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滅亡する寸前、

初回、器器回回ツアーから早2ヶ月強。
渚さんに全てを捧げた下半期。

気温も絶妙に寒くなり、乾燥、体力奪取な季節。
そして仕事も身体にベタベタ纏わり付く。
右往左往な気持ち、五里霧中な時。師走。

霧かかった視界の中心には
渚さんの宮崎公演が微かに見えている。

あれを目指してたんだ。
もうすぐ手が届くみたい。

どんな服を着ていこう、

そんなこと考える様になるのも、

渚さんのおかげ。

普段の生活なんてぶっちゃけ、
とりあえずなあなあで過ごしていければ、
衣食住適当に。仕事も惰性で。
必要最低限、過不足なく。
ある程度の見栄も張る必要ない。

ただ。
彩りは無い。モノクロの世界。

渚さんはそんな世界に鮮やかな色をつけてくれる。

塗りすぎたモノクロの世界は白に戻れないけれど、
新しい色で上書きして明日を描いていけばいい。


片付かない仕事なんて放り投げて、
秒速30キロメートルで進む
点Pの日向で渚さんを待っていよう。

さぁ、栄養を補給しに行こうか。

砕け散る隕石の力 全てを壊せ
崩れゆく幻想の私 滅亡前夜

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