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ゲーム感想文

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クリアしたゲームの全部を蓄えるマガジン
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記事一覧

ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~ クリア感想

 PS5版で本編クリアしました。難易度はノーマル。  私のアトリエシリーズのプレイ歴は、黄昏シリーズと秘密シリーズ。  3作連続でライザが主人公になった秘密シリーズ3部作の完結編。それに物怖じせずブラッシュアップされた戦闘、「鍵」により拡張されたシステム、そして広大なオープンフィールドの導入とゲーム開発陣の挑戦も如何なく行われており、最後まで楽しむことができました。  とはいえ、ストーリーにおいては連作物の弊害として1作目からでないとキャラクターの情緒が伝わりにくく、挑

Ib(イヴ)リメイク版 クリア感想

 PS4版でクリアしました。  もともと2012年にフリーゲームで発表されたものを、下地はそのままにグラフィックを向上、一部の謎解きの調整などが施され、有料でプレイできるようにされたリメイク作品。  2D探索型ホラーアドベンチャーというジャンルで、私はホラー物がとても嫌いなためにおっかなびっくりとプレイしてましたが、ホラーの定石は押さえているものの、見下ろし型のデフォルメされたゲームデザインなためか怖さはマイルドになっているので、まぁ、大丈夫でした。  何よりも、例えば

幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE- クリア感想

 PS5版にてクリアしました。  開発はロックマンゼロシリーズを代表作に、現在も数々の横スクロールアクションを中心にゲームを手掛けているインティ・クリエイツ。  お手軽なメトロイドヴァニアがやりたくて調べたところ、評判の良さそうなこちらを発見し購入に至りましたが、思った以上に出来が良く、良い意味で予想を覆される面白さでした。ロックマン好きなら、より興味を惹かれるものかも。  なお、ファンの方には申し訳ないが、私自身は幻日のヨハネどころかラブライブ!もよく知りません。一応

ワールドエンド・シンドローム クリア感想

 NintendoSwitch版でクリアしました。  ミステリー × 恋愛アドベンチャーゲームとのことでしたが、テンポ良く進むシナリオはとても読みやすく、キャラクターも個性的ながら脇役含めて魅力的でした。  ミステリー要素に関しては、サスペンス、伝奇物、ホラー、時々ファンタジーなどと複数のジャンルが混ぜ合わせた感じになっており、序盤からもそういった演出にかなり力が入ってて色々な意味で驚かされた。・・・序盤のホラー演出はやめて欲しかったなぁ。  なお、私が記事の表紙絵をこ

クライマキナ -CRYMACHINA- クリア感想

 PS5版にてクリアしました。難易度はノーマル。  フリューから出たモナークとクライスタのプロデューサー兼ディレクター兼シナリオ担当・林風肖さんが新たに携わった作品。私は2作ともプレイ済み。  林さんがインタビューで今作はクライスタの精神的系譜作と発したように、タイトルや「エゴ」「ヨミガエリ」といった過去作の共通用語が出るものの、世界観は人類滅亡後の近未来SFで登場人物は機械ということもあり、続編としての匂わせは僅かしかないほぼ別作品となっている。  ストーリーは過去作

クライスタ -CRYSTAR- クリア感想

 PS4版にてクリアしました。難易度はノーマル。  私がこれをやるきっかけとなったのはクライマキナというゲームに目を付けたことから始まり、調べてみるとそのプロデューサー兼ディレクター兼シナリオを担当したのが林風肖(はやしふゆき)さんで、その人の1つ前の作品が私が以前プレイしたことのあるモナーク、そしてクライスタは処女作品であると分かったために、じゃあクライスタをやってみようかという流れがあったりします。  いざプレイしてみると、ストーリーや世界観は私好みで、モナークでも出

イース・オリジン(Ys ORIGIN) クリア感想

 PS4版にてクリアしました。難易度はノーマル×3人分。  私のイースシリーズのプレイ歴は、7(PSP版) → フェルガナの誓い(PSP版)  → 1&2クロニクルズ(PSP版) → セルセタの樹海(PSVita版) → 8(PS4版) → 9(PS4版)、という順番。  本作は「君はアドル・クリスティンを知っているか?」という始まりのナレーションでお馴染み、ゲームメーカーのファルコムの看板タイトル・イースシリーズの1つだが、その不動の主人公であるアドル・クリスティンが不

コーヒートーク クリア感想

 PS4版にてクリアしました。  開発はインドネシアのインディーゲーム会社によるノベルゲーム。  おすすめのインディーゲームによく名を連ねるので前から気になっていましたが、ボリュームは少ないながらも、私好みの小説や映画を見終わったような読後感が心地良いゲームでした。特にキャラクターに合った翻訳のセンスが抜群に良い。  また、ノベルゲームでありながら、主人公がコーヒーをメインにしたカフェを営んでいるのもあり、プレイヤーがお客様に注文通りの飲み物を提供するというのも面白く、

KNACK ふたりの英雄と古代兵団 クリア感想

 PS4版にてメインストーリーをクリアしました。難易度は普通。  ソニーのSIE・JAPANスタジオ自らが開発。簡単操作で誰でも楽しめるということで興味を持ちプレイしてみたところ、謳い文句に偽りなく楽しむことができました。思った以上にボリュームもあり、間違いなく良ゲーではある。  ただ個人的に思ったのは、簡単ではあるがお手軽ではない、難しくはないが忍耐力はいるなということ。万人向けに作られたゲームであるからこそ、各プレイヤーのジャンルの好みや腕前次第で感想は分かれるのかも

アサシンクリード リベレーション(エツィオコレクション) クリア感想

 PS4版にてクリアしました。本作はアサシンクリードシリーズの第4作目であり、エツィオを主人公とした3部作の最終作。  これにてエツィオコレクション完走と相成りました。エツィオを追いかけた身としてはそれだけもう感慨深い。え、デズモンドはって? そいつは知らんな。  他の2作品と比べると今作はストーリーやシステムの毛色が違うために評価は人によって変わるのではないかなと感じました。その中でも、ストーリーの視点が従来の本編エツィオと現代編デズモンドに加え、今回新たに初代アサクリ

アサシンクリード ブラザーフッド(エツィオコレクション) クリア感想

 PS4版にてクリアしました。本作はアサシンクリードシリーズの第3作目であり、エツィオを主人公とした3部作の2作目。  前作から続けてのプレイとなりましたが、基本操作がまんま同じでありながら戦闘を中心に細かな調整や追加、更には遊びの幅が前作以上に増えていることもあり、ダレることなく楽しくプレイできました。その反面、難易度は大味だった前作から引き締まったものになった気がする。難しいとはまた違うから表現しづらいが。  ストーリーは前作のラストシーンから地続きで繋がっているため

アサシンクリード2(エツィオコレクション) クリア感想

 PS4版にてクリアしました。本作はアサシンクリードシリーズの第2作目であり、エツィオを主人公とした3部作の1作目。  私にとってはこれが初めてのアサクリだったのですが、思いのほか楽しめました。暗殺ゲームという唯一無二なゲーム性に加え、1470年代以降のイタリアを再現したフィレンツェやヴェネツィアといった都市でちょっとした観光ができたのが、歴史好き且つインドア派な私からしたらとても嬉しかった。といっても、私は世界史より日本史好きですが。カタカナの人名はやっぱつれぇわ。  

メタルギアソリッド4 GUNS OF THE PATRIOTS クリア感想

 PS3版にてクリアしました。難易度はLIQUID EASY。  シリーズの集大成、そしてソリッド・スネークの物語の完結編であると同時に、シリーズの当たり前を見直した挑戦的なゲームにもなっていると感じました。  私事としては、何年も前にレガシーコレクションというものを購入していたのですが、メタルギアソリッド3に満足してしまった結果なんと2年以上も間を空けてしまい、今回ようやく腰を上げてプレイしたという経緯があったりします。  いやぁ、実はメタルギアシリーズ独特のステルス

CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION クリア感想

 PS5版にて本編クリア。難易度はノーマル。  FF7シリーズプレイ歴は、FF7インターナショナル(PS版)→FF7AC(映像作品)→FF7ACC(映像作品)→FF7リメイク→FF7リメイク(DLC)。つまり、クライシスコアに関してはPSP版は未プレイとなります。  PSP版をスルーしていた理由としては、当時の私はクライシスコアの世界観が本編とそぐわないと違和感を持ってしまったから、というただ1点のみ。  しかし、今回のリメイク版をプレイすることを決めた理由としては、本