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【決算】アルファベット(GOOG)FY24Q1

アルファベット(GOOG)が決算発表しました。

【概要】
⭕️EPS $1.89 vs 予想 $1.50
⭕️売上高 $805.4億ドル vs 予想 $787億ドル
前年同期比+15%

サーチ部門+14%
Youtube+21%
ネットワーク部門-1%
クラウド+28%

〈所感〉
良い決算でした。売上高成長率が加速していることも良い印象を受けます。広告事業が好調であることに加えて、AIによってクラウド部門の成長が加速しています。また、AI課金サービスのロードマップも明確であり、将来の成長への期待もできます。AIによる恩恵を受けていることが明らかとなった決算であり、時間外で株価が急騰していることから、GOOGはNVDA、MSFTに続くAI銘柄であると投資家は認識を改めたと考えます。来期の設備投資は今期と同等かそれ以上になるとの発言から、GAFAMが主導するAIブームはまだ続くことが伺い知れます。

【決算コール】
AIは上手くいっている
「私たちはすでに、開発者や企業の顧客がGemini 1.5を熱狂的に受け入れ、さまざまなことに使用しているのを目にしています。」

AIによって強化されるサービス
「私たちは、Pixel、Photos、Chrome、Messageなどに多くの新しいAI機能をもたらしました。また、AndroidのGeminiアプリとiOSのGoogleアプリを通じて、GeminiとGemini Advancedの進展が見られることにも満足しています。」

●コストには細心の注意を払う
「コスト基盤の再構築に向けた長期的な取り組みにも
引き続き注力していきます。この取り組みの成果は、
営業市場に反映されています。私たちは引き続き人員の増加を管理し、最優先分野にチームを配置していきます。これにより意思決定を迅速化し、階層を減らし、
適切な分野への投資を可能にしています。チーム以外にも、私たちはコスト構造、調達、効率性に非常に重点を置いています。」

AI課金サービスの道筋は明確
「私たちは、広告やクラウド、そしてサブスクリプションを通じたAIの収益化への明確な道筋を持っています。
GeminiモデルをPerformance Maxに導入するなど、広告主を支援する新しいAI機能について、フィリップが詳しく説明します。Googleのクラウド事業は、世界中の企業のお客様や組織にGoogle AIの最高の機能を提供することで成長を続けています。また、Google Oneの有料会員数が1億人を突破しました。また、第1四半期には、ジェミニ・アドバンストによる新しいAIプレミアムプランを導入しました。」

AIによる恩恵
「グーグル・クラウド部門に目を向けると、AIからの寄与が増加したGCPの大幅な伸びと、主に1シートあたりの平均収益の増加に牽引されたグーグル・ワークスペースの力強い伸びを反映して、当四半期の売上高は96億ドル、28%増となった。」

強気の見通し、そして高水準な設備投資
「2024年通年のアルファベット営業利益率を2023年通年比で拡大させることができると考えています。設備投資に関しては、第1四半期の設備投資額は120億ドルと報告されており、今回も技術インフラへの投資が大半を占めています。ここ数四半期における設備投資額の前年同期比での大幅な伸びは、当社の事業全体にAIがもたらす機会に対する自信を反映したものです。今後については、現金支払いのタイミングによって四半期報告される設備投資額が変動する可能性があることを念頭に置きつつ、年間を通じて四半期ごとの設備投資額はほぼ第1四半期の水準かそれを上回ると予想しています。」

配当開始、自社株買い
「資本還元プログラムに1株当たり0.20ドルの四半期配当を追加し、さらに700億ドルの新規承認と自社株買いを実施できることを大変喜ばしく思います。」

https://seekingalpha.com/article/4686483-alphabet-inc-goog-q1-2024-earnings-call-transcript


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