見出し画像

パチンコ・スロットについて思うこと

パチンコ・スロットについて
本来ギャンブルは平等じゃないと成立しない。なぜギャンブルの中でもパチンコ・スロットは連日あんなに大人気なのか。
海外の例えばカジノであれば、基本的には9割〜9.5割くらい戻ってくる。
しかしパチンコ・スロットの控除率は40%ほどあり、つまり6割くらいしか戻ってこない。そもそも等価じゃない(東京では)なので、1万円を玉もしくはメダルに交換して1万円戻すには1.4万円くらい稼いでようやくトントン。
(余談:たしかボートレースとかも控除率40%くらい、ほぼ一緒)

あれは演出や効果音などで脳を興奮させる方法で人を釘付けにし、よりハマるよう仕組み作られている。
業界用語でいう「汁が出る」ってやつだ。
この依存性は薬物とたいして変わりないと思うのが正直な感想。

数年前まで、パチンコ・スロットの席に座ってタバコが吸えるのは当たり前だった。今でも席の左手側にはそこが灰皿だった形跡が残っている店舗は多い。
それが禁止され、今は喫煙場所に移動しないとタバコは吸えない。
施行された当初、これでパチンコ・スロットの来場者は減少するんじゃないかと思われた。
しかし今現在、正直なんの変化もない。相変わらずイベント日には人が並び、連日男女問わず人は吸い寄せられていく。
これによる僕の答えはこうだ。

パチンコ・スロットはタバコ以上の依存性がある。

座れば勝てると思い込める。今日も1/319の当たりが引けると信じている。
なんてポジティブなんだ。オレなら、ワタシならやれると信じて店に入っていく。

なぜ人生も同じように考えられない

こんなに勝てると信じて1歩踏み出すことができるのに、リスクを背負って勝負することができるのに、なぜ他のことになるとネガティブになのか。

考察:人生にはツラいことがあるから

パチンコは打ち初めから基本的に楽しい。当たらなくても演出は見せてくれるし、リーチになるとハラハラする。一喜一憂できる。
それもアナタは座ってるだけ、ボタンを押すかハンドルを回すだけ。
じつにカンタン。

それに比べて人生はツラいことも乗り越えていかなきゃいけない。怒られ流かもしれない。頭を抱えるかもしれない。騙されるかもしれない。立ったり座ったり走ったりしなきゃいけないかもしれない。
人生に比べてパチンコ・スロットってなんて楽なんだろう。

さて、別に「みんな、パチンコ・スロットなんかやめて、人生成功するまでがんばろうゼ!」なんて言いたいわけではない。
アナタの人生だ、好きに生きたらいい。今日こそは大勝ちできるかもしれない。あぶく銭を手に入れて、買いたかったアレが買える日は今日かもしれない。

申し訳ないが「どうすればギャンブルやめられる」なんてヒントは書かれていない。
頭のいいヒトや研究者たちが何年も考えて人間を依存されるために導きだした高性能マシーンに対応できる答えなんてボクにはわからない。

何度もいうが、どうするかはアナタの自由。
今日もパチンコ・スロットのお店は光輝いている。
いろんな大人がお店に吸い寄せられていく。

さぁ、アナタはどうする?


この記事が参加している募集

#お金について考える

37,763件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?