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【読書感想文】…。ぶはぁーーってなる本。「サイレント・ブレス」

せめてもの言い訳に
日課にしている
ラジオ体操をも横着し、

テレビではなく
机の上のiPadで
Youtubeを再生してやっていたら
椅子の背もたれに手の甲を
強かにぶつけたシマダです。

(超序盤)

◆サイレント・ブレス

この本は、
…。…。ぶはぁーーってなる本だ。


大学病院の総合診療科から、「むさし訪問クリニック」への“左遷"を命じられた37歳の水戸倫子。そこは、在宅で「最期」を迎える患者専門の訪問診療クリニックだった。命を助けるために医師になった倫子は、そこで様々な患者と出会い、治らない、死を待つだけの患者と向き合うことの無力感に苛まれる。けれども、いくつもの死と、その死に秘められた切なすぎる“謎"を通して、人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けすることも、大切な医療ではないかと気づいていく。そして、脳梗塞の後遺症で、もう意志の疎通がはかれない父の最期について考え、苦しみ、逡巡しながらも、大きな決断を下す。その「時」を、倫子と母親は、どう迎えるのか?
Amazonより

幾つかのお看取りの話。

また人が亡くなる話、
読んでるやん…

その名もサイレント・ブレス。

読んでいて気持ちが動きすぎて
息が詰まる感覚になるというか
息をするのを忘れかけるというか
…ぶはぁー!と、なる瞬間が何度もあった。

何しろ、今こうして感想文を
書こうとして
息が詰まるというか
筆(タイピング)が進まないというか
…はぁ。と、なっている。

というのも、ネタバレしないように
感想を書くのがすこぶる難しいからだ。

個人的には、4つ目の
ケシャンビョウという話が好きだった。

まさか、そうじゃないよね、
え、どっち?そっち?
とソワソワしていたけど、
シマダ好みの展開になっていった。
この本の中で一つだけ、
読後感が全然違った話。

**

実は、
自分の思慮の浅さが
コンプレックスだ。

物事や人の感情の機微に
自分勝手に敏感に反応するくせに
それらを俯瞰で捉えたり
深く慮る能力が足りていないと
感じる。

人のいのちに、
日々関わる仕事をしている
妹たちが神様みたいな視座の高さで
語り合うのを眩しく感じていた。

この本は、
そうした“高さ“みたいなものを
わかりやすいところまで
下ろしてきてくれる感じがした。

読んでいると
優しく、深く、しっかりと物事を
慮ることができる人の思考や感情の
動き方を聞かせてもらったような
気持ちになる。

だから、
医療小説が好きなのかもしれない。


とまあ、
そこそこ真面目な
感想文になったな。

めずらし!!

(熱があるからね)

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