【米国株】$VGSH(米国短期国債ETF)、外貨建てMMF
VGSHは、バンガード社が発行する米国短期国債ETF(上場投資信託)です。
バンガード社は、世界最大級の資産運用会社であり、低コストで高品質なETFを数多く提供しています。投資家に人気なVTI、VTなどのETFもバンガード社の提供するETFです。
VGSHは、Bloomberg Barclays 1-3 Year Treasury Bond Indexに連動するよう設計されており、米国短期国債市場の代表的な指数の一つであるBloomberg Barclays 1-3 Year Treasury Bond Indexの運用成果を目指しています。
具体的には、残存期間が1年から3年までの米国国債を組み入れています。
米国国債は、米国政府が発行する債券であり、世界で最も安全な資産の一つとされています。
そのため、VGSHは、リスクを抑えつつ、安定的なリターンを求める投資家に人気があります。
VGSHの主な特徴は以下の通りです。
経費率が低い: 年間経費率は0.04%と、同カテゴリーのETFの中では比較的低い水準です。
流動性が高い: NASDAQ市場に上場されており、1株あたりの価格は約57ドルと、比較的安価で購入することができます。過去30日間の平均出来高1,678,732株であり、十分な流動性があります。数千万円単位のトレードでもサクサク約定します。
分配金利が高い: 2024年6月末時点の分配金利は年率4.19%と、比較的高い水準です。
VGSHは、以下の投資家におすすめです。
リスクを抑えつつ、安定的なリターンを求める投資家
インフレ対策として、債券への投資を考えている投資家
ポートフォリオの分散のために、債券を組み入れたい投資家
VGSHに投資する際には、以下の点に注意する必要があります。
金利リスク: 金利が上昇すると、米国国債の価格は下落し、VGSHの運用成果も悪化する可能性があります。
信用リスク: 米国政府がデフォルトした場合、VGSHの運用成果は大きく悪化する可能性があります。
為替リスク: 米ドル建てのETFであるため、為替レートの変動によって運用成果が影響を受ける可能性があります。
VGSHは、リスクを抑えつつ、安定的なリターンを求める投資家にとって魅力的なETFと言えるでしょう。
21年〜22年はFRBによる急激な利上げ(0%→5.5%)によって債券価格は下落しましたが、それ以外の期間ではほとんど値動きはありません。
金利が今の水準から急騰しない、FRBは政策金利を動かさない、ドル円は円高に振れないとの見通しをもつ投資家にとって、VGSHはインカムゲイン(配当金)を得る手段の一つになると考えます。
一方で2016年度より外貨建てMMFが株式との損益通算が可能となったため、値動きのない、つまり株価変動による値下がりリスクのない外貨建てMMFがより適していると考えます。為替変動による値下がりリスクはあります。
外貨建てMMFとは、マネーマーケットファンド(MMF)の一種で、投資対象が外貨建ての債券やマネーマーケット商品となっているものです。
MMFは、短期の債券やマネーマーケット商品に投資する金融商品です。
外貨建てMMFは、主に米ドル建ての商品が多く、ユーロ建てや英ポンド建てなどもあります。
外貨建てMMFの主な特徴は以下の通りです。
安全性が高い: 投資対象が短期の債券やマネーマーケット商品であるため、比較的安全性の高い金融商品とされています。
流動性が高い: MMFは、毎日取引が可能で、換金も容易なため、流動性の高い金融商品とされています。
分配金利が高い: MMFは、毎月分配金が支払われるため、安定的な収入を得ることができます。
少額から投資できる: 1万円程度から投資できるため、少額投資家にも人気があります。
外貨建てMMFは各証券会社の投信枠から購入が可能です。米ドル建てのMMFがVGSHの上位互換となります。
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