『都内の車窓から1』
朝、通勤時の乗換。
私は扉と後ろの人に挟まれ、蛸の吸盤が如くガラスに張り付いていた。
と、駅員さんが杓文字の様な物を持ってる。いや『様な』ではなくまんま。
落し物?いや、駅員さんはそれを胸ポケットへとしまった。
扉に物が挟まった時、抉じ開ける用なのだと納得。

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