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衣装の小話(26-30)

衣装スタイリングに関して話してほしいという質問・意見が1番多かったので、気ままに更新。

個人的にも全身トータルコーディネートすることが殆どなので、折角だからバランスを見て欲しいという気持ちが少しでも伝わったら本望です:)

細かく書いたら永遠語れるので、息抜き程度に書きます。
出せる情報の範囲内で書くので、伝わらないところがあったら申し訳ない。

【記事を書く上で読者との約束】
画像や文の転載・二次加工はどの記事もNGです。
2020年に公表されたものからスタート。それ以前の衣装は割愛。
※どうしても過去のスタイリングで気になる方がいたら、いつか書くかも

今回の衣装小話は、今年結成したバンド衣装に関しての小話です。

【衣装の小話 26-30】
Sir Vanity アーティスト写真(2020/4/1~)参照。
今回並びも含めて衣装を考えているので全体の衣装写真含めてお話します:)

並びはこんな感じ。
元々モノクロにする前提の白黒のオーダーだったので、柄と無地のバランスを考慮した衣装にしました。
個々のメンバーの特徴を出すためコーデにはそれぞれの色を出しています。


まずはこちら。
インパクトのあるシャツなので、全体を黒にまとめることで柄の面積を少し抑えつつ柄の印象を強めるようにまとめています。
比翼の綺麗目なシャツで、木枝がモチーフとなったプリントです。↓

気持ちショート丈のジャケットを生かして、シャツとの丈感を考慮しました。細かいですがシャツ袖を少し出すことによって全体を見たとき真っ黒になりすぎないよう馴染むようにしいます。
パンツは、テーパードしたスキニーにブーツを合わせています。
ブーツは綺麗目で形良い・サイドジップで履きやすい、革も柔らかめで履き心地も素敵といったお気に入りのものを合わせていて。
他でもたまに登場するかと思います。細かいところまでさらに熱が入りそうなので割愛。笑
着用者の印象に合わせてシンプルなシルバーのネックレスとリングを入れています。

続いてはこちら。
全面リバティープリント(小花柄)のシャツに薄手なロング丈のグレージャケットを合わせました。ジャケットは袖を折ると若干濃いめのグレーを足すことができるのが洒落たポイント。一つ前の衣装のように若干シャツ袖を出すことによって馴染ませています。
全体の並びのバランスを考慮して腰巻も採用しました。これも大きめの花柄プリントのシャツ...ではなくシャツのような薄手のテーラードジャケットです。↓

シャツスタイルにパンツは馴染みの良いスキニーパンツ。より綺麗目にまとめるためスニーカーではなく短靴を合わせました。
推しポイントはちょっと分かりづらいですが、首元のスカーフ。過去のSaint Laurentのアイテムで、首元開きすぎないよう上品さを足しています。
アクセサリーは他を引き立たせるために入れていません。

続いてはこちら。
ロング丈のしっかりした生地の羽織りを前開けにして襟元を折っています。↓

メンバーの中では一番身長が高いので、足の長さも生かしたスタイリングにしました。ギークファッションのテイストも取り入れて、ちょっとだけカットソーをインしているのもポイントです。
ちょっと脱線しますがギークファッションと言うのは「ちょいダサ」と言うことではなく「こなれ感」を意識したもので。個人的見解ではあえて着崩すということは全体が纏まっていて面白みに欠けたときにするものと考えています。
なので「ただ着崩れている」のとは違う印象に捉えてもらえたら嬉しいです。
さて、話を戻します。

このスタイリングには文字プリントのカットソーとパンツを合わせました。
文字プリントはブランドのメッセージ性が強いものが多いのでアーティストの衣装ではあまり使用しないことが多いのですが(一部規制に引っかかったりすることも)今回は文字の位置とフォントなど絶妙だったので、1つの柄として雰囲気で合わせました。靴は黒のエナメルで丸みのある短靴を合わせています。

最後はこちらの衣装。
個性を生かすために、全体的にゆったりとしたレイヤードコーデにしました。柄を入れずシルエットを重視したモードなスタイルにしています。
元々、VJ担当ということで他とは纏まっているけど少し変わったスタイリングにしたいと思っていた中で、ここに落ち着きました。
ポイントは全身黒に白の薄い素材の羽織りを中に入れることで、全体で見たときに白のバランスが調和されるように意識しています。
シャツにジャケットスタイルでも、フレアのパンツを合わせたり、ゆとりあるシルエットにすることでかっちりしすぎないように魅せています。
動きもあったので中々表現しづらかったけれど
袖もレイヤード予定でした。↓

今回は中が黒シャツなので、レイヤードだけでは他の衣装よりシンプルすぎるので印象が残るように2連にネックレスを入れました。

個々のポテンシャルが高いこと前提の上ですが、バンド結成したてとは思えない品格を持ったスタイリングになりました。
これからの活動がとっても楽しみ!

今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました:)

記事に需要があればサポートをよろしくお願いします:)今後の衣装や写真、作品に役立てます。