最近の記事

  • 固定された記事

【詩】 ai

迷い道に 花一輪 こころ 穏やかなれば 気づくこと 惑い道に 星ひとつ こころ 急がなければ 気づくこと その ちいさな差は 何処から? 成りて微笑む人のもつ 恋し人の 胸一つ 満る無償の 愛一つ

    • 【祓詞】万葉仮名表記・読み下し文

      ここで出逢って下さった 皆様に 心より 感謝しております ありがとう御座います 詩を編む 御仁 物語りを綴る 御仁 日々を紡がれる 御仁 皆々さまの御多幸を お祈りしつつ    由子 【祓詞】『万葉仮名表記』 『読み下し文』 以上の 【祓詞】 「万葉仮名表記」 「読み下し文」を 美しい日本語と この国の歴史を感じながら 読んで戴けると嬉しいです ありがとう御座いました    由子

      • アスファルトの花びら

        温かな雨に打たれて 白い花筏を創った ハナミズキ 色とりどりのパズルのように 小さく肩を寄せ合う舗道を 真白に染めてくれた 出来るなら 直に 大地の鼓動を手渡したい 土の吐息を枕に 静かに 休ませてあげたいのに ごめんね。

        • 無限華

          満ち欠けの  光りの欠片 地に沁みて 芽吹き待つ いのちを手繰り 暖となる 生は ただ 咲くも 散るも 懸命に さらさら渡る 刻の橋 満ち欠けの  心に灯る 残像は きら星の如  無限華

        • 固定された記事

        【詩】 ai

          桜 舟

          一夜の露に 薄紅の 卯月の雫 ゆらす夢 揺らぎ たわむる桜舟 生きたい と囁いて 小路いろどる 水鏡

          曖昧な氷空

          静々とゆく宵に ゆらゆらと ふた色の 氷空が在る 雲かかる 去る日をオモフ 漆黒と 風払い 来し日をオモフ 濃紺と その真ん中に 曖昧な 互いに溶け合う 彩の路 闇ありて なお麗し 天画の妙 この地球に 生まれたついた喜びを 素直に感じる 花つ月

          曖昧な氷空

          建御雷神は 茨城の鹿島神宮にて 経津主神は 千葉の香取神宮にて 大難を散らし 地を鎮めておられる 感謝で 胸が焦がれる 首を垂れる 弥生月

          ただいま。

          人並みに 背負う荷を 産土に抱かれ 陽に溶かし 無垢に沈める 親心 明日もまた 傘さしかけて 会う者に 惑わず笑みて 手を取れと 慈を預かるる 我が宮は うたかたの 光りの充つる 御膝元

          ただいま。

          日枝の梅

          寒梅の枝 人腕の節に似て とまる 蕾 咲く子の妙 頬ふくらます 君は 唯の陽よ 生更ぎの 梅見月 その光 守り尽くすは 人の道

          きみが鍵

          睦みの庭の 朔旦に 見えねど沁みる きみの声 うるんだ瞳は 見えずとも 忍ぶ言の葉 情け立つ 昇龍のゆくえは きみが鍵 人世の 命  永遠の 縁 遠くて近い 神の途 ただ 渾々と 今も きみの心に 手をかざす 地震や津波の被害に遭われた 能登半島の皆さま 北陸以外でも 被害に遭われておられる皆さまへ お見舞いを申し上げます どうか 出来るだけ無理せずに 安全を最優先にして 少しでも暖かくしていらして下さい まだまだ多くの方々が

          きみが鍵

          氷華

          八雲立つ 世は 吹き寄せの 紅椿 新世 うるむ 風 ほろろ 君が 千歳の 姫鏡 ひとひら 溶かす 慈雨の 耀 【追記】 詩人の 篠井雄一郎様から 素敵なcollaboration作品を 頂戴いたしました お優しい御心がそのままに 潤むように 雪景色に光を添えて下さっています ありがとうございます 皆さまに 温かく そして 穏やかな X'mas が 訪れますように    ゆうこ

          時 充ち満ちて 幸いて 散り 尚 蹴りて振り抜けば 塵と 散る 酔いても世は 逆光の 事の云われ 心象の賽 千の叫び 這う命 割いても真と 進ずれば 僅少の夢も 的を射る 生きて 生き抜くことは 如何に 稀 それ 噛み締めて 明日を牽く

          秒の美

          衣擦れの音がたつ 道という名の 稽古事の床しさは 人として 生かされるを尊ぶ道 一秒を整えて 瞬きに見る 所作の妙 伝え聴くは 研ぎ澄ます 君の命

          とんぼ

          朝霧は 土を濡らし 蒸気して 花弁を揺らす 露草の 御胸に そっと口づけて 茜の空に 飛び立つは 銀の粉 撒く 赤とんぼ ❀    ❀     ❀ 秋を思わせる 赤い蜻蛉の アキアカネ とんと 見られなくなって 寂しいですね 実は 「夏茜」とも書くように 8月から9月が盛り それでも 晩秋に差し掛かり 暮れかかる夕日に 想いを寄せます 時代の移ろいを 感じつつ ❀ お読み下さり ありがとうございました

          鈍色

          何処へ 生く? 鈍色に覆われた宙を 霞の河は 薄衣を敷き 星は 散りぢりに降り 君の懐に ただ 咲くを希むというのに 秒針を喰む 君よ 目を閉じ 疲れた肢体を 横たえて 何処へ 生く? 黒夜闇は 標を問いて云う 生きよ そして この胸で お休み 先ごろ 私は 思い立って 旅に出ました 高速道路を 西へと ひた走り 東京 ↓ 神奈川 ↓ 静岡 ↓ 愛知 ↓ 滋賀 ↓ 大阪 けれど 近畿にて、Uターン。 大阪は 遠かった… です 街中は ほ

          表と裏と。

          ほろほろと鳴く 秋虫の 無雑な言霊 昇るころ 葉蔭を傘に つむ想い 化粧召されし 葉衣の 手のひら返し 真を見る 君は 君を行くための 宙があり 誰がためにも 隔てなく 十人十色の笑みがある 東雲の 紅さす頃は ほんのりと 裏を返して 君を知る

          表と裏と。