コミュニティと組織
クラスは「コミュニティ」ですか?それとも「組織」でしょうか?
この問い
あなたならどう答えますか?
ちなみに小学校学習指導要領解説特別活動編には
「共に生活や学習に取り組む同年齢の児童で構成される集団である『学級』」
とあり、
集団という言葉で表現していることがわかります。
今回は最近生まれたこの問いについて
言語化をしていこうと思います。
1 ふと生まれた「コミュニティ」か「組織」かという問い
そもそも
コミュニティと組織とはそれぞれどのようなものなのでしょうか
Copilotに聞いてみました。
**コミュニティ**:
- 自主的な共同生活を営む人々の集まりで、特定の地域や共通の関心事に基づいて形成されます。
- メンバーはそれぞれ異なる目的を持ちつつ、共同体感情や地域性を大切にします。
- オンラインコミュニティや企業内コミュニティなど、形態は多様です。
**組織**:
- 特定の目的やミッションを達成するために形成された集団で、より形式的な構造を持ちます。
- メンバーは共通の目標に向かって協力し、専門性と連携を深めることが求められます。
これらの違いは、ある集団をどのように捉えるか、つまりパースペクティブの違いによるものです。コミュニティはメンバーの行動の過程を重視し、組織は共通の目標達成に焦点を当てます。¹²³
と、答えてくれました
クラスには
学級目標があり、その目標に向かって皆で歩んでいくという性質があります
そういう意味では組織に近い一面もありますよね。
僕自身、学級経営に苦労する中で
組織論的なメソッドを学び、学級経営に取り組んできました。
心理的安全性を軸として学級経営をしているのもそういった流れがあったからです。
しかし、一方で
公立学校で考えると
そのクラスの子ども達は
同じ年に、同じ地域で生まれたというだけで集めらているだけである意味、望んでそのクラスに属しているわけではありません。
そうすると
「組織」
という体をなすのか、、、
どちらかというとコミュニティ的なゆるいつながりの方が合っているのか、、、
2 学級は社会である
このように考えていくと
学級には
コミュニティ、組織
どちらの要素もある気がします。
なんとなくこれって社会と似てるなあ
以前、「ニーズとウォンツ」の指導でも書きましたが
学級を組織と捉え
経営していくと、ある程度の成果は出てくると思います。
戦略を打ち、
成果と課題に分けて分析し、次に活かす
というPDCAサイクルを回しながら学級経営をすることができるからです。
しかし、
それでいけるのはある程度までだなあというのが今までやってきた感想
組織も人で作られている
ここでいうコミュニティ的要素に着目しながら
意味はないが価値があることを取り込み
学級経営して行くことで
子ども達のさらなる満足感と成長をもたらすことができるのではないかなと思いました。
来年度の学級経営
自分の中でそういった視点を持って取り組んでいきたいと思います。
今日はこれでおしまい。
<参考文献>
・小学校学習指導要領 特別活動編
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