担任としてのゴール
年度末
クラスは解体され
子どもたちは
新しい学校
新しいクラスへと歩んでいく時期
1年間
思いと戦略をもって子どもたちと過ごしてきた僕ら
ある意味
今の子ども達の姿がこの1年間の成果と課題そのものですよね。
旅立つ子ども達の姿から考えたことを言語化していこうと思います。
1 自分の担任としての思い
最初に僕の担任としての思いを言語化していこうと思います。
一言で言うと
「子どもが二度と帰ってこない」こと
これが僕の目指すゴールです。
こう書くと、少し刺激が強いかもしれませんね。
この言葉の裏にあるのは
僕は通り道でいいということ。
僕は子どもが帰ってくるのは
その子自身が現状に不満があると言う場合が多いと思っています。
『便りがないのは元気の知らせ』
振り向かず、前を向いて歩んで行ってほしい
その中で、思いや力の中に、僕がやったことのほんの一部でもあったらいいな
そんな思いで僕は1月から3月まで過ごしています。
2 先輩のクラスの子ども達
先ほど述べたような思いでいる僕のクラス
年度末の今でも子ども達はクラスの仲間で毎日のように遊んでいるようです。
ああ、学校があるないに関わらず、プライベートでも繋がる関係を今回はつくれたんだ!
そんな充実感を密かに感じていました。
しかし、ある先輩のクラスの子ども達をみて驚きました
卒業したと言うのに何人も学校に遊びにくるのです。
しかも、お土産まで持ってくる子も!
一人一人、小学校生活に「やり残した」と言う感じはしません
ただただ
本当に充実した学校生活を過ごすことができたという思いと
先生に感謝を伝えたいと言う思いから行動しているのです。
僕は驚愕しました
なんでこんなふうに子ども達が成長するのかまるでわかりませんでした。
3 「わかりやすい人間味」
ずーっと考えて1つ考え至ったことは
「わかりやすい人間味」
先輩は子どもに会うと、自分のクラスだろうがなんだろうが必ず声をかけます。
「〇〇さんじゃーん!どうしたどうした?こんなところで!待ち合わせかい!?」
茶目っ気があるというか、ちょっと粗雑で、明るく、
でも、優しさと温かさがじんわりと伝わってくる、、、
そんな感じで
僕は正直
そんな感じで子ども達に接するうことがなかなかできません。
もうちょっと距離感があるような感じで接します。
それは、子どもとあまりに近づきすぎて上手く子どもの前で立ち回ることができないと言う経験があったからです。
でも
その先輩は
同僚に対しても、子どもに対しても
いつもそのスタンスでいくのです。
ああ
この先輩の在り方が
今目の前にある子ども達の姿につながっていくんだなあ
そう感じました。
と、同時に
僕の思いや、在り方について
このままでいいのか?
と言う問いも生まれました。
まだ答えは出ません。
でも、揺らぎながら
また新しくである子ども達と
探していこうと思います。
今日はこれでおしまい。
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