衣装の小話 13と14

衣装スタイリングに関して話してほしいという質問・意見が1番多かったので、気ままに更新。

個人的にも全身トータルコーディネートすることが殆どなので、折角だからバランスを見て欲しいという気持ちが少しでも伝わったら本望です:)

細かく書いたら永遠語れるので、息抜き程度に書きます。
出せる情報の範囲内で書くので、伝わらないところがあったら申し訳ない。

【記事を書く上で読者との約束】
画像や文の転載・二次加工はどの記事もNGです。
2020年に公表されたものからスタート。それ以前の衣装は割愛。
※どうしても過去のスタイリングで気になる方がいたら、いつか書くかも

今回は春を意識したコーディネートに関してのお話。
同じ雑誌で2パターンスタイリングしたので、流れもあるため同時に紹介します。

【衣装の小話 13】
2020 ボイスニュータイプ No.75 参照

まずはこちら。

1ポーズ目はお家でリラックスな雰囲気のコーディネート。

本人が家で普段着ていそうなカジュアルスタイルを提案しました。

羽織のチェックシャツはもともとパンツとのセットなのですが、セットアップで着せるとパジャマの延長線上のイメージになりそうなので
敢えてばらしました。

雑誌が春先の発売なので、春らしい空気感で軽いスタイリングにしています。
肌馴染みの良い白無地Tシャツにさらっとシャツを羽織るくらいが丁度良さそうと思い、選びました。

白Tシャツに関しては、着用者が「白Tシャツを着はじめたら、春」というのをラジオか何かで聴いた記憶があって。あくまで本人が普段から着ていそうなところに擦り合わせています。

パンツはゆったりとした生地が柔らかいリラックスパンツ。
シャツもシワがつきにくい素材で、着心地の良さも部屋着として成立していながら外にそのまま出ても恥ずかしくないようなコーディネートにしました。

トータルバランスでみると色は落ち着いていて一見重たく見えそうですが、そこに男らしさもあり。丁度良いチェックの柄で遊び心を入れてバランスをとっています。

裸足でももちろん良いのですが部屋の中でも、外でも履けるスリッポンタイプの靴を合わせています。今回の撮影の流れで一度買い物に出かけるシチュエーションがあるので、流れを壊さないように靴下を予め入れて成立するようにしました。

【衣装の小話 14】
2020 ボイスニュータイプ No.75 参照

続いてこちらの2パターン目。

２ポーズ目は外出用のコーディネート。
春らしさを感じる爽やかなテイストにしました。
合わせた黒の靴は写真に収められず。※本誌をご確認ください

個人的にこの青の綺麗めな比翼シャツを入れたいと思っていてベースに組んでいます。
1ポーズ目が全体的に暗めだったので差をつけて、色味のあるものを提案しています。

あわせたパンツは茶系の切り替えパンツ。このデザインは足を細く見せる効果があるのですが、もとが細い方でもゆったり履けておすすめです。切りっぱなしなところもリメイク感あって良き。

シャツが比翼仕立て(とめたボタンが隠れる仕様)で綺麗めなため、カジュアルなパンツを入れることで遊んでいます。

細かいところまで言うと、シャツの第一ボタンはとめても大きめな白いボタンが見える仕様。
なので締めても全部ボタンが比翼仕立てになるよりカジュアルにまとめやすい印象ですが、あけることでさらにかっちりし過ぎないよう抜け感を出しています。
...文章にしたら何言ってるんだって感じしますが伝わるかな？

※全てにおいて言えることですが、細かいところに関しては正直好みなので気分で左右する程度で考えて問題ないです。

そして、白過ぎない使い勝手の良いスプリングコート。
パンツが茶系なのでより全体のバランスが取りやすく、個人的には夏らしい爽やかさではなく、春っぽさを感じる質感。袖丈は丁度良いのですが袖をひと折して青のシャツをみせることもコーデポイント。
アイテムにもよりますが、裏地まで使えそうなら是非積極的に取り入れてみると良いです。

2ポーズともアクセサリーは入れませんでした。
もし入れるタイプの人なら、部屋の中でも常時つけられるシンプルなピンキーリングくらい入れても。
今回の本人とシチュエーション的にはあまりジャラジャラさせる印象は無いので省いています。

個人的感想は本誌では桜も相まって、表紙映えする素敵なコーデになったと思います。

今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました：）