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フェアリーテイル(PS4版) クリア感想 

 PS4版のフェアリーテイルをクリア。原作未読及びアニメ未見の名前だけ知っている勢。

 通販サイトでパッケージ版が格安にて売られて、且つ開発会社がアトリエシリーズで有名なガストが作っており、そして私自身の下心を少々持って購入しました。あい。

 難易度はかなり易しい部類に入るので、ガッツリしたRPGしたい人や高難易度でやりたい人には不向きかも。今回の自分は気楽にユルくRPGをしたいがために選んだが予想以上に楽しめたし、RPGとしては優等生な部類には入ると思った。何より一部のマップ移動以外のロードやUIがめちゃくちゃ快適。あと、原作に興味を持つ良いきっかけにもなれたかな。


ストーリー

 原作のどこらへんかは知らない。一切調べてない。ただ、予備知識なしでも付いてはいけた。駆け足気味なので話の前後が分かりづらかったり、モノローグで省略される話もあったりしたが、大筋の話はボイス付きでしっかり描いてくれるので、ドラマ性は維持しつつ流れは掴めるようになっていた。だから盛り上がるシーンは、少年マンガらしくノリと勢いだけでいけるし、たまにイベントがムービーになるときは心が童心に返ってスゲェ燃えた。

 まぁ、流石に設定の理解は割り切るしかないかもだけど。例えば滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)が使う滅竜魔法の成り立ちはゲーム中にて語られるからまだ理解はできたけど、星霊魔法は話に深く絡まないからよく分からん。辞書はあれど全てを理解するには足らない。自分はそこら辺は割り切る方だから、説明求められても説明できん。そこは原作を読もうてことで。

戦闘

 戦闘はド〇クエXIのようなスキル主体で戦い、且つ3×3のマス目にスキルこどに決められた範囲で攻撃するもの。突き詰めれば戦略性のあるコマンドバトルになりそうだったが、難易度は易しいので雑魚戦ではどのスキルの範囲攻撃で敵をまとめて攻撃するか考えつつMPの燃費を考慮に入れ、ボス戦は威力の高い範囲の狭い攻撃で殴る感じ。ただ、MP管理もレベルをガッツリ上げたらほぼ回復しなくても攻略できるようになっている。そしてウェンディのバフが強いので楽をしたければパーティ入り必須、歯応えが欲しければバフを縛るかパーティから外すべきキャラとなっている。

 また、このゲームには魔法連携というのがあり、最大15回までを5人パーティなら各キャラ3回まで(1人でも15回分を回することは可能)順番に攻撃するのだが、これが強すぎる。低レベルでもかなりの火力を稼ぐことができるし、最終的にはダメージ合計を100万以上与えることが可能。インフレがすんごい。因みに、ダメージ100万超えたらトロフィー獲得できたので想定内の仕様らしい。

 戦闘の目玉の1つがスキル発動時のモーションかな。多分、原作再現してあると思う。自分は見て楽しむ系の戦闘が好きな人間だから、技名叫びながらの派手なエフェクトで魔法をぶっ放すスタイルは好みに刺さったし、思った以上に動いてもくれるのもグッド。まぁ最初はナツを演じる柿原さんの「火竜の(普通の声)咆哮ーーー!!(裏声)」には笑ってしまったが。ここら辺はルーシィ演じる平野さんも怪しい。これが歳か。因みに自分にとって柿原さんといえばシモン、シンク、ロイドが思い出深い。

 あと主にルーシィに多いが、見映えは凄く良いが演出が長いものもあるため演出スキップができるようにもなってたので、テンポが阻害される心配はなかった(魔法連携時は不可)。これはレベル上げの時に重宝した。

 故に戦闘は歯応えよりも見た目に惹かれる人に最適かなと思う。

育成・やり込み要素

 育成はレベル上げるだけ。クリア後にレベルリセットして能力底上げできる。

 装備はラクリマという装飾品のみで最大5つまで装着できる。RPG的には武器と頭・腕・体・足につける防具を全てラクリマで統一している感じだが、同一系統(攻撃力アップ等)のラクリマは同時装備できないので、極端な能力アップはできないようになっている。

 研究所で素材を利用して作るのだが、ギルドの依頼や住民に要求される素材を渡すと報酬でもらえたりするので意外と集まる。ストーリークリアだけならそこまで一生懸命やらなくてもいいし、素材集めをするにしても種類が少ないので苦労することはない。

 クリア後もやり込みはできるが、自分はストーリークリアしたら満足しちゃう人間なので、全員をレベル99及びS級魔道士に昇格させてS級用クエストを5つこなしてやめた。強敵用の戦闘も一応はあるみたい。

 何だかんだと、システムは一般的なRPGと同じ。

キャラモデル

 アトリエシリーズやってる人なら、ソフィーのアトリエくらいの造形だと思えばいいんじゃないかな。そして原作通り、男も女もムッチムチ。ただ、この頃のガストのDLC価格がえげつないから、追加衣装とか追加キャラを買うのが躊躇ってしまうのが欠点。あと、アトリエシリーズではお馴染みになったフォトモードもあるけど、パーティ5人しか被写体を選べないのとポーズが少ないのが勿体ないかな。

音楽

 アニメがもともとケルト音楽に寄せたものらしいのでそれに合わせた感じか。最初はガスト自慢の作曲陣かと思ってたけど、今回はコーエー組。とはいえ、とても良かったからサントラ欲しいんだけど、現物はパッケージ版の限定品のみなのよね。ストリーミングはあるんかな。

総評

 まず、原作未読は楽しめるかと聞かれれば楽しめると答えられる。とりあえずは見た目が好みならそれで判断してもいいのではないかな。あとはユルいRPGでも良い人なら選択肢に入れてもいいかな。そもそも開始からイージーでやってもええで、という案内が出る時点で難易度はお察しだったけど。
 個人的には見映えも良く、ストーリーも燃える展開で楽しめたので、今度は原作をマガ〇ケで読もうかと思っている。それくらいフェアリーテイルは気に入った。小難しい話もなかったしね。

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