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抱っこ紐 前向き抱っこ どう思う?

こんにちは。東京の下町からおんぶ育児を広めたいさおりんです。

さて、本日のお題は、タイトルの通り

抱っこ紐 前向き抱っこ どう思う?

です。

おんぶを広めたくて活動している私にしてみたら「えーー!!(驚愕)」という感じなのですが…。今回はなぜそう思うのかを書きたいと思います。

抱っこ紐での前向き(外向き)抱っこのメリット

私がホストを務めている「高い位置でおんぶしよう!gran mocco交流会」というイベントに来てくださったお客様の中にもいらっしゃいました。

前向き(外向き)の抱っこ紐で抱っこをしていたお母さん。やんわり「危なくないですか?大丈夫ですか?」とお声がけしてみたところ、大丈夫だと。

「パパが向かい合わせで抱っこすると泣くので、前向きの抱っこにしていたらこっちが気に入ったみたいです」とのこと。
確かに、前向き(外向き)抱っこなら、自分の背後で誰がいるかわからない(おそらく、大好きなママが抱っこしてくれているはず❤)ので、泣かないのでしょう。
なるほど。そう言われると、それも一理あるかと思いました。

抱っこ紐での前向き(外向き)抱っこのデメリット

ちょっと調べれば、たくさん出てくるデメリット。
なので、その中でも特に私が危惧していることを挙げます。

①密着しているようで、密着していない

自分や子どもが怖い思いをしたとき、悲しくて泣いたときなど、安心できる人にどんな風にしてもらいたいですか?またはどんな風にしていますか?
抱っこ、しますよね?向かい合わせの。
しがみついてきますよね?心を落ち着かせるために。
外からの刺激をいったん遮断して、ぎゅっとしがみついて心を落ち着かせる。これはお互いが同じ方向を向いているとできません。
赤ちゃんは自分の前面(おなかや胸など)が、人肌に触れていると安心するといわれています。
赤ちゃんの背面が自分の前面には触れていますが、赤ちゃん自らが「くっついている」感覚を感じられにくいのです。

②転んだとき、手をつくことができなくなる

とても当たり前なことですが、もし、あなたが何かに躓いて転びそうになった時、どうしますか?とっさに両手を前に出すと思います。
これは、赤ちゃんの姿勢反射(パラシュート反射)という反応で、一生消失することはないといわれています。

しかーーし!しかしですよ、この前向き(外向き)抱っこのイラストを見てください。写真でもいい、どこか街中で発見したら見てみるでもいい。

、、、赤ちゃんの肩回りに自由がなくないですか??

もしかしたらの妄想ですが、、、
前向き(外向き)抱っこで歩いている→大人が躓く→両手をついて事なきを得る

なんですけども、赤ちゃんからしてみたら
なんだ急に視界が変わって、地面が近づいてきたぞ?→あれ?!両手が前に出せない→びっくりして泣く
↑こうならまだよいのです。

なんだ急に視界が変わって、地面が近づいてきたぞ?→あれ?止まって、景色が戻った→なんだったんだ?まぁいいか。
↑これが当たり前になってしまったら、地面が自分に近づいてくることに危機感を抱かない。両手、前に出ないですよね?つまり、そのまま地面に顔面強打する可能性が大!!なのではないでしょうか?

転んでも、直前で止まることが当たり前になっていたら、せっかくパラシュート反射を持って生まれてきても、自分が歩けるようになった時、転んでも両手をつかなくなる可能性があるのではないでしょうか?自分の危機管理能力を大人が下げてしまっているのではないかな。。。

考えすぎるぐらいいいじゃないか

考えすぎかなー?皆さん、どう思いますか?
まだ前向き(外向き)抱っこを目にするようになって日が浅いので、
ここに書いたような事態はすぐには起こらないと思います。
今、前向き(外向き)抱っこばかりされている赤ちゃんが大きくなって、
自分で歩き、走れるようになって…そんな分母が増えたその時にチラホラと表れてくるのではないかな?と予想しています。
きっと、みんながみんなそうはならないと思う(と期待したい)けれど、分母がいくつになろうとも我が子は1分の1ですからね。
大ケガとか、してほしくないですもんね。

他にも、骨盤に負担がかかる・抱っこする側にもストレスがかかる・男の子の場合、精巣に負担がかかる・赤ちゃんの顔が見えない・脚の付け根に過度の圧力をかける などなど、
まぁ、色々あるので、「うちの子、かわいすぎるから、ばばーん!と世界中に見せつけて歩きたい!」とかあるかもしれませんけど、
(その気持ちはわからなくもない。笑)
なぜ、それを選ぶのか、私みたいに「抱っこ紐よくわからないから、ま、おさがりでいいや」にしないでくださいね^^;

どうか、育児を楽しんで!!


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