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CROSS♰CHANNELを終えて

「生きている人、いますか?」

どうも暑い日々にうんざりのユヲンです。

今日は、昨日やり終えた、CROSS♰CHANNELの感想について、
ネタバレをなるべく含まないように書いていきたいと思います。

まず、CROSS♰CHANNELとは?
知らない人もいるかもしれませんが、
2003年にアダルトゲームとして発売されたノベルゲームである。
最近では、swirchでコンシューマー版として発売されている。

10年以上もたち、今もなお人気でコンシューマー版が出る作品ぐらいなのだから、かなり期待して臨んだ作品だ。

結果ものすごくおもしろかった。

まず、物語の設定である。
これに関しては、物議をかましそうな設定ではある。というのも、
社会的に適応できそうにない生徒を集めた学園を舞台としている。
各々に宿している「心の問題」を抱えている。
これがなかなかに”くる”。案外、今の現代の人にも宿しているような「心の問題」も出てくるため、共感できるところも多いと思う。

そしてシナリオ構成の完成度が高い。
この作品のシナリオは「田中ロミオ」さんが担当しており、
今までに「家族計画」や「最果てのイマ」など評価の高い作品を数々生み出している。
そのシナリオは、あの超有名な「fate」を書いた奈須きのこさんも
「越えられない壁」と評しています。
そんなシナリオはまあ面白く、驚愕な真実を描くのがうまく、私も「マジか...」と思うことが何度もあった。
またこの作品で一番伝えたいであろう、「人との関わりの大切さ」をひしひしと伝えてくれる。
本当に人生観について考えさせられ、人生観を大きく変えるきっかけをくれる作品である。
シリアス部分も多いが、ギャグもかなり秀逸で私もげらげら笑うことも多かった。

今までノベルゲームの作品に色々触れてきたが、この作品に関しては、唯一無二感が凄い。
田中ロミオさんだからこそだろう。

また、この作品かなり哲学チックなので、余計考えさせられて、考察ゲーとしても面白い。

「生きるとは何か?」「自分を好きになるには?」と考えさせられる作品。
名言も多く、好きな言葉に出会えると思える。
「STEINS;GATE」や「リトルバスターズ」が好きな方は好きかも。

「友情は見返りをーー」
「求めない!」



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