もうひとり

就活も終盤に差し掛かってきており、ようやく半年強に及んだ自己との対話がひと段落するのであります。


今思えば、三月ごろまでは行きたいと思って企業に迎合していた自分がいたのかもしれません。

今思えば、内定欲しさに自分ではない自分を描いていたのかもしれません。

ただ、今思うのはやはりその過程もあったうえで、明日があるのかもしれません。

プロセスに過ぎないともいえますし、それ自体がある意味自己を自己たらしめる、一部であったのかもしれません。


最後に、自分が一番長く思い描いていた理想と対峙するということは、向き合えることは幸福なのかもしれません。


ここまできたら、他がダメだからあなた、なのではなく

ここまで来たからこその、あなた、なのかもしれません。



たかが就職活動ではありますが、ひとつ、自分のもっとも願ったものを得ることができたら、と思うのであります。

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