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いきものがかりのみなさん、こんにつあー!! THE LIVE 2021!!!ファイナル

2021年6月11日(金)、横浜アリーナ。3人でのラストステージ。配信で見届けました。

本当に本当に、素晴らしいライブでした。どの曲もどのシーンも、一生忘れることはないだろうなと思います。
「太陽」で急に新しいフレーズを演奏するほっちに、嬉しそうな顔を向ける2人。「今日のはなんか違った」「格別だった」と声をそろえた「コイスルオトメ」。アンコールの「心の花を咲かせよう」のサビで聖恵ちゃんにハモるほっち。ほっちのハーモニカを横で聴きながら涙を堪える聖恵ちゃんの顔。3人での楽しそうな「夏・コイ」の歌唱。

いきものがかりの3人は「自分たちが作った曲が自分たちの手から離れて、聞いてくれる人の日常に、人生に寄り添えたら」とずーっと言い続けていました。ライブでも、いつも目の前の客席に向けて真っ直ぐに曲を伝えることに一生懸命だったように思います。でもこの日だけは、ステージ上の3人にとっても、1曲1曲がどこかいつもと違う風に聴こえていて、それを噛み締めているようにみえました。「さよならは悲しい言葉じゃない」「終わりという始まり 始まりという名の終わり」「思い出はいつもとなりにあるから優しくてつらいな」…フレーズの一つ一つが、今日の3人のためにあるようで。

とりわけ凄かったのがアンコールの最後に披露された「地球(ほし)」。ほっちが高校生の頃に書いた曲です。

もしもあなたが遠くへ離れても きっといつかの太陽よりも強く輝きたい
この場所から離れてくことが 今は少しだけ恐いんだ この限られた時間の中で それぞれに何かを見つけたら

20年以上も前からあるこの曲が、あまりにも今日のために用意されていたように聴こえてしかたなかった。バンマスの本間さんも呟いていたけれど、やっぱりみんなそう聴こえていたんだな。聖恵ちゃんはこの曲のアウトロでほっちが奏でるハープを聴きながら泣いていました。


アンコールの挨拶でよっちゃんは「自分たちが作った曲に自分たちが当てはまっていくようだった。自分たちの曲に自分たち自身が励まされるようだった」と言っていました。顔が見えない多くの「誰か」に向けて投げていたつもりだったけれど、その「誰か」の中に自分たちも入っていた、と。

いや、そんなのもう「究極」じゃん。3人が目指してきた「ポップソングの姿」としてあまりにも出来すぎてる。

よっちゃんはTwitterで「答え合わせのようなライブだった」とも綴っていたけれど、「やっとわかった?あなたたちの曲ってこうやって聴かれてたんだよ」ってきもち。


楽しそうに、自分たちのために演奏する3人のその姿をみて、ああこの人たちは3人とも、それぞれの意思でいきものがかりを始めて、それぞれの意思でここまで続けてきたんだなと思いました(もちろん、ただのファンがそんな簡単に言い切れることではないことも、時には意思にそぐわないことを選択したことだってたくさんあっただろうと思うけれど)。やっぱり3人ともそれぞれに音楽が好きで、歌うこと、演奏することが好きで、いきものがかりが好きなんだなあと思ったし、私の目に3人がそんな風に映ったのがとても嬉しかったのです。

本当に、私は何だかとてつもなくすごいものを観たなあ。きっとこのライブのことは、ずっとずっと忘れないだろうなと思います。いきものがかりの3人と歳を重ねられて本当に良かった。3人のいきものがかり、本当にありがとうございました。ずっとずっと大好きです。


ああ〜それでもやっぱりまだ、あと1ヶ月?2ヶ月?でほっちがいなくなるなんて、もう3人でライブしないなんて、信じられないな、、、、、まだしばらくの間はメソメソすることをお許しください、、、


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