リアルガチに足を使った大交渉(後編)
疲れてたのかなんなのか
コーヒー持ってベランダに
出ようとして見事に網戸に
突っ込んだシマダです。
今日は早く寝よう。
しかし、観葉植物に
コーヒーかかっちゃった。
大丈夫かな。
どうなるシマダ、
続きだよ!
聴くnoteはこちら↓
◆お天気の神様
大急ぎでコピーをとって
カウンターまで戻る。
あれっ!
シマダの荷物は?どこいった?
お兄さんんんん?!
さっきのキムタクばりの
グッドラック感は
なんだったんだぁ?!
スーツケースの中の
一張羅の行方が気になりすぎる。
カウンターのキムタクは、
コンシェルジュのお姉さんに
ベトナム語で何か話している。
すると、
お姉さんの表情がほころんだ。
おっ?
なんとスコールで
フライトが遅延!
天気の神様を味方につけた!
てってれー♪
姉さん兄さん天気の神様
ありがとうみんなぁ!!
足を使いすぎて
お腹がすいたので
バーガーキングでモグモグしつつ
申請中のビザに思いを馳せた。
満腹中枢が刺激されたら
急に楽観的になった。
いけるっしょ。
とはいえ、
さすがにこんな状況では
フライトでも落ち着いて
眠ることなんて
できないだろうなぁ。
ぐぅ。
着陸した衝撃で目が覚めた。
◆入国審査場の中心でWi-Fiと叫ぶ
空港のWi-Fiがつながらない!
ぎゃーっ!
ビザどうなった?
わたしどうすればいい?
すぐに確認したいのに。
そこへイモトのWi-Fiに
電源を入れている日本人の
ビジネスマンを発見!
Wi-Fiを貸してください!
Wi-Fiを貸してください!
快く貸してくださった。
ビザは承認されていた。
しかし次の試練が襲いくる。
◆米ドルつよし
嘘だろう、
持っていないよUSダラー!
ビザの申請に必要な金額を
米ドルで納めよというのだ。
日本を出て
ベトナムからミャンマーに
飛んできたシマダ。
米ドル、かすりもしません…
ちーーーん。
こんな状況で
フライトまで遅延した上、
なかなか出てこないので、
会社のスタッフさんが
ガラス越しに探しにきてくれた。
すごく安心して
泣きそうになったが
今はとにかくUSダラー!
イモトおじさんは
先に入国してしまい
Wi-Fiはもうなかった。
スマホの画面に
メッセージを打ち込み、
ガラス越しにスタッフさんに見せる。
1人取り残された日本人が
ガラス越しになんかやってる
怪しさ満点な姿に、
空港職員さんが話しかけてきた。
スタッフさんが
用意してくれることになった
米ドルを、
なんとかして受け取りたい。
いろいろ交渉した結果、
スタッフさんが審査場の中に
入ってくることはできないが、
手の届く場所までシマダが出る事は
できることになった。
しかしパスポートを審査官に
預けた上で、だ。
海外でパスポートが手元を
離れるのはすごーくこわい。
だけど念のため2枚とっておいた
コピーのうち1枚が手元にある。
(シマダさん、ぬかりない♡)
万が一、パスポートが手元に
戻らなくてもこのコピーを持って
何とかして大使館に行こう。
(その前にどう入国すんのよ)
結局、空港職員さんに
捕まった人みたいに連れられて、
スタッフさんと手を伸ばしあって
米ドルを受け取った。
なんのドラマだよ。
もう世界観が
セカチューとかじゃなかった。
無事入国できたのは、
ミャンマーに着陸してから
2時間後のことだった。
長かった…
ほんとに長かった。
安心したら
またお腹が空いたので
ホテルのルームサービスを
お願いすることにした。
割となんだかわからんご飯が多い。
わかるやつにしよう。
はろー、すみません
ハンバーガーくださーい。
(また?)
好きなんだよなー
ハンバーガー🍔🍔🍔
いやー、大変だったな!
でも、おもしろかったなー!!
二度とビザ忘れたくないなー!
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