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風の時代と仏教

「仏教」と聞くと、どんなイメージが湧きますか?
仏教は、お葬式などで死者を葬るのためのもの、と思っている人も多いのではないでしょうか?

私たちに一番身近な宗教でありながら、その「教え」の殆どが伝えられていなくて、とっても勿体無いな、と感じています。

実は、仏教は「今を生きている」人のためにある「教え」だと聞いたらどうでしょうか?

仏教は、元々インドのブッダによって開かれた「悟り」を伝えたもの。それは「宗教」という枠を外した、もっと壮大な「この世の真理」を説いた哲学です。その「教え」は、ブッダの弟子たちなどを介して、インド→中国→日本へと伝わりました。

「密教」を伝えた空海もその一人でした。

「秘密仏教」、略して密教、これもインドから空海が広めました。

何故、「秘密」なのか?何だか、謎めいていてワクワクしますよね(笑)

ここからは、私の完全なる「仮説」です。あくまでフィクションとしてお読みください。

風の時代に入るまで、仏教の「真理」は秘密にしておく必要があった。

密教には、大宇宙の「真理」が説かれている。当時は、学識の高い人や僧侶の間でしかそれが伝えられなかった。(伝わらなかった)
だが、その人たちも、本当の「悟り」に至ることはできなかったのです。

そしてその宇宙の「筋書き」は、「風の時代」に持ち越される。

本来、「この世の全ては空(くう・ワンネス)」である、という宇宙の真理は、この世に生きるすべての人に伝えられるべきである。

社長、CEO、学生、ニートであろうと、主婦であろうと、どんな立場の人もそれを「知って」、今、この瞬間に生きながら自由になること、が、宇宙が意図する最終目的地なのです。

…どうでしょうか?

下手なSF小説みたいな、ウソのような、ホントの話。信じるか、信じないかは、あなた次第です。

最近、「マントラ(真言)」を研究していて、驚きました。

フランス語に訳された「マントラオラクルカード」の1枚に、日本人にお馴染みの「般若心経」のラストの一節、「ぎゃーてー、ぎゃーてー、はーらーぎゃーてー」のワードがあるではありませんか。

よくよく調べると、「ぎゃーてー、ぎゃーてー、はーらーぎゃーてー」は、元々サンスクリッド語を漢字に当て字したのだとか。

これを直訳すると、「行け、行け、向こう岸へ行け」という意味になりますが、
「このマントラは敢えて訳してはいけない」と考える僧侶や学者が多く、訳出されないままとなっているのだそう。まさしく「密教」。

『般若心経』は、昨今、いろんな形で注目を浴びていて、翻訳されていますよね。
(これも流れだと感じています。)

ですが、般若心経で説いてきたことを総括・凝縮した呪文である「ぎゃーていぎゃーてい…」の一文だけは「秘密」のまま、ということです。

意味を考えず、ただ、祈りと意味の分からない呪文を唱えれば、「(彼岸)自由」に辿り着く、と…。

私も、日々感じるのですが、「言葉にした途端、何か違うものにすり替わってしまう」という感覚。言葉にすればするほど、「本当」から離れていく…。

宇宙からのメッセージが聞こえてきそうです。

「考えるな、感じろ。」

あなたは、これをどう感じますか?





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