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チャンスに強い打者の得意コースについて

ふと思った。

チャンスに強い打者については、バッテリーがピンチに使う配球(攻め方)に強いのではと。。

セイバーメトリクスの観点から言うとチャンスに強い打者というのは存在しないという考えが通説としてある。
※そもそもプロ野球選手や、メジャーリーガーになる選手に関しては、チャンスに強くなければそもそも野球選手やメジャーリーガーにはならないから。(マネーボール参照)

ではなぜ、チャンスに強い打者と弱い打者がいるのか、得点圏打率の高い選手低い選手がいるのかを検証してみたいと思う。

ここで守備側の基本としては、得点圏(ピンチ)の場面では、出来るだけ長打を抑えたいという配球になる。

そのため、下記2点が配球の組み立てになる。

・ストライクゾーンギリギリもしくは、低め中心の配球。
・ストライクゾーンからボールになる変化球で誘う配球。

つまり、ここでの仮説としては、得点圏打率が高い(チャンスに強い)打者は、低めや、変化球に強い打者なのではないかということ。

そうすると、例えばチャンスに強い打者のスイング軌道や、タイミングの取り方、を分析することにより、チャンスに強い打者を育成しやすくなったり、獲得することが出来るのではないかと感じた。

下記は、2019年の得点圏打率のランキングである。

【パ・リーグ得点圏打率ランキング】
1位:森友哉(西武) .411
2位:中村剛也(西武) .350
3位:荻野貴司(ロッテ) .347

【セ・リーグ得点圏打率ランキング】
1位:會澤翼(広島) .351
2位:大島洋平(中日) .347
3位:菊池涼介(広島) .333





こちらは、2020年プロ野球全選手カラー写真名鑑(ベースボールマガジン社から抜粋したものではあるが、
上位3名については、パ、せどちらについても低めに得意コースがあり、苦手としていないことがわかる。

こちらの資料には、変化球別打率の記載はないため確認はできないものの、

いかに低めをうまく打つかが得点圏打率を上げることに繋がるのではないだろうか。(さらに詳細の分析をしていく必要が)

次回はその低めを強く打つスイングについて語っていきたい。




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