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安い粘土は悪か否か?

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こんにちは!
フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェです。


本日の記事は…安い粘土は悪か否か?という内容です。


2020年の最初の記事、フェイクスイーツに関係する記事にしたいと思います。


100円均一の粘土は本当に使えないか?それとも使えるか?というお話です。結論から言いますと、「めちゃくちゃ使えます」!



粘土の種類は沢山ある


普段私はフェイクスイーツを制作するにあたって
樹脂粘土
軽量樹脂粘土
軽量粘土
…これらを使用しています。

初心者の方はもしかしたら
「作るからには全てに良い粘土を使わなきゃ!」と思うかもしれません。

しかし、100円均一の粘土を上手く利用する事で、より良い質感を出すことが出来ます。



メリット

「水分が蒸発するまでの時間の差」が利用できる


「水分が蒸発するまでの時間の差」が利用できます。
100円均一の軽量粘土は繊維が多く、パサパサしています。

それをあえて樹脂粘土と混合する事で、「水分が蒸発するまでの時間の差」が生じます。
すると何が起こるか?
「乾燥している箇所」と「乾燥していない箇所」が出来ます。そのため、天然のヒビや痩せが生じます。

これこそが、クッキーや焼き菓子にリアリティを与えるクラック(ひび割れ)となるのです。
歯ブラシやスポンジで質感描写、手でいじったものより、自然に発生したクラックの方が美しいです。※個人的感想


「"偶然"を"必然"にするのがプロの仕事」

女子美術大学の教授が言っていた言葉で印象に残っている言葉です。
たまたま出来たクラックでなくて、それがわざと起きるように仕込むのです。クラックをより自然に、もっと多く出せるよう毎回試行錯誤ではありますが、「100円均一の粘土なんて」とは全く思わず、むしろ、「これがないと、この質感は出せない」という、非常に重要な粘土だと思っています。


100円均一の粘土はすごいパサパサです。しかし、これが良いのです。

クッキーはバターの質感のようなしっとりした場所もあれば少し水分が飛んでいるかな?という場所もあるので、ひとつの粘土で作ることはやめました。繊維質なメリットを利用してアイスの表現にも使ったりします。手放せない粘土の一つです。


デメリット


ただ、アクリル絵具等の混色は本当にびっくりするくらい出来ないので、私用する時は樹脂粘土の方に着色のち、100円均一の粘土に混ぜています。
=樹脂粘土の着色を濃い状態にして、引き算する。


まとめ


・100円均一の粘土は悪ではない。
・「安かろう悪かろう」と決め付けず、灰被りをシンデレラにするような考えで、美しく出来るような用途を考えてみる。


ではまた!

ご覧くださいまして、ありがとうございました。

2019年1月8日 フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェ

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