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幹を育てよう



1 note再開のきっかけ~一人の若者との出会い~

noteを始めたきっかけは、ワクワクしたからだ。
ワクワクの源泉は「出会い」だ。
ある本に出会って、著者の若者から感動をもらい、
いろんなことを思い出し、気がついたら深夜から早朝にかけて
キーボードを叩いていた。

そのままワクワクが続けばよかったけれど、ワクワクは
長くは続かなかった。
思秋期(いわゆる更年期です)ってやつが始まり、
心も体もどんより。手術もした。
ワクワクから遙か遠い、ジメジメな日々
そして諦めていた。いろんなことを。

noteを再開するきっかけになったのは、
久しぶりにワクワクしたからだ。
noteを始めるきっかけになった本の著者佐川さんともつながりがある、
一人の若者と出会い、またしても感動をもらった。
4年ぶりのnote再開!  

2 毛塚さん ~33歳が市長にチャレンジ~

けづか幹人 - 毛塚幹人 オフィシャルサイト (kezukamikito.jp)

今年は選挙の年だ。夏の東京都知事選では現職が3期目となったが、40代の若い候補者の躍進が大きな話題となった。
この間の自民党の総裁選も9人の立候補者のうち、40代の若手の候補者がでて大混戦だった。結果はともかく、今までと違う風が世の中に吹いている。

衆議院選挙。今日公示。投開票27日。
来月はアメリカで大統領選がある。

そして昨年LRTの開通で沸いた我が地元宇都宮。
来月は市長選と県知事選のダブル選挙。
ベテランの現職市長に一人の若者が挑む。

彼は33歳。私より20歳近く年下。
経歴はこんな感じ。

・地元で一番の進学校を卒業し、佐川さんと同じ東大を現役合格
・財務省のキャリア官僚
(東大生の進路先としてキャリア官僚はかなり不人気になっている
ようだけれど、難しい国家公務員試験を1桁台の成績とかとらないと
財務省には就職できません!!!)
・その後つくば市の副市長を4年
・地元にUターン 自治体の経営アドバイザー

こうやって羅列すると、彼はぶっちぎりのエリートである。
3年前に地元に戻ってきた。
そんなにエリートならば東京にいて、いっぱいお金がもらえるところに
転職するなり、自分で起業してすごい成功をしそうなのに。
ああ、なんてもったいない!なーんておばさんの私は思っていた。

直接会ったことはなかったのだけれど、彼の活動ぶりはSNSを通じてなんとなく知っていた。この人、面白い人だと思っていた

時々スマホのタイムラインに登場する彼は

・あんまりきれいでない街中の川の掃除
・うちの方の地区の田んぼで泥だらけになりながら田植え
・いろんな祭りで神輿をかつぎまくり
・佐川さんほか面白そうな若者と住宅街の路地奥の一軒家を改築した
 小さな本屋&カフェで楽しそうに作戦会議
・起業家とおぼしきたくさんの老若男女に囲まれて飲み会

いつもはじける笑顔でたくさんの人に囲まれて楽しそうだった。

彼はいろいろなところで注目されている。
サイトや記事にうつっている眼鏡姿の彼はスーパーエリートで近寄りがたい雰囲気がしていた。

26歳で「史上最年少の副市長」に アジャイル型で変革するつくば市経営 #30UNDER30 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)


3 対話会に行ってみた

朝、ぼーっとインスタを眺めていると、近所で対話会があると知り、せっかくだから行ってみようということになった。
会場は、地元の地区センター。
正直あんまり人が多いとはいえない状況だった。
めっちゃこじんまり~とか思って席に座る。

対話会の場で直接会った彼は、事前に様々なサイトで見かけた、眼鏡姿のちょっとお堅い副市長とは別人。笑顔でお出迎えされてしまった。

眼鏡をコンタクトに変えたのはよかった。
笑顔が映える。そして丁寧に一人一人に語りかける。
今年の信じられないくらいの酷暑の中、たくさんいろいろなところに出向いて、一人一人と対話してきたのだろう。
日によく焼けた顔に満面の笑み。よどみない説明は、
やさぐれた中年の田舎のオバハンのハートを鷲づかみした。
ああ、小さなスマホの画面の中で、いつもたくさんの人に囲まれて
笑顔でうつっていたのは
「これだからなんだ!!!」
というのが体感としてわかった。

よかった、実際に会ってみて。
もっと多くの人が実際に会ってみたらいいのに、と思った。

コロナを経て、DXが進展して、世の中はどんどん便利になっていく。
もうついていけないなあと感じることがしばしばある。
リアルに会わなくてもどんどん話は進められるし、
画面を通じてやりとりできるし、チャットで要件は済む時代。
ペーパーレス。視覚情報優位の世界だ。

でも、生身の人間は技術の革新についていけるほどすぐには進化しない。
生身の、動物としての人間にとっては、大切な時には、視覚だけでなく、五感、若しくは「直感」も含めた第6感まで全部使って、自分と対峙する人やモノがどういう存在なのかを確かめる必要があると常々思っている。

特に対峙するものが「人」であるならば、絶対にその人と直接会って、話をして、話を「聴」くべきだと思う。「聞く」ではなく「聴く」だ。
「聴」は「耳」と「十四」と「心」で成り立つ。
十四もの心をもって耳を傾けるということ。

で、それをやってみて、私なんかよりずっと年下で若いけれど、
信頼に値する人だと思った。

なぜならば、自分で直接会って確かめられたということもあるけれど、
彼が私が大切だと思う
「五感をフルに使って、人やモノと真摯に向き合うこと」
というのを丁寧にやってきた人だということがわかったからだ。
対話を大切にしていた。とっても。

選挙に出るなんていうのだから、世襲なのかと思っていたけれど、
彼は共働きのサラリーマン世帯に育ったという。
ほんとにチャレンジャーなんだなと思う。

対話会で、私の2つ隣の席に座っていたほぼ同世代の女性が、
彼にこんな内容のことを言っていた。

「子育ても終わって、なにかやりたいと思っていた。でもなかなかやれなくてモヤモヤしていた。それから宇都宮なんて、どうせ・・・といって諦めていたけれど、決起集会で『宇都宮を諦めない』といっていましたよね。私も『ああ、そうか諦めなくていいんだ』って思いました。若い人もそうですが、私くらいの世代も諦めないで、新しいことにチャレンジできるような環境があるといいです。」

諦めないこと 
チャレンジすること
ワクワクすること

ここ最近すっかり私が忘れてきたことだった。
ドキッとしながら対話会の話を聴いた。

4 つくば市副市長としての実績

年齢は若いかもしれないけれど、つくば市の副市長としての実績を積み上げた。つくば市長との出会いは、大学生の頃選挙活動を手伝ったこと。チラシのポスティングといった作業のみならず、マニフェストの作成にも携わったという。

五十嵐つくば市長は1回目のチャレンジでは残念ながら落選したが、2回目のチャレンジで当選し、彼に手伝ってくれと連絡したそうだ。
38歳の市長と26歳の副市長。市議会は当初相当荒れたらしい。
自分の親若しくはじーちゃんばーちゃん位の年齢の議員さんを相手にするのは至難の業だ。おまけに役所の中の職員も年上ばかり。最初は苦労したそうだけれど、丁寧に対話を重ねて、時には夏はガリガリ君、冬は肉まんを職員に差し入れしたりして、一緒に改革を進めたという。公約は9割達成。

そしてこの人口減少時代において、つくば市は全国で人口増加率ナンバーワンの自治体。これってとっても凄いことだと思う。

5 ポテンシャルいっぱいの地元 ~北関東最大の街宇都宮~ 

彼は決起集会で「宇都宮を諦めない。」といったそうだが、
そうそう。私が大好きな街はポテンシャルがいっぱいなのだ。

ターミナル駅周辺の再開発が進み、LRTが開通し、ちょっと都会な雰囲気が漂ってはいるところもあるけれど、車を走らせればすぐに田んぼや畑、果樹園が広がるような地域。中心市街地は空洞化して空き店舗や空き家がいっぱい。この街にずっとに居続ければ、都会でも田舎でもない、中途半端でありふれた風景が広がる町と思いがちだけれど、視点を変えたら魅力がいっぱいつまった町。

最近、仕事家事育児介護諸々に疲れ果てた、都会にお住まいのかつての同級生たちが連絡してくることが増えた。
勝手に「癒しプラン」と称して、半日~1日観光してもらって一緒に遊んでいる。
有名な餃子を食べてもらい、竹林に行って、大谷石を掘り出した跡地の穴蔵に潜って英気を養う。

彼女たちは口をそろえて、「ほんとにいいところだよね~。移住とかいいよね。」というので、「テレワークできるんだし、こっちに住んで豊かな人生を送ろうよ」と誘う機会が増えた。外から見た宇都宮は想定外に魅力的な町みたいだ。


正嗣派です
若山農場の竹林

若竹の杜 若山農場|栃木県|竹林 (wakayamafarm.com) 

下野一宮 宇都宮二荒山神社

↑いい画像がないので、これで。夏は涼しく、そして異次元空間。若山農場同様、映画、MV撮影現場としてもたくさん登場!

この田園風景に友人たちは癒されて都心に帰っていった・・・


若い頃、散々新宿のキラキラしたネオンの下、終電がなくなって、山手線の始発までマイクを離さず歌いまくったのが嘘のような四半世紀後。早く脱出したかった、どちらかといえば嫌いだった我が町を愛する自分がいるなんて、相川七瀬や大黒摩季を歌舞伎町のボックスで熱唱していた細く若かった私にはまったく想像もしていなかった。

時代も人も私も変わるのだ。

6 変わる時代 「水瓶座」の時代と「水瓶座の」男

Noteをサボっていた間に、星読み(西洋占星術のこと)をかじり始めた。
占いなんてね~という声はあると思う。でも、星は何でも知っている。古代から現代までの長きに渡り残ってきたのは、人類が積み上げた叡智だから。一部が面白おかしく表面的に取り沙汰されているけれど、本質はえらく深い。

その星読みの世界では最近は「風の時代」といわれている。
「風」というのは12星座のうちの
「双子座」「天秤座」「水瓶座」の3つを差す。

この中で特に重要なのが「水瓶座」。

西洋占星術で主に使う10個の天体のうち、最も強力な力を発揮する
「破壊と再生」、つまり大きく変容を促す冥王星が2023年から水瓶座に移動。これまで水瓶座と山羊座の間を行ったり来たりしていたが、
今月12日から順行になり、来月の市長選のちょっとあとから、本格的に水瓶座入りする。

キーワードは「水瓶座」なのだ。

山羊座が表すのは
「権力」「国家」「政治」「経済」「組織」「管理」

射手座から山羊座へ移動したのは2008年。
この年と言えば、リーマンショックが起こり、世界経済に大打撃を与えている。

これからの水瓶座が表すのは
「博愛」「個性」「自立」「平等」「インターネット」「地方自治」
「宇宙」「テクノロジー」「ボーダーレス」など
組織ではなく個人で自立し、自分に合った小さなコミュニティーを
インターネットで構築していく自由なサイン

はまっている星読みの世界から毛塚さんのプロフィールを覗いてみた。
なんと太陽星座「水瓶座」の男 
けづか 幹人
愛称ミッキー

ミッキーといえば老若男女ワクワクする夢の国にいるネズミさんと
同じ愛称。

水瓶座の男
水瓶座本格時代に
変えるために登場!
そしてみんなをワクワクさせる。


7 最後に ~幹を育てよう~

私が戻ってきた四半世紀前に比べて、
今は断然素敵な町になったと思っている。

でもいっぱいある可能性は
まだまだ解き放たれていない。
せっかくならちゃんと対話できる人と一緒に。
みんなで可能性の種を蒔いて育てよう。

大きな時代の変化の「風」が吹くとき、
せっかく蒔いた種が大樹に育つには、
幹が肝心。
どっしりした幹があれば、どんな風が吹いても
しなやかに生きていける。

大好きな若山農場の竹林の中にある
こんなでっかい欅の幹のように
みんなで幹を育てよう。

竹林の中にでーんとそびえる欅が見事です。竹林散歩に栗の和菓子付きの抹茶で一服は最高です。


宇都宮を諦めない
そして、私も私を諦めない
いろんなことを思い出させてくれてありがとう。
がんばれ~




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