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衣装の小話(31と32)

衣装スタイリングに関して話してほしいという質問・意見が1番多かったので、気ままに更新。

個人的にも全身トータルコーディネートすることが殆どなので、折角だからバランスを見て欲しいという気持ちが少しでも伝わったら本望です:)

細かく書いたら永遠語れるので、息抜き程度に書きます。
出せる情報の範囲内で書くので、伝わらないところがあったら申し訳ない。

【記事を書く上で読者との約束】
画像や文の転載・二次加工はどの記事もNGです。
2020年に公表されたものからスタート。それ以前の衣装は割愛。
※どうしても過去のスタイリングで気になる方がいたら、いつか書くかも

衣装の小話、今回は雑誌の衣装に関して書きます。
今回は並びの衣装なので2ポーズまとめてご紹介。
【衣装の小話31と32】
ボイスアニメージュNo.45・UMake取材衣装参照。

並びはこんな感じ。
今回はちょっとしたリンクコーデにするために同じブランドの柄シャツと、柄が使われているカットソーをベースに合わせています。
カジュアルではあるけれど品のあるアイテムなので、綺麗目なスタイリングでまとめています。


合わせやすいところで言うとカットソーがベージュメインのカラーだったので、羽織りを同色のアイテムにしています。
シャツだとカットソーよりも綺麗目な印象なので素材は同じ方向を向いていてもフードつきだったりと、要素でカジュアルダウンをしてバランスをとっています。
次にこのカットソーに合いそうなアイテムを選びました。袖にワンポイントのある白のロング丈の羽織りは、デザインと上品さを損なわないので即採用。
2色だと安易なので柄にも入っている深い緑のパンツを合わせて並びのおさまりを良くしました。
パンツはもちろん黒だったりスキニーや細身のアイテムで締めても全然良く、当日の気分ではあったのですがスタジオのセットに合うようなリラックスした雰囲気にもなるようにしています。


靴下は並びの統一感が出過ぎているので見えたときに違いが出るけど個々にあったアイテムを選びました。
立ちだと、見えないですが。特に短靴の方は動きによっては少し見えるので、分かりやすいようにアクセントになるけれど馴染むものを意識しています。
中のインナーはシャツだと見える可能性ももしかしたらあるので、パンツに合わせて深緑のアイテムを入れていました。

撮影の際は座ったり、動いたりしたときは基本直しに入るのですが
撮影時間が短かったりするときや、急遽例えば顔の寄りの撮影から全身引きの撮影になって写る箇所が増えたときなど様々な要因で直すことができない場合が多かったりします。

今回は座りを撮影する事になって、立ちの撮影ではブーツは靴下まで普段見えないのですが、元から見えない部分が写ることを想定していると見えたときにさらに効果を発揮するのでスタイリングの幅が増えます。

日常でも、肩がけのバッグなどで首元が寄ってインナーが見えたり、急遽人の家に上がることになって靴を脱いだときに靴下が見えたり。
インナーまで細かいところを気をつけると見えても良い安心感と、見えないお洒落の楽しさがあるのでとってもおすすめです。



今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました:)

記事に需要があればサポートをよろしくお願いします:)今後の衣装や写真、作品に役立てます。