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2020年4月の記事一覧
第四話 護衛とネザーラビティア
盗賊を改心させ、無事に炭鉱夫として復活を果たした盗賊たち。地域との交流も深まり、最初こそわだかまりはあったものの、時間が解決してくれると思っていたアリスの予想通り、交易が盛んになり外貨を獲得できるようになっていた。
そのため、身の危険を冒してまで盗賊をする必要がなくなったこともあり、地域は平和になっていった。アリスたちは炭坑の近くにある街にしばらく滞在していた。そんな中、盗賊がアリスの助言で更
第三話 盗賊の就業と厚生
盗賊の親方に、クラリティア人であることがバレたアリスだったが、入ってきた入り口は依然として、塞がれアリスたちが逃げるのを阻止していた。そのため、中央広間でにらみ合いと同じ状況が続いていた。
「クラリティア人ってことがわかったんだ、ただで帰ってもらっちゃぁ。困るなぁ。」
「何をする気なの。」
「そんなの、いろいろだよ。まずは、金目の物を出してもらおうか。」
盗賊らしくアリスたちの金目の物を差
第二話 クラリティア人と癒しの能力
坑道の奥の奥。坑員の休憩所を利用する形で築かれた盗賊のアジトは、弧を描くようにくりぬかれ、坑道の終着点につくられたいた。
ところどころに炭坑の名残のトロッコが横倒しになっていたり、線路の痕跡が残っていた。
『やっぱり、ここは元炭鉱か。匂いでそんな気はしてたけど……』
アリスは、周囲の匂いとトロッコの状況。線路の朽ち具合で、おおよその予想が付くほどに、メンテナンスがされていない様子だった。