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お産のこと memory of birthing

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楽しく、気持ちよく、神秘だった妊娠と出産の思い出を綴っています。
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#助産師

№1 -お産の選択 お産のこと -memory of birthing-

出産は私にとって、素晴らしい体験だった。 妊娠期間の9ヶ月の間は本当に満たされていたし、お産を終えた今も、またもう一度産みたい!と思えるくらいに私はお産が楽しかった。 自宅出産という選択は、当初のわたしにとっては少しスリリングな挑戦。 なぜ自宅出産を選んだのか、明確な動機があった訳じゃない。 私たちは、なんとなく、自宅出産がおもしろそうだし、良い気がするといった感じが本音だった。 初めはクリニックに通っていて、検診の度に4DエコーでUSBに撮っていただける映像を 毎回たの

№7 -お産を終えて  お産のこと -memory of birthing-

助産師さんが  ”お母さんは産む力を持っている。  赤ちゃんは生まれてくる力を持っている。” といっていた通り、お産は自然に任せるまま行われた。 赤ちゃんとわたしの身体は全て知っていて、それに委ねるだけ。といった感じ。 陣痛中は、ほぼ、目を瞑っていたと思う。 とにかく身体の感覚だけに集中して、“いまここ”の一瞬一瞬を味わっていた。 人生の中であれだけ集中していたことってあっただろうか。 その一瞬一瞬の密さは時間を忘れて、まるで別世界に連れていかれるような神秘的な感覚だった。