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学級崩壊のクラスがみるみる変わった理由。私を熱く突き動かすもの。


高倍率でやっと受かった小学校教員採用試験。

公務員という安定。

大好きな仕事・・。

迷いに迷って教員を退職し

アドラー心理学を学び

2007年からこの仕事を始めた。

今日まで一度もやめたいとか

休みたいと思った事はなく、

心の奥底から湧き上がる熱い気持ちと

何かの不思議な力に

勝手に突き動かされるような そんな感覚で

2023年の今日まで仕事をしている。


「綾子さんを熱く突き動かすモノは何ですか?」


今でもよく聞かれる質問だ。

この質問の答えは、複数あって

1つに絞れないが

順位をつけるとしたら、

1番の原動力になるモノがある。

それは、まだ本採用になる前、臨採時代に

某小学校に異動になり、

学級担任を持った経験だ。

私で担任3人目。 
崩壊クラスで学んだ事。

9月から私が担任なのに

4月から私で担任が三人目となる

荒れている学級。

前の担任のベテラン先生は病気休暇、

もう1人は退職されたそうだ。

子どもたちに出逢った日、

わたしは愕然とした。

噂通り、子どもたちは

席に着くことも、

こちらの指示が通ることもない。

騒然としており、

机の上に立って騒ぐ子や、

校庭に出て行ってしまう子、

暴力を振るう子など 

授業どころではないひどく荒れた状況だった。

どうしたらよいのか

私は恥ずかしながら

登校拒否になりそうだった。

毎朝、運転中、ある信号まで来ると

心臓と胃が痛くなった。

学校が終わればヘトヘトになり

ストレスもたまり、眠れない日も増え

ウイスキーをストレートで

一気飲みして寝た日もある。

でも、私が辞めたら

子どもたちは担任四人目になってしまう。

いま、出来ることを全力でやってみよう。

それでダメならまた考えればいい!

経験の浅い私は学級経営を研究した。


本を読みまくり、先輩先生方に質問し

1日が終われば、

今日子どもたちにかけた言葉を思い出し、

ノートに書き

そのときの子どもたちの反応も書いた。

うまくいかないことも多く

自分が情けなくなり

放課後教室で1人泣いていたこともある。

それでも、自分にできることを

ただやっていった。

大切なのは縦ではなく横の関係 。
尊敬と信頼で繋がること。

技術が未熟なら、若いからこそできる

子どもたちと全力で遊ぶこと

関わることやってみようと

朝、昇降口で子どもたちを迎え


一緒に校庭で遊び一緒にたくさん笑った。

子どもを抱きしめ、

愛をこめて本気で想いを伝え 

たくさん心を通わせた。

私もまた不完全な存在であることを認めながら、

子どもたちに接していく。

そんな日々が一ヶ月ほど続き…

そして、少しずつわかっていった。

子どもたちと

信頼と尊敬で繋がればよいことを。

強圧的で、不信感のある縦の関係ではなく

相互尊敬と相互信頼で繋がった横の関係。


そして、絶えず子どもたちを勇気づけること。


我が子のように関わる🟰愛

ある中学校の校長先生が

クラスの不良生徒に手を焼いていて

困っていたとき、ある先輩先生に

自分の息子のように関われ

と言われて目が覚めたと言う。

愛を込めて接するとそれは必ず伝わる。

子どもたちは

親や教師が、自分たちの都合で

感情という道具を使って

自分たちを型にはめようとしているのか

心から愛を持って接しているのかを

瞬時に見抜く。


自分たちは大切にされている

信頼されている

味方でいてくれる

応援してくれている 

ということが分かれば 心の窓を開いていく。

それをその学級で感じた。

どんな子どもも自分から進んで

困った行動をしているわけではない。

やり場のない気持ちを、心の居場所が欲しくて

たた自分の存在を認めて欲しくて

子どもたちは荒れていたのだ。

大学でも、初任研でも習ったことのない、

勇気づけのコミュニケーション。

人の無限の力を伸ばすのは、これだ!

と、わかったとき

私自身も少しだけ成長できた気がしていた。

子どもたちはクラスとしても、

ある行事に一丸となって取り組み

成果を出すなど、

日々成長していった。

子どもたちからは

こんな短い薄っぺらい文では

表しきれないほどの宝をもらった。

この学級を担任していた年に

教員採用試験に合格し

晴れて本採用教員となった。

でも、仕事をしていく中で

やはり、わたしは 

子どもたちに勉強を教えるのではなく

親子の心を扱った仕事をしていきたい

と、強く思うようになった。

退職し、この仕事を始めるまで

いろんな偶然が重なり 

いろいろあったのだが、

長くなるので、この辺でまとめを。

私がこの仕事をしているのは

あの、荒れていたクラスの子どもたちと出逢い、

人がどれだけ無限の力を持っているのか、

素晴らしい経験と感動を子どもたちにもらい

私自身が勇気づけられたからだ。

出逢った子どもたちも

もうそろそろ30歳近くなると思う。

今も目を閉じると 

あの子たちの笑顔が映る。

心の中で今でもつぶやくよ。

出逢ってくれてありがとう。

私を育ててくれてありがとう。

そして

あなたたちに出逢ったから

子どもの、人の無限の可能性を知った。

言葉一つで人がぐんぐん伸びていくのを知った。

言葉にはエネルギーがある。

言霊が宿っているのだ。


だから、お母さんや先生方、大人の方に

勇気づけのコミュニケーションや

潜在意識のこと、その他

心に関することを講師として伝え、

セラピストとしても活動し

間接的に子どもたちを勇気づけている。

(小学生、中学生にも伝える活動もしている)

埼玉・ふじみ野の弊社教室には全国各地から受講生様が集まります。海外からzoom受講生様も。
公立中学校での総合的な学習の時間に
年間通して勇気づけの授業させて頂いています


教員時代のエピソードも、これから

たくさん書きたいと思う。

そして、私自身の闇の時代のことも…

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