人にない自己の強みは利益をもたらす

 私がnoteにおいてちょっとした金銭的利益を得るようになったのはごく最近であるが、これがことのほか面白い。

 それは私が書いているのは堅苦しき道徳やら東洋思想なんかが多く、江戸時代ならともかく、現代人に受けて利益を頂戴しようとは微塵にも思ってなかったからだ。


大学時代から今日にいたるまで、そうした学問は飽くまで自己の研鑽と世のためにつかうものと信じていたが、よくよく考えれば、儒学の目的は経世済民であり、これが今日の経済的なものと繋がるのは必然的なことだったのかもしれない。


とにかく、万人しないと思われた自己の趣味というか信念も、現代人にいくらかは響き得ることをしった。それは他のことでも同じと思うのである。

例えば、万人受けしないからこそ、東洋思想を説く論者も少なかった。故にこれを欲する方がたからの需要をみたすことができたのである。

note、ひいてはインターネットの強みはここにある。
一芸に秀でた者、彼らは鶏鳴狗盗のことわざではないが、これまで満たされざる世の需要に応え、評価され、利を得ることのできる時代なのである。




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