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Kusabueさん、吉田 翠さんとの 【コラボ作品集】の目次です。 ⿴⿻⿸⿴⿻⿸⿴⿻⿸…
『懐古の時、それもまた』 小さな駅舎の時刻表。古い友人を訪ねたはいいが…… …
140字小説 悠凜さん作 『雨音に問いかけて』 そぼ降る雨の夕刻。 「ホタル来ないかなぁ……
140字小説 『同じ月』 十五夜。 今頃故郷では月見をしているだろうか。 今でも近所の…
俳句 kusabue 140字小説 吉田 翠 『海原臨みて』 寄せては返す波のように、繰り返す…
『思い出も継承』 夏休みは眩しい日の集合体だった。 遠足前夜、と同じように、…
『じいちゃんと僕』 夏休みの宿題にじいちゃんとふたり、木の枝に座っている嘘の絵を僕は描いた。 甲虫がいたんだ。 そう言って僕はじいちゃんの背中で泣いた。登ったまま降りられなくなった木登り。 助けてくれたじいちゃんが、そうかそうか、えらかったな~と笑った。 あの夏の日の絵を僕は思い出す。 今年の暑い初盆の日に。 ☆俳句 kusabue ☆1
『父』 楽な儲け話に失敗し、ふらりと家に帰った俺に 「酒はやらねぇぞ、ケツが…
『継ぐ波に乗せ』 「ほら、しっかり持て!」 「持ってるよ!」 息子の為に親父と幟…
『はなむけの舞』 あの人は、もういない。 いつからか傍にいて、眠る時も…
『桜吹雪く』 穏やかな川面を、滑るように小舟がゆく。 綿帽子に隠れた島田に…
『雛なる娘』 娘の初節句を迎える春。 「主人からお金貰ったから、雛人形を買いに…
『 Sweet Black Diamonds' Day 』 もらえる…。 もらえない…。 …別に…
『あなた、見てますか』 火鉢に乗せた網の上で、少し焦げた所からプーっと膨らんでね。まるで下ぶくれの福笑いの顔みたい。 お餅を焼きながら、そんなことを言ってふたりで笑いましたよね。 「おばあちゃん、お雑煮できたわよ」はいはい、と言って抱いたひ孫を返す。 今年も賑やかに、無事お正月を迎えられましたよ、おとうさん。 ☆俳句 kusabue ☆140字小説 吉田 翠 ☆イメージ 悠凜