見出し画像

「天気の子」と「すずめの戸締まり」と自然とエゴと。

天気の子とすずめの戸締まりを見ていて気付いたこと。自然と人の共生。そしてそれをどの様に受け止めるのか。

「天気の子」と「すずめの戸締まり」で、自然と人の共生している姿が全く違う印象を持ちました。

そのモヤモヤとした気持ちを言葉にします。

(注意)ネタバレを含む

天気の子

STORY
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
天気の子オフィシャルサイト

天気の子では、多くの人のこと(多数の人)よりも、目の前の愛する人(大切なもの)を大事にするシーンがすごく印象的でした。

すずめの戸締まり

STORY
九州の静かな町で暮らす
17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、
「扉を探してるんだ」という
旅の青年・草太に出会う。
彼の後を追って迷い込んだ
山中の廃墟で見つけたのは、
ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、
すずめは扉に手を伸ばすが…。
扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、
草太は扉を閉めて鍵をかける
“閉じ師”として旅を続けているという。
すると、二人の前に突如、
謎の猫・ダイジンが現れる。
「すずめ すき」「おまえは じゃま」
ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、
草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!
それはすずめが幼い頃に使っていた、
脚が1本欠けた小さな椅子。
逃げるダイジンを捕まえようと
3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、
すずめは慌てて追いかける。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
不思議な扉と小さな猫に導かれ、
九州、四国、関西、そして東京と、
日本列島を巻き込んでいく
すずめの”戸締まりの旅”。
旅先での出会いに助けられながら
辿りついたその場所で
すずめを待っていたのは、
忘れられてしまったある真実だった。
すずめの戸締まりオフィシャルサイト

すずめの戸締まりでは、自分の大切な人を、自分で自然の為に捧げる行為をを主人公は行いました。

その時にすごくハッとした印象を受けます。

その後に、自分がどうなっても良いから、愛する人を救いたい。という行動に。

そこが、まさに天気の子とすずめの戸締まりの違う自然との関わり方が描かれています。

これは、今の社会情勢の中で共存していく、と言う選択を人間はしていく事が大切なんじゃないか。と言うことが暗喩されていると感じます。

この事から受け取るメッセージは、大切な事は誰も気づいてない事かもしれない、だけれどもその気づいていない事でも、気づき、一緒にやっていける人がいる。

そしてその人のため(自分のエゴ)だけでなく、世の中の人のために、何かやってくれている。と周りの人がだんだんと気づき始めている。

そうして、一時は愛する人を失い、その後救うために動いていく。

まさにそれこそが、失う(終末・戸締まり)事をしながらも、目の前にある本当に大切なものを気づいて歩んでいく。

これは、今まさに私たちが歩んでいる道なりそのものだと受け取りました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?