大学に行くこと、企業に就職することが「当たり前」だと思っていた私が、少し道を外れてみた。
大学へ行くこと
そして卒業後は大手の企業に就職すること…
誰かにそう直接言われたわけではないけど、なんとなくそれが「あたり前」と思い込んでいた。疑うこともなく。
自分は大学でどんなことがしたいのか、自分と向き合って志望校も決めた
たくさん受験勉強もして、ようやく合格を手に入れることができた。
そして大学に入ってからも、多くのことを学び、そして経験もできた。
結果として、大学に行ったことを何一つ後悔はしてないものの
でも、もっといろんな選択肢があることを当時知っていたら、とも思います。
それは社会人になってからも同じで
まだ社会に出て働いたことのない人間が、就職活動期間中の限られた時間で
自分を見つめ、企業を調べ、内定を取りに行く。
そんな短い期間で見える選択肢はすごく狭かったかもしれないですね。
そう思える今私は、社会人歴8年目。
企業に就職して、社会の荒波に揉まれ、時に飲み込まれ溺れながら
ここまで働いてきました。
そして、今フリーランスでお花屋さんとして活動しています。
今までは、知らずのうちに引かれていたレールに沿って、そのレールを一生懸命生きてきましたが、
このままの道で良いか悩んだ時、他の選択肢を考えるようになりました。
小さいころの夢は、お花屋さんになることだったけど
いつからかその夢は消えてなくなっていて。
でも、立ち返ると小さいころに思っていた夢や、楽しいと思っていたこと
それは大人になっても本質は変わらない部分も多かったかもしれない。
会社員として働いている私がお花屋さんになるのは
周りからするとかなり驚かれることが多い。
でも、これが私のやりたかったことだから、と胸を張って言い切りたい。
今まで無意識に考えていた「当たり前」の道からは少し外れる感覚はもちろんあって、それに対する不安もたくさんあったけど
でも、これが私のやりたいことだと思えるものに出会えたのなら。
まだ出会えていない人も、それを見つけていくんだと心に決めたのなら。
それはだれにも邪魔できない、しっかりとした自分の道ができていくと
今ではそう思います。
少し外れると思った道は、実は意外と外れてなくて
むしろ本線かもしれない、とさえ思える道が広がっているかもしれません。