難平地獄から抜け出すためには_3(Part20)
前回、前々回とRSIが連続で満たしたポイントについて記事を書いていきました。まだ記事を読んでいないという人は是非読んでみてください。
こちらから記事は読めますので、是非クリックしてみてみてください!!
閾値満たした状態のBASEデータが取得できたと言う事で、今回から閾値を満たした状況でのパターンによってどのように勝率が変化していくのかを見ていきたいと思います。
BASEよりも勝率が上がるパターンは何なのか。
また避けなくてはいけないパターンは何なのか。
このポイントを読んでいる人も理解して落とし込んでいただければより自分の知識として頭に残るのかと思います。
全てを理解しようとしなくて大丈夫です。
・自分がこれは大切だと心の底から思った内容。
・この知識は自分のトレードスタイルにも生かすことが出来る内容。
自分の心が動かされたものだけで覚えればOKです!
パッと始めを読んで必要なさそうだなと思えば読む必要はないです!
私のnoteも最初のバックテスト内容を見て必要だと思ったら見てほしいなと思います!
少し、話がそれてしまいましたが内容に入っていきたいと思います。
今回から検証していく内容としては、2本連続で閾値を満たしたときのシチュエーションに注目していこうかなと思います!
《結果のおさらいとバックテスト内容の決定》
まずは、結果を振り返ってみましょう。
BASE(70/30のみ)
2本連続閾値満たし
このような結果になりましたね。
細かくは【Part18】で執筆していますので見ていない方は見てみてください!
閾値満たしている状況の約40%を攻略していくと言う事で、Part18では閾値を満たしたことしか制御していなかったのでここから色々なパターンの制御を加えていきっ結果を見ていきます。
まず、1つ目の制御は、
「RSIが1本前よりも現在足の方が閾値が深い」
これを加えて結果を見ていきたいと思います。
この制御を加えようと思った理由としては、
この後に 1本前RSIが70/30以上以下かつ現在足80/20 のような状況を確認したいとなった時、RSI値が深くなっている制御はできていますね。
ですが、数字を入れずにその深くなるという事柄だけを見た場合、結果はまずどう変化しているのかを確認したかったからです。
多く制御を加えて勝率が上がったとしても、どの制御が一番強い要因となっているかわからないと制御加えてる有効性が無いですからね!
そこは細かく結果を見ていいと思っています!
それでは、
『2本連続で閾値を満たしている かつ
RSIが1本前よりも現在足の方が閾値が深い』
を見ていきましょう!
《バックテスト結果》
2010年から2020年9月までの結果
短期(5分判定)
中期(10分判定)
長期(15分判定)
直近3年のバックテスト結果
2017年から2020年9月までの結果
短期(5分判定)
中期(10分判定)
長期(15分判定)
今回取得したバックテストは上記のようになりました!
制御前と結果を比較していきましょう!
《バックテスト考察》
制御前
制御後
結果を比較すると
・取引回数は1日平均で見ると約1回減少する。
・勝率は0.1%上昇。
・その他パラメーターはBASEとそこまで変化なし。
このような考察を私は立てました。一つずつ見ていきましょう!
《バックテスト結果をさらに深掘り》
■取引回数と勝率■
取引回数はBASEと比べて、1日平均回数で見ると1回ほどの減少でした。
その時の勝率は??と見てみると、
【ほぼ変わらない】
結果ですね!
この見比べから、現在足の方が前足よりも閾値が深い事柄自体は勝率へとほとんど影響させていないことが分かりますね!
なので、実際に深くなる事柄を数字などで制御していき、その結果を考察していくことは間違いではないですね!
ここであまりにも大きく変化があるようなら、再度検討していく必要がありましたがほぼ変わりませんでしたからね!
その他のパラメーターも見ていきましょう!
■その他のパラメーター推移■
その他のパラメーターに注目してみても、制御前の結果とほぼ変わりませんでした!
このくらいの取引回数の減少であれば他のパラメーターにはそう影響させて来ないですね。
これから制御を加えていってどのように変化していくのか注目していきたいです!!
今回は閾値が深くなることを制御として加えてみましたが、これだけだと記事として少し物足りない感じがしますよね。。。
私がこの記事の読み手だったら、こんな制御前後で変わらないものを出されてもつまらんわと思うので、もう一つバックテスト結果を公開していこうと思います!
その内容は、
『1本前は70/30以上以下 かつ 現在足は80/20』
です!!
アローポイント的にはこのようなポイントですね!
実際にチャートを引いてみてみたときの画像も載せておきます!
こう見ただけでも、アローの本数はかなり少なくなってきていることが分かりますね。取引回数はかなり少なくなりそうです。
それでは、実際に数字を使用して、どこまで深くなったらどれくらいの勝率に変化するのかを見ていきましょう!
バックテスト内容は、
『2本連続で閾値を満たしている かつ
1本前は70/30以上以下 かつ 現在足は80/20以上以下』
《バックテスト結果_2》
2010年から2020年9月までの結果
短期(5分判定)
中期(10分判定)
長期(15分判定)
直近3年のバックテスト結果
2017年から2020年9月までの結果
短期(5分判定)
中期(10分判定)
長期(15分判定)
今回取得したバックテストは上記のようになりました!
制御前と結果を比較して数値の推移を見ていきましょう!
《バックテスト考察_2》
制御前
制御後
結果を比較すると
・短期勝率は大きく上昇(その他の判定時間は低下)
・取引回数は日平均1回に減少。
・獲得Pipsは大きく上昇
このような結果が分かるのかなと思います。
それでは細かく見ていきましょう!
《バックテスト結果をさらに深掘り_2》
■取引回数と勝率について■
取引回数は制御前と比べるとかなり減少した結果となりました。
閾値70/30に到達して、その後に1本で80/20まで到達することはそうそう無いと言う事ですね。
私自身ももう少し回数多いのではないか??と思っていたので日平均1回になってしまうことは驚きでした。
その時の勝率は??とみてみると、
短期判定は制御前よりも大きく上昇しましたね。
その他の中・長期判定は制御前よりも低下してしまう結果となりました。
こうなった理由もアローポイントを見て確認していきましょう!
アロー位置を見てみると、大きなロウソク足でRSIを大きく超えてきてから反発せずにそのまま伸びてきた場面にアローが出ているのを確認できますね。
なので、大きく動いてRSIが振り切りました。
↓
そのあと反発しなくて再度伸びてきたのでエントリー。
実際にエントリーしていて、この様なシチュエーションありませんか?
わ、大きく動いてきたら逆張りでエントリー!!
だけども反発しなくてまた伸びてきた!!エントリー!!
みたいな状況ですね!
そういったときは、今回のデータから短期判定の選択が統計的傾向としてはいい方向にあるという事が分かりました。
でも一番頭に入れておきたいのは、中・長期判定が低下していると言う事です。
短期的な反発は見込めるものの、長期的な反発は見込めないことから相場の流れが変わってきているということも言えますね!
相場の方向性が一方方向になる傾向であるというのが今回の結果で言えるのかなと思います。
■獲得Pipsは大きく上昇■
やはり80/20まで到達すると、獲得Pipsは大きく上昇しますね!
今回1番大きく変化したポイントはここではないのかなと思います!
アローポイントを見てみた通り、相場が大きく動いたときに反応する制御になっていたのでその分相場の動かす力も働き獲得Pipsは大きくなりましたね。
勝てるときも大きくPipsを抜くことができるが、
逆に負けるときも大きく負ける可能性があるという事は頭に入れておかなくてはいけないですね!
それでも、今のハイローはスプレットもしっかりと確認していかないといけないので、この獲得Pipsを上げられた事柄を見つけたのはとてもいい収穫だったのかなと思います。
やはりRSI(14)の80/20領域は恐るべし・・・
《まとめ》
今回は2本連続で閾値満たしたかつ前足よりも現在足の方が閾値が深い条件を数値 あり なし で検証してみました。
今回の検証で分かったことは、
・閾値が深くなること自体は直接的に勝率へ繋がらない
※閾値の値制御は加えない場合である。
・2連続到達の2本目が80/20まで深くいった場合には、短期判定の勝率は大きく上昇。その他の判定時刻になると制御前より悪い結果に。
この2点が分かったことなのではないかと思います。
実際に難平するとなったら80/20まで到達したら短期判定でエントリーなら問題ないのかなと私は思います。
そのほかのシナリオでのエントリーはNGですよ??
1つずつ検証していき、やけくそにエントリーしないようにしていきましょう!
この様にして、一つ一つパターンを明確化して、
自分流を確立していきましょう!!
《次回のバックテスト》
次回の記事からは、バックテスト内容の決定から記事を書いていきます!
なぜこの制御を加えていきたいと思ったのかを明確にして記事を書いていこうと思います。そしてそこからバックテストを取得していき結果を比較していけたらなと思います。
難平してしまうクセのある人はしっかりと今あるポイントがどんなポイントなのかを理解して進んでいきましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆さんのためになるような投稿をできるよう日々精進していきます!
閾値がいくつまで深くなったらエントリー基準として判断していいのかというのを今回の記事からでもわかったのかなと思います。
大切なのは、RSIに限らず自分のロジックに生かせるものは生かしていくという姿勢ですね!
自分のトレードスタイルにあったものを見つけて検証していきましょう!!
Twitterでも投資に関してやバックテストについての情報発信をしているので、是非チェックお願いします!
Twitter:@yuuki81600
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?