリンクから読めるので、こちらも是非読んでみてください。

プロローグ 静岡と言っても東の辺り

タイトルは静岡暮らしとしていますが、正確には静岡県の東の地域。今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で沸々と盛り上がっている伊豆半島が主な生息地です。日ごろから車を飛ばして沼津、三島、熱海、時には修善寺や東伊豆などに出かけています。

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2021年4月「駆け巡る春」

静岡で迎える2度目の春は、嵐のように心が荒ぶるスタートにでした。1年目に出会った方々とイベントの運営や地域おこし活動に励んでいたのですが、声がかかれば飛んでいき、代打が幾らでいることに休日を溶かす日々に自分を見失いそうになっていました。自分なんか別にいなくても良いじゃん。
自己肯定感が低く、周りの人の良いところが羨ましくなったり、独りぼっちでいると涙が自然とこぼれる日々は想像以上につらい時期でした。

こんな日々の中で、友達に誘われ始めて行った【琵琶湖】、数年ぶりの【東京ディズニーシー】、いつもの街の風景を誰かと話しながら散歩するだけの休日は急ぎすぎた自分にとって、何が大事かを思い出させてくれました。
頑張るのは良いけど、大切にしたいと思うこと、もの、人を第一優先にして生きていこうと決意した春でした。
下の写真はお気に入りの琵琶湖の夕暮れの写真

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2021年5月「はまり始めたラーメンと海」

この頃はまったのがラーメン活動。近隣に美味しいラーメン屋さんが多いと聞いていたので、お店を回ってみることにしました。行ったラーメン屋さんの記録をインスタで投稿し始めると周りからの反響もあり、美味しいお店を教えてもらえるようになりました。最近は回れていませんが、まん防が明けたので少しずつ再開していこうかと思っています。

もう一つはまったのが海を眺めること。アクセスしやすい環境にあるのが熱海のサンビーチと沼津港です。暖かくなるにつれていく頻度が増えていき、退社後に車を走らせて通うようになりました。特にサンビーチは裸足で砂浜を歩いていると日々の生活から一歩外に出た気持ちになるのでお気に入りスポットになりました。この熱海通いが後々の日常を大きく変えることになるとは、この時の自分には知る由もありませんでした。

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2021年6月「自分革命、元気にしたい気持ちが言葉になっていく」

2021年の1月から音声配信アプリ「stand.fm」内のラジオチャンネルと関わっている縁で、FM熱海湯河原の番組にゲスト出演することになりました。
この時は、自分からMCのちゃ~べんさんに出演したいと出演でした。

ラジオ収録は朝の8時くらいにラジオ局に集合。朝から山を越えて向かうのは大変だろうと、ちゃ~べんさんの旧実家で今はゲストハウスになっているナギサウラで前泊しました。泊まったその日は、ちゃ~べんさんの娘さんでパラ卓球の選手だったゆきみさんの試合が行われる日だったので、一緒に応援しました。その試合は、東京パラリンピック出場権のかかった大事な試合でした。残念ながら敗れてしまったのですが、試合後に「stand.fm」でゆきみさんを応援していた方々にお礼を伝えるちゃーべんさんを見て、素の感情をそのままの言葉で表現する姿に心打たれました。言葉に宿る力強さを大切にしたいと思ったとき、心の中に小さな革命が起こりました。

翌日は、無事にラジオ収録を終えることができ、このラジオ放送を聞いてくださったリスナーさんたちの反響もあって、今では月に1度くらいのペースでゲスト出演しています。少しですが、自分の声や言葉に自信が持てるようになりました。

友を訪ねて福井へ

6月にもう一つ起こった自分革命な出来事があります。それがラジオ収録の日から数週間後に友人を訪ねた福井旅です。福井へは車で約4時間。行ってみると案外近い気がしました。詳細を書くと長くなるので、気になる方は下の記事を覗いてみてください。

この友人は、たまたま静岡に来ていた時に出会って意気投合した子で、明るい雰囲気と猪突猛進なところがある元気な人でした。ただ、この時は、何だか自信がなく不安と闘いながら日々に追われているようでした。4月に似たような状況になっていた自分は元気になってほしいと思い、色々な言葉をかけました。2泊3日の短い時間でしたが、少し元気を取り戻したようでした。この後、友人は自分の力で現状と闘い、周りの助けを借りながら前に進んで行ったようです。

言葉で人が元気になれたら

このシーンを見ていた友人(福井旅の中で知り合った子)からこんなことを言われました。「何でそんなにポジティブな言葉が出てくるの?」「あなたには、人を元気にさせられる言葉の力があるね」そんなことを言われたのは生まれて初めてでした。確かに今までの自分とは発せられる言葉が変わった気がしていましたが、そんな風に聞こえていたとはとは思いもしていませんでした。もし自分に「人を元気にさせられる言葉の力」があるなら、そんな嬉しいことは無い。その時から、自分の言葉には聞いた誰かを元気にしたり、勇気づけることができると信じるようになりました。
正に自分革命な6月でした。

2021年7、8月「夏とコロナの濃厚接触者days」

6月の内容が濃くなったので、7、8月は少しだけ割愛で行きます
(計画性が無くて申し訳ないです😅)

7月に入ったある日の仕事中にコロナの濃厚接触者になりましたとの連絡が来ました。どうやら出張で一緒に行った同僚がコロナになったため、濃厚接触者に該当してしまったようでした。
幸いにも、PCR検査は陰性で2週間引きこもれば問題なかったのですが、在宅勤務を淡々とこなしていき、あっという間に7月は溶けていきました。

8月は、7月のストレスを発散するために下田へ朝日を見に行ったり、弟を訪ねて岡山に行ったりとせわしない時期でした。ただ、大きな出来事はなく、平日は仕事、休日は遊ぶ生活を過ごしました。
強いて言うなら、去年参加した沼津の街づくり活動「リブランディング企画塾」に2年連続で参加することを決意して動きだしたり、自分の単独のラジオチャンネルを「standfm」で開始したり、あとはStartup weekend三島というイベントのオーガナイザーとして水面下で活動したりの日々です。
(書いてみるといっぱい出てきた🤣)単独のラジオは下から聴けます。

2021年9、10月「佳境、イベント運営ラッシュ」

のんびり過ごしていた9月のある日、ちゃーべんさんの紹介していただいていたAJこと渡邉杏樹さんに話がしたいと声をかけられ熱海へ行きました。
この日、彼女が代表をしている「young熱海」へ勧誘され、自分も謎の勢いで了承してしまったことが、自分のターニングポイントになります。彼女がどんな人なのかは、別のnoteに記事を書いていただいたので、気になる方は覗いてみてください。

この方、自分から見ると不思議が服を着ているような人です。
紹介されたときは、同い年で地域を盛り上げるために団体を作った子で、
アートイベントを通して若いアーティストの方々が熱海で活動しやすくするための活動をしていると聞いていました。
まさにその通りの活動をしているのですが、本人と話してみると突っ込みどころが多く、関わったことのないタイプでした。10月にアートイベント「巡る」に向かってドタバタな日々が始まりました。その頃の話は下記のリンクにまとめてますので、そちらを見て頂けると幸いです。

このアートイベント「巡る」の翌週に、自分がオーガナイザーとして関わっているStartup weekend三島が開催されました。イベント運営ラッシュ。この状況を知っていた周囲の方々からは、「あいつは本当に仕事をしているのか?」と言われていました。自分もその当時の仕事の案件の記憶があまり残っていないので、実質仕事はしていないようなものでした😅

Startup weekend三島は3日間で起業体験をするイベントで大学時代からお世話になっているイベントで、次回は2022年4月15日~17日に三島で開催する予定です。興味があったら是非調べてみてください。

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2021年11、12月「居候との日々と皆で繋ぐアドベントカレンダー」

ドタバタの10月を無事に終えた後は、少しだけ静かな日々を過ごしました。
そんな中で、大学時代に運営していた学生団体「START FIT」の頃の後輩、
よしくんが居候として遊びに来てくれました。色んな街を連れ歩き、色んな人に紹介する日々はすごく楽しかったです。この頃に12月の大きな出来事「アドベントカレンダー」の運営に誘われました。アドベントカレンダーの話も書くと長くなってしまうので、まとめた記事を下記に載せておきます。

2022年1月「燃え尽きてやや冬眠期間」

怒涛のアドベントカレンダー期間が終わり、気づけば年越しを迎える時期に入っていました。今年も残念ながら実家へは帰れず、長泉町にあるシェアハウス「ジューニブン」で年を越しました。新年からの日々は心ここにあらず状態。完全に燃え尽きて職場と家を往復する日々でした。
次にやりたい事は特に思い浮かばない。そういえば、写真を撮ってその写真をフォトギャラリーとしてインスタにあげていきたい。それくらいしか浮かびませんでした。以前引越しの手伝いに行った際に友人のまっすんからカメラを譲っても良いと聞いていたので小田原へ遊びに行きました。

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まっすんに話したことや、ちゃ~べんさん主催の「あたぶらないと」に招待していただき(運営のお手伝いしてきた)いろんな人と話していく中で、冬眠から静かに覚めていきました。

2022年2月「副館長就任ってマジですか!?」

冬眠から覚めてきた頃、青天の霹靂のようなことが起こります。
それが「みんなの図書館 さんかく 沼津」の副館長就任でした。この記事を読んでいただいている方々からしても唐突すぎて何を言っているかわからないと思うので、丁寧に説明します。

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「みんなの図書館 さんかく 沼津」とは、一般社団法人 トリナスが運営する私設図書館のことです。ここでは、ひとつの棚を月2000円で借りることができ、図書館に自分の本棚を作ることができます。この本棚から普通の図書館のように本を借りることができます。この図書館に2021年の4月から本を置かせていただいていました。ここだけの話、本棚はあったのですが、あまり行く機会がなく、2021年の段階で解約しようと思ってました。そんな奴が紆余曲折あって副館長になっているので人生よくわからないですよね🤔
下は自分の本棚です。

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なぜ副館長に?

もともと副館長になる気は全くありませんでした。それは館長の土肥さんが出していた一つのツイートが原因でした。残念ながらそのツイートを見つけられませんでしたが、沼津に近い人で運営を手伝ってくれる方募集という話してでした。この話に食らいついた自分は、土肥さんに連絡を取り、面談の結果、マネージャー的なポジションで関わっていくことが決定しました。
この決定を本棚を借りているオーナーさん達の交流会で紹介すると聞いていたのですが、まさか肩書きが【副館長】になっているとは😂 楽しくなってのりのりで肩書きを使っているので土肥さんには感謝しかないです。

副館長になったときのお気持ちは?

非常に嬉しいです😄 というのも、某M市で活動しているときに、アンバサダーになりませんか?と声をかけていただいていたのですが、いつの間にか話がなくなっていて、他の人が就任していました。その時自分はよそ者で地域に認められてないからだと思いました。ただの辛い思い出でM市に関わりたくない気持ちになりました(冗談です🤭)。そのあとの副館長就任で、
何だか周りの方々に日々の活動を認めてもらえた気がしてホッとしました。
これからは、「みんなの図書館 さんかく 沼津」がたくさんの人にとってかけがいの無い場所になっていくように努力したいと思います。

2022年3月「沼津の地下道をジャックせよ」

2020年から参加している沼津市のリブランディング企画塾の活動で、今年は
オーダースーツと婦人服を手掛けている「Rui」のリブランディング活動をしていたのですが、その総まとめが3月にありました。下の写真がRuiの店舗。

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Ruiには、訪れたお客さんに服で魔法のような体験を提供できると意見が出たのでチームで話し合い、この魔法体験を多くの方に伝える企画を進めることになりました。これが「Story tailor」というプロジェクトです。簡潔に説明すると沼津駅南口にある地下道をRuiが製作した服を着たモデル(お客さま)が載ったポスターで埋め尽くして発信しようという企画です。この企画に、去年リブランディング企画塾でお世話になった「沼津ワシントン靴店」も参加していただき、沼津のおしゃれファッションを盛り上げようという形へと変化していきました。下はジャックしている実際の地下道。

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ポスターには、モデルさんと服にまつわるストーリーを盛り込み、もし自分がRuiに服をお願いしたらどんな体験ができるのかを想像させるようなものに作成しました。実際にポスターを展示してからは、新聞やローカルメディアの方々、テレビなどに取り上げて頂き少しずつ注目を集め始めています。
また、モデルの方々から、ポスターを見たと周りから声をかけられるようになったとの話を聞きました。まだまだ小さな変化ですが、これからも継続していき、100年後の沼津に自分らしさを表現したファッションを堂々と着れる文化が生まれるといいなぁと思っています。下は、ポスター写真の撮影会後に撮ったチーム集合写真。チームメンバーの方々と力を合わせた日々は、宝物のようないい思い出になりました。

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結び

最後までお付き合いいただきありがとうございました。自分の一年間はどうでしたか?どうもせわしなくて、仕事はしてなさそうな日々ですよね😅

最近の自分は、色んな場所の色んな活動に手を出しても人との関係は薄まり、関われる時間は短くなるから良くないと反省していました。でも、行きたい街、会いたい人がこの伊豆半島には溢れています。これからは、薄まらないように調整して、なるべく一個に集中できる日々にしたいと思っています。離れてしまう人もいるかと思いますが、時々は遊んでください😂

この2年間で出会ってくれた皆さん、どうもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。そして、これから出会う皆さんとどんな出会い方をして行くのかすごく楽しみです。三年目も楽しみま~~す。

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