長期保有したい!米国高配当銘柄10選
日本企業と比べると配当回数が多く、利回りの高い銘柄も多い、そして何年も継続して増配を続けている企業の多い米国株では高配当銘柄への投資が人気となっています。
安定した配当を受取りつつ、売買差益によるキャピタルゲインも狙えるような米国株を探している方も多いと思います。
私もです。笑
そこで、今回はあくまで私が思う、配当によるインカムゲインも手に入れつつ、キャピタルゲインも狙っていけるような長期保有をしておきたい米国高配当銘柄を10こ厳選したので紹介していきます。
「こっちの銘柄の方が良いよ!」みたいなのがあればコメントで教えてくれると嬉しいです🤩
高配当で優良株と言える条件
高配当で長期保有に向いている優良株の条件は以下の通りです。
✅時価総額が10億ドル以上
✅自己資本比率30%以上
✅配当利回り3%前後以上、8%以下
✅売上高・利益が比較的安定
✅配当性向50%前後以下
✅ROE10%前後以上
✅時価総額が10億ドル以上
時価総額が大きい企業は純資産や利益も相似て多く、倒産リスクが低く信頼性が高くなりやすいです。
信頼性が高まれば良い人材も集まりやすくなりますし、資金調達もしやすくなります。
将来に対する期待も大きくなります。
時価総額が低い企業は、何かしらの財務リスクを抱えている可能性が高くなりやすく将来的に減配に繋がるリスクがあります。
まぁ、時価総額が大きい企業の方が何かあった時にちょっとやそっとでは揺るがない!基盤が強い!って言ったところですね。
✅自己資本比率30%以上
自己資本比率とは、総資本に対する自己資本の割合の事で企業の安全性を見る指標です。
目安となる自己資本比率は業種によっても異なるのですが30%以上であれば概ね財務リスクは低めと判断が出来ます。
自己資本比率が高いと減配などのリスクも減ります。
✅配当利回り3%前後以上7%以下
あくまで”高配当”という縛りなので下限は3%前後としています。
上限を定めている理由は、配当利回りが頭抜けて高い企業は業績が悪くなり株価が下がった事が原因で配当利回りが高くなっている可能性があるからです。
また、今後業績が悪化した時に減配されるリスクも高いので7%以上の配当利回りの企業は除外しています。
✅売上高・利益が比較的安定
これに関しては説明不要だと思います。
過去の実績を見て、比較的売上や利益が安定している企業の方が減配リスクが少ないです。
✅配当性向50%前後以下
配当性向とは、純利益の中からどれくらい配当金を払っているかを表す指標です。
純利益が1億円で配当金が1億円だった場合、配当性向は100%となります。
自社の株が売却されるのを防ぐために配当性向が100%を超える企業も中にはありますが、その先も安定して配当金を払い続けられる可能性は低いです。
配当性向が50%前後より下であれば、将来的な減配リスクは減ります。
✅ROE10%前後以上
ROE(自己資本利益率)とは、資本に対してどれだけ利益を上げているかを判断する指標です。
ROEの数値が高い程、経営効率が良い事が分かります。
ROEの高い企業は安定して配当金を出せる可能性が高いので条件に加えています。
大枠となる条件は上記の6つです。
上記の条件を満たしつつ、将来的にも比較的安全性の高い米国株を選んでみました。
長期保有におすすめの米国高配当銘柄10選
✅センプラ エナジー(SRE)
✅ブルックフィールド・アセット・マネジメント(BAM)
✅コンソリデーテッド・エジソン(ED)
✅ギリアド・サイエンシズ(GILD)
✅ジョンソン & ジョンソン(JNJ)
✅シェブロン(CVX)
✅エクソン・モービル(XOM)
✅コカ・コーラ(KO)
✅ベライゾン コミュニケーションズ(VZ)
✅ナショナル・フュエル・ガス(NFG)
✅センプラ・エナジー(SRE)
セクター:公益事業
業種:電力事業
時価総額:455.11億USD
自己資本比率:33.68%
配当利回り(2023実績):3.18%
配当性向(2023実績):49.70%
ROE:11.21%
(※以下全て24.5.2時点での数値)
電力会社やガス会社を傘下に持つ持株会社です。
✅ブルックフィールド・アセット・マネジメント(BAM)
セクター:金融
業種:ファンドマネージャー
時価総額:157.79億USD
自己資本比率:69.94%
配当利回り(2023実績):3.26%
配当性向(2023実績):27.21%
ROE:20.25%
ブルックフィールド・アセット・マネジメントはオルタナティブ資産の運用会社です。
こちらの会社は2022年から配当が開始されており、まだ日が浅いので他の企業に比べると連続配当の安定性は不透明ではありますが安定した売上高、営業利益でこれからに期待して選んでいます。
✅コンソリデーテッド・エジソン(ED)
セクター:公益事業
業種:電力事業
時価総額:327.74億USD
自己資本比率:30.90%
配当利回り(2023実績):3.56%
配当性向(2023実績):44.93%
ROE:12.03%
電気・ガスの供給事業の他、NY州で蒸気供給事業も行う会社です。
電気・ガス両方の資産管理や送電プロジェクトへの投資クリーンエネルギー事業も手掛けます。
✅ギリアド・サイエンシズ(GILD)
セクター:ヘルステクノロジー
業種:バイオテクノロジー
時価総額:816.89億USD
自己資本比率:35.17%
配当利回り(2023実績):3.70%
配当性向(2023実績):66.62%
ROE:25.70%
世界第2位の大手バイオ製薬会社です。
HIV、B型肝炎、C型肝炎、インフルエンザといった感染症治療のための抗ウイルス剤の開発が事業の中心となっています。
✅ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
セクター:ヘルステクノロジー
業種:医薬品
時価総額:3643.11億USD
自己資本比率:41.01%
配当利回り(2023実績):3.00%
配当性向(2023実績):84.93%
ROE:18.30%
ジョンソン&ジョンソンは製薬や医療機器、ヘルスケア関連製品を取り扱う世界的な企業です。
リステリンやバンドエイド、アキュビューなどなど日本でも有名なブランドを多く扱っています。
2024年にも4.2%の増配を実施しており、これで62年連続増配となります。
直近12ヶ月の配当性向がやや高いようですが、同社の盤石な基盤を考えると減配等のリスクは少ないと思います。
✅シェブロン(CVX)
セクター:エネルギー鉱物
業種:統合石油&ガス
時価総額:2948.88億USD
自己資本比率:61.66%
配当利回り(2023実績):4.05%
配当性向(2023実績):53.14%
ROE:13.34%
シェブロンは石油や天然ガスなどエネルギー関連製品を扱う会社です。世界180ヶ国以上でビジネスを展開しており、世界の大手石油会社の総称「スーパーメジャー」6社の内の一社です。
安定した事業基盤を元に35年増配を行っています。
✅エクソン・モービル(XOM)
セクター:エネルギー鉱物
業種:統合石油&ガス
時価総額:4592.77億USD
自己資本比率:53.64%
配当利回り(2023実績):3.68%
配当性向(2023実績):41.41%
ROE:17.99%
エクソン・モービルは石油・天然ガスの生産会社です。世界200ヵ国以上で事業を展開しています。シェブロン同様に「スーパーメジャー」6社の内の一社です。
こちらも連続増配記録が凄く41年連続で増配を行っています。
✅コカ・コーラ(KO)
セクター:非耐久消費財
業種:飲料 ノンアルコール
時価総額:2669.92億USD
自己資本比率:26.27%
配当利回り(2023実績):3.12%
配当性向(2023実績):74.52%
ROE:42.81%
コカ・コーラは説明不要の会社ですね。
投資の神様バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが長年投資する企業としても有名で61年連続増配を達成する安定した会社です。
直近12ヶ月の配当性向が74.52%とやや高めですが、景気にあまり左右されないビジネスなので減配リスクは低いでしょう。
✅ベライゾン コミュニケーションズ(VZ)
セクター:通信
業種:総合通信サービス
時価総額:1650.03億USD
自己資本比率:24.15%
配当利回り(2023実績):6.99%
配当性向(2023実績):95.63%
ROE:12.65%
ベライゾン コミュニケーションズは大手電気通信事業者です。
米国内最大の電気通信事業者でしたが、SBCコミュニケーションズがAT&Tを買収した事で2番目の大きさとなりましたが、安定した経営基盤により高い配当利回りが魅力です。
18年連続増配を達成しています。
✅ナショナル・フュエル・ガス(NFG)
セクター:公益事業
業種:天然ガス
時価総額:48.77億USD
自己資本比率:31.17%
配当利回り(2023実績):3.74%
配当性向(2023実績):37.54%
ROE:18.91%
ナショナル・フュエル・ガスは天然ガスの生産、輸送、貯蔵、流通を展開するエネルギー会社です。カルフォルニア州では石油の探鉱や生産も行っています。
連続増配は53年を達成しており安定した配当が見込めます。
以上「長期保有したい!米国高配当銘柄10選」でした。
では、またねー😊👋
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