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ナルシストが生きづらい理由

こんにちは、ゆークン後輩です。
今回は「ナルシスト」についてお話ししていきたいと思います。

まずは「なぜナルシストになってしまう原因」から考えていきたいと思います。
僕が考える原因と致しまして「過去に人と優劣で比較されたから」だと思います。

よくあるのが親が兄弟間で比較をすることです。
「弟の方がお前より結果を残している」とか、
「弟が尊敬するようなお兄さんになりなさい」とかありますね。
これは日本の本当に良くない文化だと思っています。

兄弟間で一対一でやりとりする方が良い場合が多々あります。
ですが、第三者の親や他人が介入して勝手に片方の肩を持ったり
優劣で比較し始めたらどうなるでしょうか。
「劣っている」と言われた方はこの先ずっと傷を負うことになります。

厄介なことに、優れていると判断された方は自分と他人を比較せず、
劣っていると言われた方だけが優劣の感覚が染み付いてしまいます。
いつしか第三者に勝手に貼られたレッテルから劣等感に振り回され
そんな自分から目を背け、理想の自分を演じる様になります。

ナルシストはありのままの自分に価値が無いと思うからこそ
普通の人と違ったファッションをして特別な自分であろうとします。
でもそれは楽しむ為のファッションではなく、
「相手よりもおしゃれな自分の方がカッコいい」という優劣の考え方です。
同時に「自分は相手より優れていなければならない」という
強迫観念にも常に襲われています。

またややこしいのが、相手と比較する基準はあくまでも自分が決めた基準だということです。

例えばストイックに筋トレやダイエットをしている人がいたとして、
それとは対照的に太っていてラクに生きている人がいたとします。
この時、筋トレやダイエットを頑張っている人は太っている人に嫌悪感を感じます。
ですが、太っている人からしてみればそもそも痩せたいと思っていないかもしれません。
なので筋トレダイエット族が勝手に相手に嫌悪感を持ってしまい、
「お前もっと痩せろよ」などと自分から首を突っ込んでしまいます。
こうなると自分から喧嘩を売っている様なもので、無駄な争いをしてしまいます。
本当は自分が劣っていると言われたくないからこそ、相手に劣っているというレッテルを貼ることで自分を守っています。

ここまでいろいろと比較について話してきましたが
自分と他者との比較は100%悪いわけではありません。
他者と比較することで「自分もあの人のやり方を取り入れてみよう」
といった風に、自分を良い方向へ変化させるきっかけにもなるからです。

反対に、今までお伝えした悪い方の他者との比較は
優劣基準の比較」ということです。

僕の好きな考え方で「他者に勝つのではなく、過去の自分に勝とう
ということです。
他人と比較して劣等感を感じる気持ちは十分に分かります。
ですが、他者と自分の比較はどこまでいってもキリがありません。
ましてやナルシストの人からしてみると、相手より自分が優位に立ちたい為
相手のアラ探しをするようにもなってしまいます。
そうなると人間関係はどんどん崩れ、心から人をリスペクトする気持ちすら失われていきます。
そうなると自分のことすら大事に思えず、ますます他者との比較に時間と
労力を費やして安心しようとしてしまいます。

なのでまずは「気楽に生きること」と「自分の弱い部分を認める
というところからだと思います。
ナルシストにとって自分の弱い部分を見つめるというのは凄まじく恐ろしいことで、今までの自分を否定するように感じるかもしれません。
ですが、人が寄ってくる人というのは「素直な人」だということです。

ナルシストが他人に対して「あいつナルシストだな」と思ってしまうのは
自分がナルシストだからこそ、ナルシストに過敏に反応してしまうからです。

どうせナルシストになるなら「相手を笑顔にさせられるナルシスト」
になった方がお互いWIN-WINで楽しいです。
笑顔のナルシストなんて最高じゃないですか。

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