日本の墓事情

本日は春のお彼岸のお中日ということで、両親+叔父と4人で参って来ましたんですが。
いや、ホントは昨日行く予定だったんですけどね...お天気がね...( ̄▽ ̄;)

もう40年ばかし参ってる身としては、慣れてもいるし、年中行事として当たり前のことになってはいるのですけど。

今、この私の年齢では特に何とも思わないのですけど、両親を見て、数十年後の自分を想像して、さらに同じ霊園に向かっているご高齢の方々を見て思うこと。
それは、「お墓は近い場所がいい」という、紛れもない事実です。

いや、ホントに。

家から近いこと、駅から近いこと、出来ればバスは不要であること、段差の少ない墓地であること。

これ、かなり重要です。

ウチのお墓は鎌倉に程近い場所なので、帰りも散歩がてらプラプラするのにとても良い場所です。
でも、最寄りの駅からは基本バスです。歩くと健脚の大人で一時間弱くらいかかると思いますが、今の我が家はまだ歩こうと思えば歩けます。

しかし、です。
もう自分の身体を運ぶことすら儘ならないような方には、正直、バスだって大変です。
さらに巨大霊園なので、園内の移動だって大変です。いくら巡回バスがあるとはいえ、ほとんど山ひとつが霊園になっているようなところです。桶持ったり、花を持ったりして移動するのだって容易じゃない。

さらに言えば、ウチは40年も前に当事健在だった祖父が購入したので値段の程は知りませんが、現在、一番安い場所を一番安い墓石で購入しても、最低600万円かかるらしいです...
あ、合同供養塔は別として、です。

ちなみに、こんなに大枚はたいて買っても、継ぐ人がいないといつの間にやら取られちまうのがお墓ってやつなんですよね。

600万円。
もしも持っていたとして、自分の老後のためにとっておきたいとか考えるのはおかしいでしょうか?両親に自分で使って欲しいと思うのはおかしいでしょうか?(くどいようですが持っていたとして)

いや、そもそもこんなこと考えること自体がビンボー人だ、と言われれば返すコトバがないのですけど。
まあ余裕綽々の人はこんなこと考える必要もないですよね(^^;

だけど、日本の墓事情。
何か違う、と思うのは私だけなのでしょうか...

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