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【ヒプマイ考察#3】歌詞考察-Division Rap Battle-

音楽原作キャラクターラッププロジェクト
『ヒプノシスマイク』
(通称ヒプマイ)

先日、7thライブ『SUMMIT OF DIVISIONS』も大好評の内に幕を閉じました。

その際に初披露された決勝バトル曲『SHOWDOWN』

素晴らしい楽曲でしたね。プロデュースのDragon Ashらしさもふんだんに出ていましたし、それがヒプマイらしさと融合を果たしていました。

この歌詞を見て、前の記事(今後のストーリー考察)がけっこう当たっているんではないかという気がしてきました。

『SHOWDOWN』の歌詞考察は発売後にやるかもしれませんが、今回から楽曲の歌詞から、ヒプマイの世界や隠された設定を考えていきたいと思います。

もちろん妄想に近い部分もあるので、合っているか合っていないかは分かりません。


まずは、記念すべき一番最初の楽曲『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』から、Buster Bros!!!の3名のパートを取り上げます。

山田一郎ソロパート後半

『与えよアニマ(生命)
それだけがカルマ(業)
躊躇は皆無だ
rhymeだけがライフライン
二次元でも三次元でも俺は俺だから
決めつけるやつらは一昨日来い』


まず、
「与えよアニマ(生命)
それだけがカルマ(業)」
かなり難解な部分で解釈はいろいろ出来ます。

ただ、少し山田一郎らしくない感じもする。

この部分、実は『山田一郎』としてではなく、『山田一郎役の木村昴』としてのパートなのではないでしょうか?

つまり『山田一郎』に生命を与えて、たくさんの女性(まぁ男性もいるけど)を沼にハマらせたことがカルマ(業)なのである。

「二次元=山田一郎」でも「三次元=木村昴」でも「俺は俺だから」
→キャラクターと役を演じる声優を別物として切り分けるのではなく、切っても切れないものとして扱うヒプマイの姿勢の提示。

「決めつけるやつらは一昨日来い」
→ヒプノシスマイクのコンテンツを、ただのオタクコンテンツだと決めつけるやつ、「声優がラップなんて」とバカにするラップファンやラッパー、そういったヘイターには興味ねぇ。という姿勢の提示。

このように考えると、このソロパートはヒプマイ全体の方向性と姿勢を示す、めちゃくちゃ熱くてカッコいいパートになります。


山田二郎ソロパート

『My name 二郎
You know my steelo
俺のベロ見ろ
俺はミケランジェロ
一郎のトルソー(胸像)を
トレスした次男坊
つまり最強の遺伝子継承した
ライムクローン』

steeloはstyleの俗称で、You know my steeloは
ラップの定番の表現です。意味は「俺の流儀(やり方、スタイル)を見ろ」という意味。

音を重視して、二郎→steelo→ベロ→見ろ→
ミケランジェロと畳み掛けるように韻を踏み、彫刻家だったミケランジェロと掛けてトルソー(彫像)というワードに繋げている。

「一郎のトルソーをトレスした次男坊」とその後のライムクローンまでの部分は、一郎への絶大なリスペクトとある種の依存を表していますが、もしかしたら物語上の重要な伏線を含んでいるのかもしれません。

つまり、二郎は実際に一郎のトルソーをトレスした次男坊であるということ。
しかし、二郎が一郎のクローン人間だとすると、乱数と被りますし、クローンというほどには二人は似ていない(血液型も違う)。

一郎は『ヒプノシスマイクを使いこなすために設計されたデザインベビー』であり、二郎は一郎の遺伝子をベースに改良を加えた第二段ベビーという可能性もあるのではないでしょうか?


山田三郎ソロパート

『三郎参上
慇懃無礼でブレーキが壊れたのは
ちょっとしたsub rosa
お前は体感速度上昇し(以下略)』

他の2名以上にスピード感が重視された三郎のパート。「三郎」と「参上」、「無礼」と「ブレーキ」で韻を踏んでいます。

そして、「sub rosa」は当然「三郎」と韻を踏んでいるのですが、聞き慣れないこの言葉。
直訳すると『薔薇の下』であり、転じて『秘密裏』だったり、『密かに行われること』を指す言葉です。

先程の二郎パートの考察を膨らませると、三郎もヒプノシスマイクを使いこなすために作られたデザインベビーであり、それが『秘密裏』という言葉に込められているのかもしれません。

『神童』と呼ばれる三郎の才能は特別な理由があるのかもしれません。


他のディビジョンもやろうと思いましたが、長くなったのでまた。

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