モテるためには実践論

さて、どうでもいい文章の続きですけど。

六本木でナンバーワンだったというホストくんと話したことがある。

彼に「あのサラダを取って」というとパッと振り向いて、すごくうれしそうに「これいれる?エビいれる?このくらい?」とサラダを取り分けてた。

単なる友人の誕生会の二次会的飲み会の居酒屋で、ホストクラブではなくて(残念ながら未体験)、彼がどんな人か知らず、たまたま隣に座っていた人にお願いしただけだと思っていたので、その態度にいたく驚いた。

それまで顔も見ていなかったのだけど(反対隣の人と話していたせいもある)、そりゃ悪くないけどちょっとかわいらしいタイプ、ジャニーズっぽい感じ。関西なまりが時々出てくる。

それにしても、サラダを取るのを頼んだだけで、あんなにうれしそうにされたのはじめてです!

で、あーこりゃナンバーワンとるわな、と思いました。

だってさ、仕事でもない男友達のバカ騒ぎ誕生会に飲みに来ただけっていう状況なのに、サラダ取り分けるのを頼まれたら「サラダね!とる!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*パァァアァァアアアアァ」って顔をしちゃうんだよ。

たぶん、私だけじゃなくて、分け隔てなく女の子に優しい。
特にお気に入りの子には、二倍に優しいし、幸せそう。小犬だったら尻尾ちぎれそうに振っているし、嬉しくて飛び跳ねちゃってる。


キャバ嬢で高級マンションを購入してもらう子もちらっと見たことがある。
(その高級マンションの受付の仕事をしていた)

受付嬢の間でもその子は有名だった。
「○○○号室、買ったお客さん、キャバ嬢に買ってあげたらしいよ」
「えー、いくらだっけ?3000万?」
「そう、あの安いほうのエリアの部屋」
「でもさー、安いっていっても部屋だけじゃないでしょ。家具とか買わないと」
「それも買ってもらうんじゃない?」
「買ったの誰?」
「この人。年商は5億だって。まあ、ギリギリ査定通ったかな。アミューズメント系だし」
「でもキャバ嬢すごくいい子だよ」

すごくいい子だよ、と言われるキャバ嬢。
どんな子かと思ったら、つけまつげびっしり、ギャルギャルしい髪型にデコデコネイル。
パトロンの事を「じーじ」と呼び、「うっそ、ちょーうれしいー!!!」みたいな声が商談席から聞こえる。

でも、彼女がすごいのは、商談スペースに案内する時に廊下の末席でお出迎えしていた壁の模様みたいになっていた私にまでにっこり笑いかけていったという事だ。

嘘くさい笑い方ではなくて、「お世話になります、よろしくお願いします」的な、比較的体育会系ノリのあるサービス業で、声は出せない状況だけど最大限丁寧に敬意を払う意味での笑顔、みたいなものがあるけど、それだった。

あ、これはじーじも持っていかれたな、と思いました。


モテるという意味で凄腕のケースは、とにかく分け隔てなく人間に優しい。

そして関わることを喜んでいるのが露骨にわかるほど、地位の上下や持っているもので判断しないでフラットに、損得なしで嬉しそうにしている。

人がしてくれたこと(それは依頼であっても、単純にそこにいたという事だけであっても)を喜ぶことで、まわりに「あの子が喜んでくれた」という喜びを与えてくれる。人を喜ばせるという喜びを思い出させてくれる。


あーー、すごいなー。と思った次第です。


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