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Tales of ARISE – Beyond the Dawn(クリア後感想)

ジャンル:心の黎明を告げるRPG
プラットフォーム:Steam、PS5/4、Xbox One、XSX/S
発売日:2023年11月9日

テイルズオブシリーズ大好きな輩の🍈です。
発売日から遊び回ってクリアしました。

公式より通達はありましたが、ネタバレに絡むことについて
配信を含めてSNS投稿にも気をつけるべきと思いましたので、
本記事はまるっと文章Onlyとなりますことをご了承ください

ということで、これより先はネタバレを含む感想となります。


全体の感想

率直な感想としては、概ね満足できた内容でした。なんといっても本編完了した後のガッツリした追加DLCというのはテイルズでも初だったのではないのかな?。過去はToG→ToGfとありましたが一応あれはDLCではないですし、ラタトスクは別作品扱いだし完全版はおいといて🙄

ボリューム:◎

規模としては進めている中で、結構ボリュームあるなと何度か感じたほど。
実際、クリアまでのプレイ時間は、発売前にインタビュー記事で見かけた内容と同じ位の時間でした。(サブクエも全部じっくりプレイして19時間ほど)

シナリオ:○

DLC発売前に、記憶を遡るために3連休を使って本編を駆け抜けプレイしたのですが、これはやっておいてよかった。DLCは本編クリア後からEDイラストのシーンの間の物語ということで、スムーズにシナリオに入ることが出来たし、発売前の小説も雰囲気を味わうことが出来ました。

ただ、本編を改めてプレイすると、終盤が足早展開だったことや、終わり方が超ご都合主義じゃないかと思う部分があったりと、微妙な側面も思い出したりもしました。そこからのDLC世界でどうなるかと思いつつプレイし、ダナが!レナが!の対立は想定通りでしたが、いい感じにナザミルに振り回されました。

他作品に比べると、本作はパーティメンバーの組み合わせというか恋愛方面へ結びつかせようとする様が強く感じられましたが、DLCではマシマシだったのでそこの好き嫌いも結構分かれるかも。

戦闘:△

間が空いていることもあったので、戦闘は久しぶりでも新鮮に楽しめました。ただ、戦闘アクションの変化を本編から求めている人には、つまらないと感じてしまうかも。キャラクタークエストを進めることでブーストアタックが強化されることはありますが、戦闘システム的に違いではないですし。

敵キャラクターも新しい敵が増えていたり、グラフィックが大きく変わっていればまた別だったかもしれませんが、戦う相手としてラスボス以外ほぼ変化ないですからね。本編をしっかりプレイしていれば、敵モンスターのグラフィックタイプでどのブーストアタックが有効とかすぐわかっちゃうからなーという。

また、セーブデータ引き継ぎがないのでスキルパネルの解放も手間に感じるかも。どれ優先だっけ??とかすぐに思い出せずにSP安いパネルはどれだとアタフタしながら選ぶのは懐かしさや楽しさを思い出す以前にやはり面倒と思う面が勝ったかも。

そんなざっくりとした全体の感想。

ストーリーを追っての感想

ナザミル

初っ端から酷い扱いのナザミル。
領将 (スルド)の子供ということだったので、誰だろう髪の色からしてまさかのヴォルラーンだったりするのかと思いっていたところ、ヴォルラーンが殺した前任のウルワギル・ヒルドリスの子供でした。なるほどね。
ナザミルの皆への反応や住民の反応にあー…と思いながら次第に心を開いていく様子を見てうんうん頷くプレイヤーと化してました。メニュー画面でも最初は皆から離れて立っているイラストから、中央に腰掛けるイラストに変化した時は(´;ω;`)ブワッと来てました。超保護者観点。

アルフェン所信表明

<炎の剣>としての行動を求められてドッカーンしたアルフェンのウルベゼクでの所信表明。アルフェンの伝えたいことを即座に理解し、人々に<紅の鴉>の立場としてもしっかり意見するために発言したネアズ。お前…ジルファ亡き後の管理職で大変そうにしてるだけじゃなかっただな(酷い)…と評価が爆上がりしちゃった。頑張れネアズ、負けるなネアズ、なんか一緒の幹部たちは色恋沙汰発生してそうだけど。

ナザミル初回戦闘後

地面に這いつくばって話しながらピクピクしてるシーンが滑稽すぎて嫌い。
倒れるならしっかり倒れて、意識だけなんとかあるとかならわかるし、麻痺の状態異常とかで動けないとかであるならその描写をしてくれればいいのだけれど…。あのそれなり長い時間会話してるくせに、ずっと伏せてピクピクしているあの様を見せられるのは演出として間違ってない?と思った。
ナザミルがトドメを指すはずが無いから、気絶まではさせないというのはわかるけど、わかるけどもうちょっと見せ方無かったのかなー…と。

ちなみにあそこの戦闘、初回プレイ後に強制終了だったのかわからず、難易度を一番簡単にしてチャレンジしてみた結果として、最後まで演出を見るくらいで強制被弾でHP0になったので強制全滅で戦闘終了のイベントだったんだなと理解。

魔装備

なんでここに出てくるん??
最上階に進む道はラスボス直行ルートっぽいから別ボスかな~アイテムかな~とワクワクして取りに行ったら魔装備だった件。これは…どうなんだ??
演出としてもなんか違う気がするし、本編から引き継ぎがないプレイヤーとしても嬉しくないと思うだろうしどうなんだろう。皆の意見や如何に。

最終戦の演出

ラスボス3連戦の〆。プレイ時はHPゲージがスッと消えたので、
「あー…イベント起きるな」という認識に変わり、あの演出。

「なら、後はナザミルが外に出れば終わりだ」

\ I want you feel…~♪/

(OVLx4)

プレイ時はテンション上がりましたよ、そりゃもう。
最終戦で主題歌流れるとかたまりませんとも。英語Verでしたね。

ただ、好きなシーンだったな~と思ってもう一回見てみるともう1溜めあっても良かったんじゃないかな~~と。覚醒するきっかけというか、ナザミルがちゃんと戻ったから全力を出せるようになって力を解放するみたいな。

ナザミルの笑顔

よ"がっ"た"(保護者感)
演出にまた我儘をいうのであれば、仮面は自分で外すんじゃなくて自然に落ちてほしかった。

ただ、ここまでの騒ぎ引き起こしてしまってこの笑顔と発言で終わりでいいのかと思うと🤔

ED

ナザミルの旅立ちと二人の大切な話で終わりましたが、ED後に自由に世界を回れる状態としてほしかった。クリア後のセーブデータはまだ仮面被った人が大勢いる世界に戻っちゃうけど、あの仮面がなくなってダナとレナが協力について更なる一歩を踏み出した世界を見てみたかった

婚礼の儀

DLC内でやらないんかーい!!!!!
本編のEDラストのイラストのシーン描画があったけど、ここで逆にアルフェンとシオンの婚礼の儀をしっかりやって、ナザミルは参加していたのだけれど絵の中にはいなかっただけとかそういうものを見れるのかと思ってた…。

ツッコミどころ

EXクエストのタイミング

DLCのメインストーリーとは別に、裏テーマとして取り扱いたかったのであろうEXクエスト(アルフェンが婚礼の儀について調べる)について。
メインシナリオの進行に合わせて、サブクエストやEXクエストの受注できるものが開放されていくのであろうけれど、空気感が本編と全く噛み合ってない。終盤なんて、全世界に仮面つけた集団(カル・ベイゼル)が押し寄せてきてダナ人とレナ人が協力して撃退するという逼迫した状況の中、<炎の剣>御一行は、定住するならどんな土地~?みたいな感じで訪問してくるわけである。どんな英雄だったとしても街を追い出されてもおかしくないはずである。もうちょっとタイミングと進ませ方を考えられなかったのだろうか。

キャラクター操作

発売前のインタビューのどこかで、キャラクターごとに焦点をあてた内容も存在する…といった記事をみかけたので、これはそれぞれのソロ操作があるに違いないと思っていたが、キャラクタークエストのことだったようで、やや肩透かしを食らった。クエストで確かにアルフェン、ロウ、テュオハリム(朧気?)はソロがあったし、キサラはテュオハリムとペア、リンウェルはロウとのペアで戦闘があったけど操作キャラは交換できての戦闘だった。
あれ…シオン操作あったっけ…🤔

突如として必要とされるヌシ

クエストを進めているといきなり要求される素材。
ヌシってなんだ?釣り??釣りポイントどこだっけ…アダン湖にあったなと思って釣りに行き、一番下の魚がヌシだったかなと思うも違う。
調べてみると本編にいたはずのアダン湖のヌシは消えていた!!
その後、ネヴィーラ雪原に出向き、そこにいたヌシを釣ることで事なきを得た。その後、別のクエでもヌシを求められたので調べてよかった。

以下、Xに呟いた呪文は、後のプレイヤーたちもおそらく調べるであろう情報のヒントになればと思い残したものである。

解消されなかった気になる点

ナザミルの生い立ち

生まれてからの扱いや教育などはほんの少しだけクエストで触れられたり、本人から語られることはありましたが、ウルワギル・ヒルドリスがなぜダナ人との間に子を設けたのか、打算的なものだったのか別の理由があったのか等掘り下げがあるのかと思ったけど無かった。ドロドロしすぎるから?

ナザミルの母

名前もそうだし描写が無いに等しい。意図的に隠されてるような気もしたのですが、今後なにか展開があったりもするのかしら。

ウルワギル・ヒルドリス

ヴォルラーンに殺される時の声や、ナザミルのフラッシュバック時に聞こえたりする声だけの出演で姿は見えず。ただテュオハリムと反りが合わなそうと話も出たから冷酷な感じなんだろうなぁ。経費削減領将。

紋章の謎

ナザミルは調整体であり、紋章も不完全と語られていたはず。
そんな状態でもヘルガイムキルの施設を作動させたり、姿を消す特殊能力を持っていたりと、固有名がついている位には上位の紋章な気がする。

ヘルガイムキルの記憶を覗く

ナザミルが仮面の情報や、枢幹の場所を知り得たのはヘルガイムキルの記憶を覗いたからということでしたが、何をどうやったのか?紋章の力なのか、それとも紋章の力で操作できた機械から読み取れたのか🤔

ナザミル強すぎ問題

戦闘では他領将の武器を使ってきたり、両世界の星霊を扱えるから全属性をぶっぱなしてくるわ、挙句の果てには炎の剣を模倣する(これにはアルフェンへの憧れを感じてニッコリ)などやりたい放題。あれは一体何の紋章だったのだろうか、それにしても途中で調整が終わった個体であったとしてもヴォルラーン以上ではあるまいか。

虚水について

合一した世界ではいたるところに存在するようになり、処理については語られなかった虚水。事前小説でもアルフェン-シオン偏にて触れられていたため、DLCでなにか解決法や扱いについて語られるかと思ったが無かった。
ファーリア牧場のイベントで一時的に発生した虚水もその後に自然と消えていたのはちょっと苦笑してしまったり。それでいいのか世界。

仮面が外れた世界のその後

「仮面を着けている間のことは、幸い皆覚えていない。じきに騒動そのものも忘れられるだろう」とは言われましたが、着けてない直前とか覚えてるんじゃないの?バエフォンなんかは街が襲われて隠れて、更に外に飛び出してと、そこまでの記憶があったら確実にナザミルに対してなんらかの感情持っただろうしそれでいいの???
しかも初回は洗脳も第1フェーズで、ナザミルが直接指揮仮面被って周りの仮面制御して姿出していたであろうから全世界がナザミルにとって危険になっている状態なのでは???
ナザミルせめて服を着替えてから旅に出ないと危険だって!!!!!


などなど、色々思ったりしたことを書き連ねました。
もしかしたら記憶が抜けていたりするツッコミどころのある部分もあるかもしれません。その時は教えていただければ幸いです。

ED後の世界、テイルズオブシリーズ絡みでしっかり覚えているのは、エターニアED後の世界は小説で語られているんですよね。最近追ってませんでしたけど、本作でもあったりするのかな、アライズのこの世界は色々補填どころが多いのであったら読みたいなと思った次第でした。

ひとつ確かに言えるのは、Beyond the Dawnを私は楽しめましたということ。ナザミルは今回だけで終わるのは悲しいなと思うくらい、かなり好きな思い入れのあるキャラクターになりました。撫でてあげたいくらい。

といった形で本記事は終わりです。皆様の感想はどうだったでしょうか。
次のテイルズオブシリーズ作品に期待したい🍈でした。
ここまで読んで頂き感謝🙏

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