声優から入るヒプノシスマイク【#5】

音楽原作キャラクターラッププロジェクト
『ヒプノシスマイク』
(通称ヒプマイ)

セカンドディビジョンラップバトルの関連収益は十数億円以上、キャラクターを演じる声優さんの注目度も着実に高まっている巨大コンテンツです。

ヒプマイのキャラクターとそれを演じる声優さんを紹介するシリーズの第5回。


今回は
オオサカディビジョン
『どついたれ本舗』の三人です。


まずはリーダー
白膠木簓(ぬるで・ささら)

26歳。職業はお笑い芸人。話術は天才的だが、なぜかプライベートではオヤジギャグ好き。デビュー当時は盧笙とお笑いコンビ『どついたれ本舗』を組んでいたが、その後、解散しピン芸人に。

解散後の一時期、上京して碧棺左馬刻と行動を共にしていた。しかし、中央区の策略で決別している。


演じるのは岩崎諒太さん。

1986年生まれの35歳。大阪府出身。
デビューは2011年だが、2018年頃まで目立った活躍がない、いわゆる下積みが長い苦労人。山田一郎役の木村昴さんと同じ事務所だが、中学生の頃から活躍する木村さんとは対照的なキャリアと言える。

演技力は確かで、ラップも非常に上手い。

簓役がきっかけか、近年テレビ露出やアニメの活躍がどんどん増えている。これからの活躍にぜひ期待したい声優の一人である。

天才肌の簓を、下積みが長かった岩崎さんが演じるというのも面白いものがあります。



次は、
躑躅森盧笙(つつじもり・ろしょう)

26歳。職業は高校教師で担当科目は数学。
お笑い芸人を目指して養成所同期の簓とコンビ『どついたれ本舗』を組んでブレイクするが、簓との才能差を感じて解散を申し出る。あがり症で大舞台に弱く、これも解散を申し出た原因。

メガネは鋭すぎる眼光を和らげるためにかけている伊達メガネ。


演じるのは河西健吾さん。

1986年生まれの35歳。大阪府出身。
2006年のデビュー後、長めの下積みを経て、2015年にガンダムシリーズの『鉄血のオルフェンズ』で初めての主人公を演じて一気にブレイク。
その後、『3月のライオン』主人公の桐山零役など、様々な作品の主要キャラを射止めて、現在では売れっ子声優の一人になっている。

ヒプマイ声優陣の中で最も小柄で、ガタイのいい黒田さんと並ぶとギャップがすごい。

同じ事務所の木島隆一さん(麻天狼の一二三役)と一緒に番組を持つなど仲が良い。



次は
天谷奴零(あまやど・れい)

46歳。自称・詐欺師。ヒプノシスマイクを開発した張本人で、中央区にヒプノシスマイクや飴村乱数クローンを提供した人物でもある。独自の思惑で暗躍しているが、その真の目的は謎。飄々として腹の底は見えないが義理堅さも併せ持つ。

本名は山田零で、イケブクロディビジョンの山田三兄弟の父親。しかし、その存在を知っていたのは長男の山田一郎だけで、二郎・三郎は最近になって初めて父親が生きていることを知った。


演じるのは黒田崇矢さん。

1956年生まれの56歳。もともとは俳優として活動していたが、病気をきっかけに2000年に声優に転向。2005年から人気ゲーム『龍が如く』の主人公を演じて人気と知名度を高める。
現在では渋い声の声優の代表の一人として様々な作品で活躍している。

天谷奴零はもともと黒田さんに演じてもらう前提でキャラクターデザインしたのではないかと思うくらいビジュアルもピッタリである。

ヒプマイ声優の中で数少ない東京都出身。


三者三様のキャリアのオオサカディビジョンの3名の声優ですが、リーダーの岩崎さんが声優としては最も知名度がありません。
これがヒプマイコンテンツの凄さの一つだと思います。

普通の感覚だとリーダーに既に売れている人気声優をもってきたいところ。しかし、人気よりも『ラップができるか、キャラクターに合ってるか』を重視したキャスティング。

これがヒプノシスマイクのラップのレベルを高める一因となっているかと思います。

また、岩崎諒太さんを初め、たくさんの声優さん達がこれまでより知名度を高めて活躍のステージを増やしており、これからの活躍がますます楽しみになってきます。

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