ごめんなさいって大事だと思う


26年間生きてきて、大切だと思う事がある。

悪いことをした時にしっかりと謝罪をすることだ。

実はこれって意外とできる人が少ないんじゃないかなと思う。そんな風に思うのは社会に出てからできる人が少ないと実感しているし、自分自身も学生(小学生から高校生まで)の期間、素直に謝罪をすることが苦手だったからだ。
きっと、小さい頃はできていたけどなぜか成長するに連れてできなくなっていった。

この記事ではできなくなった理由の考察となぜまたできるようになったのか考えてみた。

「学校」という閉鎖的な空間
 僕は、学校は勉強よりも社会を疑似体験させてくれる場所だと考えている。勉強は大事だが、それよりも社会に出る前にある程度の理不尽を経験させてくれるのが学校だ。そうやって、日本の規律や規範を学ばせ社会に適応させ社会に羽ばたかせようとしてくれる。
 僕は「学校」は「社会」よりも理不尽だと思っている。小学校、中学校、高校と大学以外の学校は全て社会よりも理不尽だし逃げ場がない。
 学校に通っている時に僕は自分が本当に悪いと思って謝罪をした記憶がない。いつも、「あいつの方が悪いのに」「先生だって同じことしてんじゃん」とか思っていた。
 悪いことをして言い訳をしてはいけないという風潮があるが、僕は自分が本当に悪いことをしていないならば、先生にちゃんと納得するまで言い訳をして良いと思う。学校の先生は生徒の言い訳を聞いたうえで、悪いと判断したのならば、なぜ悪いのかということをきっちと説明し、納得した上で謝らせた方が良いと僕は思う。
 
 そうしないと、人はごめんなさいをどんどん言えない人間になっていってしまう。「お前が悪いから、謝れ」ではなく、「お前がしたことはこういう風に悪い、だから謝る必要がある」こういう風に謝罪をする必要を説明することが大事だと思う。


大人になったら謝罪が簡単にできるようになっていた!!
 大学生になると、学校というコミュニティは少し緩くなる。クラスは存在しないし、先生から謝罪を強要されることはないし、授業に出なかろうが、寝坊をしようが、二日酔いであろうが、課題を提出しなくても、全て自分の責任であり、誰にも迷惑を掛けなければ謝罪をする必要がなくなる。
 他人に迷惑を掛けたら謝罪する。そんな当たり前のことを学校では教えてくれなかった。悪いことをしたから謝れではなく、人に対してこういうことをして、迷惑を掛けたり、不快な思いをさせてしまったから謝る。この基本的な考えを教えてくれなかった。結構この前提条件をわかってない人って多いのでは??


社会人になって思う事
 学生のころ社会にでたら、理不尽なことでも謝らなければいけないと学校の先生に言われたが、僕はそれは嘘だと思っている。
 自分が悪いと思わないのなら、謝らなくて良い。社会人になって謝罪をするのは、期日を守れず先方に迷惑を掛けるとき、昇給したのに期待された役割を果たせなかった時、飲み会の場の無礼講を信じ、上司に無礼をし過ぎてしまった時くらいだと思う。
 

結論 
 悪いことをしたら謝らなければいけないと教えられが、僕は謝罪というのは、何が悪いのかを理解した上でその点に関してのみ謝罪をするのが大切だと思っている。でも実はそれって難しい。
 納得した上で謝罪するこれができない人が意外に多い。僕が社会人になって一番褒められたのは、ただ謝るのではなく、何が悪かったのかを上司に伝えたうえで謝罪をした時に褒められた。
 社会に出る前の学校では、謝罪のする意味をしっかりと教えた方がいいと僕は思う。




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